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2007年3月24日 (土)

ノラ・ジョーンズ『Not Too Late』

Not_too_late
Not Too Late(試聴可)

このアルバム、買ってから1ヶ月くらい全く聴いてませんでした。合わせて買った他のアルバムは聴いていたのですが、何故だか手に取らなかったんです。可愛いから放置プレイして虐めてやろうと思ったのかも知れません。

2週間位前に、「許して下さいご主人様。どうか私を聴いて下さい。」とジャケットの彼女が訴えかけてきたので、最近車の中で可愛がっています。

さて、このアルバムですが、前2作とはかなり違いますね。以前の延長線上にある曲は、シングルカットされている「Thinking About You」くらいでしょうか。当然、どの曲も彼女の優しいハスキーヴォイスが聞こえてくるので、一聴で彼女の曲だと分かる曲ばかりですが、曲がかなりシンプルになったのと、カントリー色やブルーズ色が強くなってます。

これまでのアルバムは、艶やかでキラキラした感じでしたが、この『Not Too Late』には、ほとんど煌めきのようなものを感じません。これは前2作を担当した名プロデューサーアリフ・マーディンが昨年他界したため、今作では参加していない事が大きな要因のような気がします。

ちょっと否定的にも取れる表現をしてしまいましたが、実はこのアルバム好きです。というか、このアルバムの方向性が好きだと言ったほうがいいかも知れません。

Sinkin' Soon」や「My Dear Country」は、僕の大好きなトム・ウェイツの曲のような雰囲気があって、彼女にとっては新境地的作品だと思いますが、こういう曲に彼女にハスキー・ヴォイスが合うんですよ。まだトム大先生には敵いませんが、たぶん経験をつめばもっといい感じになると思います。

Wake Me Up」や「Be My Somebody」は、エディー・リーダーのカバーと言われたらそのまま信じてしまいそうな曲です。たぶんエディー・リーダーが歌った方がもっといい味がでると思いますが、きっと将来もっと進化するに違いありません。

Broken」は、ニック・ドレイクロン・セクスミスのようなちょっと暗めの雰囲気を持つ曲ですが、もう少しヴォーカルの完成度を高めればかなりいい線いくと思います。

ということで、結論から言えば完成度としては今一歩だとは思ってますが、新しい彼女の方向が見えてきたような気がするアルバムです。

セールス的には前2作には及ばない結果となるんだろうと勝手に予測していますが、このアルバムは、将来において彼女の変化が始まったアルバムとして記憶されるアルバムになる気がしています。

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コメント

>可愛いから放置プレイして虐めてやろうと思ったのかも知れません。

さすが変態趣味!でも私も買ってから聴いていません。紙ジャケットぽかったから・・・

車の中で可愛がりまくります、、、へへへ。

投稿: ぷくちゃん | 2007年4月 1日 (日) 14時57分

ぷくちゃん、こんばんは。

最近紙ジャケにはまっているようですね。

車の中でたっぷり可愛がってあげたら、「eclipse的な独り言」でそのプレーの一部始終を克明に報告して下さい。

投稿: getsmart0086 | 2007年4月 1日 (日) 20時48分

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