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2005年1月 1日 (土)

リトル・フィート『Dixie Chiken』

このブログに訪れてくださる皆さん、新年あけましておめでとうございます。
本年も昨年同様、ご愛顧よろしくお願いいたします。

さて、新年一発目のエントリーだが、今年は酉年という事で、鶏にちなんだものにしたい。鶏がタイトルについているアルバムとして、僕がすぐに思い浮かべるのが、ライ・クーダーの『Chicken Skin Music』とリトル・フィートの『Dixie Chiken』。どちらも、アメリカのルーツミュージックをベースにした名盤である。前者がブルーズ、テックス・メックス、ハワイアンなど様々な要素を取り入れた名作であるのに対し、後者はニュー・オリンズへの深い愛情から生れた名作である。今回は最近あまり名前を聞かなくなったリトル・フィートの方を取り上げることとしたい。

dixie_chiken
Dixie Chicken(試聴可)

リトル・フィートは、元々フランク・ザッパマザーズ・オブ・インベンションに在籍したギターのローウェル・ジョージとベースのロイ・エストラダ、そしてキーボードのビル・ペインとドラムスのビル・ペインが中心になり作られたバンドである。このアルバムではロイ・エストラダは既に脱退している。

ドラムのリチャード・ヘイワードとベースのケニー・グラッドニーの作り出すリズムに、ローウェル・ジョージのスライドギターとビル・ペインのピアノが粘っこくからみつく。この手の音楽をセカンドライン・ファンクと呼ぶが、ニューオリンズ独特のグルーヴが実に気持ち良い。

'73に発表された『Dixie Chiken』は、彼らの音楽を骨の隋まで堪能できるアルバム。1曲目の「Dixie Chicken」からレイドバックしたリズムが(意味的にはおかしいが)ピタッと決まっている。実に気持ち良い。「Two Trains」は、ブラックミュージックのファンクネスとはまた違うファンクを味わえる曲。「Fat Man in the Bathtub」などを聴くと、彼らのミュージシャンとしての腕前がどれほど凄いか分かる。

今では、この手の音楽を演るバンドが少なくなったが、エアロ・スミスではなくこういうバンドも「これぞアメリカン・バンド」であることを若い人達には知って欲しいな。
#いかん、年より臭い発言だ。

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コメント

あけましておめでとうございます。昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。
ビル・ペインのキーボード、好きだったんですよ。特にオルガン・プレイが絶妙のセンスで。
私がトリで思い出すのはカタロニア民謡の「鳥の歌」とか、ジャコ・パストリアスの「チキン」ですね。

投稿: サンタパパ | 2005年1月 1日 (土) 19時26分

サンタパパさん、こんばんは。
ジャコパスはアルバム『ジャコ・パストリアスの肖像』しか持っていないので、「チキン」がどのような曲なのかは分かりませんが、きっと凄い曲なんでしょうね。
「鳥の歌」は、負け犬女優杉田かおるが歌っていたものしか知らないんですが、全然関係無いんですよね。
カタロニア民謡をご存知なんてサンタパパさんスゴイですね。

投稿: getsmart0086 | 2005年1月 1日 (土) 21時31分

あけましておめでとうございます。
今年も時々コメントしたりしますので、どうぞよろしくおねがいします。
『Dixie Chiken』、持ってますよー。最近めっきり聞かなくなったけど、一時期ニューオルリンズって、自分の中ではかなりチェックしてたキーワードであり、地名でした。まあ、スタートは「ボ・ガンボス」だったりするのですが。

セカンドラインのリズムと転がるようなコッテコテのピアノが、気持ちよくて好きです。つい年寄り臭い発言をしたくなる気持ちもよくわかる私も年寄りなわけで。

今度はぜひ、ライ・クーダーのチキンも取り上げてください。

投稿: Umiko | 2005年1月 3日 (月) 02時13分

Umikoさん、あけましておめでとうございます。
ボ・ガンボスはファーストだけしか聴いていないのですが、いいバンドでしたね。
アメリカ本土は仕事で2回ほど行っただけですので、ニューオリンズって行ったことないんです。色々なミュージシャンが憧れを持つ土地ですので、是非一度足を運んでみたいと思ってます。

投稿: getsmart0086 | 2005年1月 3日 (月) 14時43分

>エアロ・スミスではなくこういうバンドも「これぞ
>アメリカン・バンド」であることを若い人達には知
>って欲しいな。

って、おっしゃる通りでございます。別に
エアロが悪い訳じゃないですよ、ホントに(笑)
おやG同盟より。

投稿: ち~旦 | 2005年1月 3日 (月) 22時58分

あ、私もこの記事に触発されて
濃い記事を書いてしまいました。
読んでやってください。
http://mv335.cocolog-nifty.com/vivavynal/

投稿: ち~旦@触発 | 2005年1月 3日 (月) 23時00分

はじめまして、ち~旦さん所からきました北さんともうします。宜しくお願いします。
フィートは好きで良く聴きます。この正月もこのアルバムとWaiting For Columbusを帰省の車のなかで繰り返し聞いてました。(^^
ボク個人的にはローウェル・ジョージが一番好きなスライド使いです。(おそらくはオールマンよりも・・)
ライブのクオリティーの高さにはぶったまげます(^^;

投稿: 北さん | 2005年1月 4日 (火) 03時41分

>ち~旦さん、こんばんは。
濃いエントリー読ませて頂きました。すごいご友人をお持ちですね。感心してしまいます。それと、僕のサイトはリンクフリーなので、必要な時は気がねなくリンクして下さい。

>北さん、こんばんは。
元々それほど多くないリトル・フィート・リスナーが最近はめっきり少なくなっているのは悲しい限りですが、いい音楽を後世に伝えていくのも年配者の務めと思い、エントリーしてみました。それにしても、彼らのアルバムをリピートするなんて今となっては希少人種ですよ。いいことだと思います。

投稿: getsmart0086 | 2005年1月 4日 (火) 22時24分

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