2004.09.26

シャーデー『Diamond Life』

ここ2週間くらい風邪をひいていて咳が全然止まらなくなっており、体調が絶不調だったためにブログの更新を怠ってしまっていた。体調が少し良くなったので久々のエントリーを。

シャーデーのデビューアルバム『Diamond Life』は僕が18才の時に発表されたアルバムであるが、最初に聴いた時の印象は、「大人の音楽」であった。最初にシャーデーをMTVで見たのはデビュー曲の「Your Love Is King」だったと思うが、サックスの艶かしいイントロと、シャーデー・アドゥの分厚い唇とそのたたずまいに大人の女性の色気を感じた。ヒットした「Smooth Operator」も同様に大人の恋愛を感じさせる曲で、「こういう曲を聴いていると大人の仲間入りできるかも」なんて思ったものだ。

僕はこのアルバムには実に世話になった。アルバムリリース後の数年間は女の子を部屋に呼んだ時や夜のドライブのBGMとしてよく使っていた。今考えると下心見え見えでやな感じてはあるのだが、当時は若かったので大人の自分を演出する小道具として最適だと思っていた。同世代の男性で僕と同じような使い方をしていた人は5万といると思うが、どうだろうか。

こんな不純な動機で聴き始めたアルバムではあるが、このアルバムは今でもたまに聴く。ロビン・ミラーのプロデュースのおかげだと思うが、全体を覆うJAZZYテイストとシャーデー・アドゥのボーカルの魅力がマッチしていて、全体としてまとまりのある魅力的なアルバムだと思う。先に掲げた曲は今でも好きな曲だし、アルバムのラストを飾る「Why Can't We Live Together」も良い曲だと思う。オルガンの音の微妙な揺れが、心の揺れ具合を表しているようで、非常に切ない気分にさせてくれる佳曲だ。クレジットを見てみると、この曲だけ作曲・作詞が彼らではないので誰かのカバーではないかと思うが、誰のカバーなのかは僕は知らない。

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2004.09.18

夏に聴きたい曲

music8089さんのブログで80年代の洋楽で夏に聴きたい曲の人気投票を行っている。1人2曲を選曲するということなので選んでみた。

夏と言えばラテンミュージック。80年代のラテンミュージック界の最大のヒット曲と言えば、グロリア・エステファン率いるマイアミ・サウンド・マシーンの「Conga」だろう。ラテンミュージック独特のピアノの使い方と、パーカッションを前面に押し出したリズム。夏真っ盛りに聴くにはもってこいの曲だと思う。

もう一つ選ばなければならないが、ここは少しひねってアンテナの曲を選んでみたい。彼女の'88のアルバム『On the Summer Night』から「Romancia Del Amor」という曲。この曲は往年の名女優リタ・ヘイワースの波乱万丈な人生について歌った曲。ラテンのリズムに乗せてフランス語訛りのある英語と、アンテナ独特のしっとりした雰囲気で歌っているので、暑い夏の深夜に聴くにはピッタリだと思う。

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2004.09.11

驚異のドラマー スティーヴ・ガッド

最近車に乗せているCDは次の5枚。
スタッフStuff
リー・リトナーThe Captain's Journey
アル・ジャロウThe Best of Al Jarreau
矢野顕子ひとつだけ/the very best of akiko yano
スタイル・カウンシルThe Singular Adventures of the Style Council

この内、スタカン矢野顕子以外の3枚はスティーヴ・ガッドがドラムスを担当している曲がある。スタッフは当然全部だし、リー・リトナーの『The Captain's Journey』も全て、アル・ジャロウは半分くらい彼が担当している。意識して選んだつもりはないのだが、彼の活躍はすごいと言う他ない。

20年くらい前、NHKで1時間くらいの彼の特集番組をやっていた。タイトルは「驚異のドラマー スティーヴ・ガッド」てな感じだったと思う。70年代中期以降の彼は膨大な量のアルバムに参加しているので、ミュージックシーンの中心人物の1人であることは間違いないが、NHKで特番が組まれるって本当に凄い事だと思う。この番組の詳細は憶えていないが、ただただ彼のテクニックに感心するばかりであったことは憶えている。

以前、NHKアーカイブスでキッスのライブを再放送していたが、この番組も再放送してくれないかな。

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2004.09.07

ヴァン・ヘイレン『Van Halen』

SYUNJIさんのブログヴァン・ヘイレンについて書いていたので、納戸にしまってあったカセットテープをひっばり出して聴いてみた。取り出したのは彼らのファーストアルバム『Van Halen』。昔はかなり聴いていたが、たぶん10年以上は聴いていなかった。

久々に聴いたが、僕の好きな頃のヴァン・ヘイレンの良さが爆発しているようなアルバムである。1曲目の「Runnin' With The Devil」からドキドキさせ、当時のギター小僧を仰天させたライトハンド奏法の「Eruption」で一気にボルテージを高めてくれ、そしてキンクスのカバー「You Really Got Me」で最高潮に達する。キンクスでは確かスタジオ・ミュージシャンだった頃のジミー・ペイジがギターを弾いているという話を聞いた事があるが、このカバーはオリジナルに負けず劣らずカッコよいギターを聴かせてくれている。

僕にとってヴァン・ヘイレンは、もちろんエディー・ヴァン・ヘイレンのギターも魅力的だが、ディヴィッド・リー・ロスのボーカルがそれ以上に魅力的だ。「I'm The One」なんて、「パッパラッ ジュビドゥワッ ボボボボン パッパラッ ジュビドゥビドゥビドゥワッ 」なんていうハードロック/ヘビーメタルでは考えられないコーラスをいれたり、「Ice Cream Man」では、50年代風のロックンロールを実に楽しげに歌ってくれる。彼の持つエンターテイメント性なくしてヴァン・ヘイレンの成功はなかったと思う。

ベースのマイケル・アンソニーエディーのウェストコーストのバンドらしいコーラスも、実にシンプルではあるがツボを押さえているので僕は結構好きで、これも彼らの大きな魅力だと思う。

話は変わって、実は僕はサミー・ヘイガーがあまり好きではない。よって、彼が加入した後のヴァン・ヘイレンは全くと言っていいくらい聴いていない。先日wowowでやっていたヴァン・ヘイレンの特集番組を録画していたので見たが、サミー・ヘイガー加入後の曲はどの曲も20秒くらいで耐えられなくなったので早送りしてしまった。K-1のジェロム・レ・バンナのような顔と彼のボーカルスタイルがどうも好きになれない。最近、彼はヴァン・ヘイレンに復帰したようだが、僕はディヴィッド・リー・ロスに戻って欲しいと切に願っている。

ところで、ディヴィッド・リー・ロスは今なにをやっているんだろう?

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2004.09.04

エブリシング・バット・ザ・ガール『Acoustic』

エブリシング・バット・ザ・ガールが'92にリリースした『Acoustic』はタイトルどおり自分たちの曲と他のアーティストのカバー曲をアコースティックアレンジで演奏したもの。前半がカバー曲、後半がセルフカバーとなっている。彼らのアルバムの中でも僕の中では人気上位に位置しており、愛聴盤となっている。

カバー曲で好きなのは、ブルース・スブリングスティーンの「Tougher Than The Rest」、シンディー・ローパーの「Time After Time」、エルビス・コステロの「Alison」。「Tougher Than The Rest」はベンワットのギターストロークも耳に心地よく、またコーラスも美しすぎるくらい美しい。「Time After Time」は、シンディー・ローパーのオリジナルより、こちらの方が僕は遥かに好きだ。トム・ウェイツの「Down Town Train」のカバーもあるのだが、僕はトム・ウェイツの大ファンでもあるので、こちらはやはりオリジナルに軍配を上げたい。

セルフカバーもどれも良く、僕はあまり好きではないアルバム『The Language of Life』からの「Driving」や「Me and Boddy D」もこのアルバムのものは好きだ。アコースティックアレンジにすると、僕の大好きなトレーシー・ソーンのボーカルの深みが一層際立つからだろう。セルフカバーで一番好きなのはアルバムのラストに収録されている「Fascination」。これはライブ録音なのだが、ボーカルをとても広がりのある音で録音しているので、彼女の息遣いや破裂音の唇の震えなどもはっきりと感じられ、彼女がそこで歌っているかのようである。告白すると、深夜この曲を聴いていたときに何度か少し涙が滲んできたことがある。

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2004.09.02

ハリエット

CDラックを眺めていたら随分長い間聴いていないCDが目にとまった。ハリエットの'90発表のデビューアルバム『Woman to Man』だ。当時UKソウルシーンに現れた期待の大型新人だったので買ってみたのだが、内容は期待を裏切らないものだった。とにかく彼女のボーカルは懐が深く、ダンサブルなナンバーからスローバラードまで見事にに歌い上げている。

ファーストシングルの「Temple of Love」はミディアムテンポのソウルナンバーで、スマッシュヒットしたと記憶している。僕のお気に入りはタイトル曲の「Woman to Man」。イントロが井上陽水の「リバーサイド・ホテル」に少し似ている怪しい雰囲気の曲。バンドが入っているような昔のキャバレーで歌ったら見事にはまるような粘っこく力強いボーカルが曲の雰囲気にあっており、結構好きだったので昔繰り返し聞いていた。

ただし彼女はちょっと器用貧乏的な所もあり、色んな曲をそつなくこなしているのだが飛びぬけたところがないというのも事実。なので、僕も買った当時は聴いていたものの、それ以降今日聴くまで10数年はお蔵入りさせていた。

このアルバム以降彼女の作品を買っていないので、その後どのようなアルバムをリリースしているのかamazon.co.jpで調べてみたのだが、このアルバム以外全く出てこない。念の為にamazon.comでも調べてみたのだが同様。ライナーノーツは中川五郎が書いており彼の評価も極めて高く、また当時の音楽雑誌の評価もかなり高かったと記憶しているのだが、何故このアルバム以降リリースしていないんだろう。

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2004.08.30

スタン・ゲッツ『Captain Marvel』

後にリターン・トウ・フォーエバーを結成することになるチック・コリアスタンリー・クラークアイアート・モレイラが参加したスタン・ゲッツの'72のアルバム『Captain Marvel』。当時上り調子の若手のミュージシャンを率いて、スタン・ゲッツが堂々とした吹きっぷりを見せている。

一番のオススメは「La Fiesta」。この曲を聴いていると、血生臭く、華麗で、熱狂的なスペインの闘牛の様子が頭に浮かんでくる。このアルバムはほとんどがチック・コリアの作曲で、ラテンフレーバーたっぷりなのだが、この曲が一番濃い。濃縮還元では無く、生絞りという感じ。

もうすぐ秋の足音が聞こえてきそうな時期になってきたが、夏の暑い日々に聴くにはもってこいのアルバムである。

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2004.08.29

「More than a feeling」はオリジナルではなかった

最近、日産エルグランドのCFでジャーニーの「Don't stop Believin'」が使われている。非常に懐かしい。以前にも「Open Arms」が使われていたと記憶していたので、日産のサイトを調べてみて驚くべきことを発見した。

少し前に使われていたボストンの「More than a feeling」はオリジナルではないと書いてあるではないか。演奏はスタジオミュージシャンと書いてあるが、僕はてっきりオリジナルの音だとばかり思っていた。CMのためにリマスタリングして綺麗な音に仕上げて使っていたと思っていたのだが、スタジオミュージシャンを使って再録音していたとは凄い力の入れようだ。

確か、映像の右下に「♪BOSTON」と書いていたと思うのだが記憶違いかな。それとも問い合わせがあまりにも多いのであえて書いていたのかな。いずれにせよ、よく出来ているカバーであることには間違い無い。

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2004.08.28

着信音に「Say it」

新しく携帯電話を買ったので、着メロを設定した。着うた対応機種なので、正確に言えば着うたを設定した。非常に悩んだのだが、取り敢えず今はスタイル・カウンシルの「My Ever Changing Moods」にしてある。メール受信時はジョン・コルトレーンの「Say it」だ。うちの奥さんにメール受信時の着信音を聴かせると、「怪しいから止めてくれ」と言われてしまった。確かに、スローなサックスのメロディーは怪しい雰囲気はあるが、いいじゃないか。好きなんだから。

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2004.08.24

レッド、ホワイト&ブルーズ

先日wowowで「レッド、ホワイト&ブルーズ」を放映していた。ブルーズ生誕100年を記念して作られた「ザ・ブルーズ」シリーズのうちの一つである。内容はイギリスにどうやってブルーズが伝えられそして発展して行ったか、ミュージシャンのインタビューをメインに描いている。

出演しているのは、ジョン・メイオールヴァン・モリソンエリック・クラプトンジェフ・ベックスティーヴ・ウィンウッドエリック・バートンクリス・ファーロウピーター・グリーンミック・フリートウッドロニー・ドネガントム・ジョーンズなどなど。彼らがどういう風にブルーズに触れ、影響を受けて行ったのかインタビューを通して克明に伝えている。インタビューの合間に、アビーロードスタジオに集まった、トム・ジョーンズヴァン・モリソンジェフ・ベックなどがブルーズを演奏するシーンが何度が挟まれている。正直、「何故トム・ジョーンズがボーカルをとっているんだ」と思ったが、何曲か聴いているとこの人のベースもやはりブルーズだということが良く判り、キャスティングにある意味納得してしまった。この他にも、マディー・ウォータースブッカーT&ザMG’sなどの演奏シーン映像もある。

ラストの方で、BB・キングが「白人がブルーズを広めてくれることは非常にいいことだ。白人が聴いてくれないとメジャーにはなれない」という感じの発言をしていたのだが、この発言に当時の人種差別を想起させられ、非常に複雑な思いで見てしまった。

まだ見ていない方の為にこれ以上内容についてあまり多くは書かないが、音楽史を語る上でブリティッシュブルーズは外せないので、この映画は貴重な資料映像だと言え、音楽ファンは必見だろう。ただ、出てくるミュージシャンの顔と名前とその音楽がある程度分かってないとインタビューの繋がりが判りづらく、見るためにはある程度の知識が必要とされるので、先に挙げた名前でエリック・クラプトンしか知らないというような方は気をつけた方が良い。

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2004.08.21

スティーヴィー・サラス カラーコード

先日エントリーしたビーバス&バットヘッドのサントラの隣に、スティーヴィー・サラスのアルバムが何枚か鎮座していたのでファーストアルバムである「Stivie Salas Colorcode」を久々に聴いてみた。ちなみにカラーコードはバンド名。このアルバムは'90年にリリースされたアルバム。この頃、レッド・ホット・チリ・ペッパーズリヴィングカラーフィッシュボーンなどハードロックとファンクやヒップホップを合わせたような音楽をミクスチャーロックと呼んでいたが、このバンドもミクスチャーロックと呼ばれていた。

僕はミクスチャーロックのギタリストの中では、このスティーヴィー・サラスが一番好きだった。彼の持つ独特のリズム感が、黒人が作り出すファンクのグルーヴでもなく、白人バンドのファンクミュージックでもない、彼ら特有の個性を発揮していた。彼はネイティブ・アメリカンの血を引いているらしいが、そういう事も関係しているかもしれない。彼は独特のファンキーなリズムセンスを持っているギタリストなので、Pファンクとも一緒に演ったことがある。

彼がデビューしたとき、ジミ・ヘンドリックスの名前を引き合いに出されることが多かったが、このデビューアルバムでもジミヘンの曲に似たフレーズを聴くことができる。僕が好きなのは「The Hader They Come」と「Indian Chief」。前者は王道のミクスチャーロックで、ファンキーなギターリフが飛びっきりカッコいい。後者は彼らの曲にしては静かな小作品なのだがイントロの独特のリズムで奏でられるギターに彼のセンスの良さが覗える。ジミヘンの「Castle Made of Sand」に「Indian Chief」というフレーズが出てくるが、僕はこの曲はジミヘンに捧げて作ったのではないかと思っている。

ジミ・ヘンドリックスのようなプレイ」と紹介されるギタリストは数多くいたが、彼はそういう形容詞をつけてもまっく違和感の無い素晴らしいギタリストであると思う。

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2004.08.19

ビーバス&バットヘッド

僕は、夏にはTシャツと短パン姿で寝ているのだが、その時によく着ているのがビーバス&バットヘッドのTシャツ。10年くらい前にMTVを見ていた人にはなつかしいビーバス&バットヘッド。そう、「HUH-HUH-HUH-HUH HUA」と無気味に笑い、ベビメタやラップには「Cool」を連発し、ユーロビートなどはPVを途中で消してしまう、あの2人組みの悪ガキである。

僕は彼らの初主演作である映画「BEAVIS AND BUTT-HEAD DO AMERICA」のサントラを持っている。当時、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの大ファンであったので、彼らが参加しているこのサントラを買った。このサントラに参加しているのは、ビーバス&バットヘッドが好むかなりヘビーなヤツら。アイザック・ヘイズ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、LLクールJ、ホワイト・ゾンビ、ランシド、オジー・オズボーン、ノー・ダウト、AC/DCなどなど。

アイザック・ヘイズはテーマソングを担当しているが、これが「黒いジャガーのテーマ」にそっくりでワウワウギターと女性コーラスの絡みがクール。レッチリオハイオ・プレーヤーズの「Love Rollercoaster」をカバーしている。オジー・オズボーンは、いつもと変わらないオドロオドロシイ「Walk on Water」という曲を演っている。唯一古い曲がAC/DCの「Gone Shootin'」という曲。ビーバス&バットヘッドはAC/DCのTシャツを着ていたので、彼らを書いたマイク・ジャッジはよっぽどAC/DCのだろう。今日、7年ぶりくらいにこのアルバムを聞いたが、アイザック・ヘイズのテーマソングとAC/DCの曲は抜群にかっこいい。

ラストを飾るのは、エンゲルベルト・フンパーディンクという人の「Lesbian Seagull」という曲。このアルバムのラストを飾るにふさわしい、まったくふざけた曲だ。

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2004.08.18

「エレファントマン」のサントラ

僕が最初に見たデビット・リンチ監督の作品は「エレファントマン」だった。確か中学2年だったと思う。19世紀末に実在したジョン・メリックの悲しくそして残酷な彼の人生を描いたヒューマンドラマである。多感な時期に見た映画でありかなりのショックを受けたので、彼が映画の中で最初に発した言葉「My name is John Merrick.」は、今でもハッキリと覚えている。

この映画のサントラはなかなかCD化されなかったのだが、'99にようやくCD化され、僕も数年前に入手した。この映画は奇才デビット・リンチが作り出した映像もインパクトがあったが、ジョン・モリスの手掛けた音楽も良かった。特に「メインテーマ」はよくできている。テレビ番組でもよく使われるもの悲しいメロディーが彼の数奇な人生をよく表現していて涙を誘う。映画のラストにはサミュエル・バーバーの「弦楽のためのアダージョ」が、彼の人生の締めくくりを飾っている。この曲は、映画「プラトーン」でもウィリアム・デフォーがベトナム兵に撃たれながら死んでいくシーンで使われている。アメリカでは追悼曲として葬儀の際によく使われるらしい。

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2004.08.15

マサ子さん「雨にヌレテモいーや」

ここ数日随分前に買った60年代と70年代のヒット曲のコンピ盤をよく聴いているのだが、その中にB.J.トーマスの歌う「雨にぬれても」が収録されている。アメリカンニューシネマの傑作である「明日に向かって撃て! 」でポール・ニューマンとキャサリン・ロスが野原で楽しそうに自転車を乗っているシーンで使われているバート・バカラックの名曲である。

この曲を聴くと、必ず思い出すバンドがある。それがマサ子さんである。15年ほど前だったと思うが、いかすバンド天国(通称、いか天)という深夜番組に出てきたバンドで、今で言う不思議ちゃん的女の子がボーカルをつとめていた。このバンドが「雨にぬれても」をベースに「雨にヌレテモいーや」という曲を歌って完奏した。年末か年始にいか天の特番ライブをやっていたが、これにも出演していたので、当時はそれなりに人気があったんだと思う。バンドブームと深夜番組という組み合わせの妙で人気がでたバンドであるので、ブームが去った後はすぐに解散したと記憶しているが、彼女は元気にしているんだろうか。

いか天出身のバンドで今最も有名になったのはBIGINだと思うが、その他にも惜しまれつつも解散してしまったブランキー・ジェット・シティーフライング・キッズなど結構いいバンドがこの番組から出てきた。先日会社の同僚とカラオケに行ったとき同年代のヤツが歌ったたまの「さよなら人類」が非常に懐かしく感じられた。

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2004.08.14

「レザホア・ドッグス」のサントラ

最近、タランティーノの初監督作である「レザホア・ドッグス」のサントラをよく聴いているが、このサントラはいつ聴いても良く出来ていると感心する。2作目である「パルプ・フィクション」のサントラも好きだが、こちらのサントラの方が、曲間のラジオDJのMCや、映画中のセリフが絶妙に配置されていて、映画のセンスの良さをうまく再現している。

収録曲は、日本でもウィスキーのCFでも使われたジョージ・ベイカー・セレクションの「Little Green Bag」や、同じく何のCMだったか忘れたが同じくCFで使われていた「ウガチャカ ウガウガ」というフレーズが印象的なブルー・スウェッドの「Hooked On a Feeling」などがあるが、僕が一番好きなのはスティーラーズ・ホイールの「Stuck in the Middle With You」。この曲は、椅子に縛り付けられたまま耳を切られてしまうあのリンチシーンに使われているのだが、この曲に乗ってリンチを楽しむシーンは、キューブリック作の映画「時計仕掛けのオレンジ」の「雨に唄えば」を歌いながらリンチするシーンへのオマージュではないかと思っている。

しばらく見ていないので、またこの映画見たくなってきた。

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2004.08.10

Great Tommy Emmanuel

以前のエントリーで書いたトミー・エマニュエルの3枚組のボックスセット『Great Tommy Emmanuel』を2ヶ月ほど前に購入した。オリジナルアルバムは『Midnight Drive』しか持っていないので、他のアルバムの音がどんなものか知りたかったのと、3枚組で2000円を切る値段だったのでかなりお得だと思い購入した。

収録曲が40曲くらいあり、曲によってかなり雰囲気が違うので、たぶん初期の作品から最近の作品まで幅広く収録されているのだと思う。「たぶん」と書いたのは、このボックスセットには曲に関する情報がほとんど記載されていないから。おまけに、収録順が年代順にはなっていないようなので、調べる気力が沸いてこない。せめて、年代順にならんでいてくれたらこちらも少しは頑張ろうと思うのだが。やはり、安い物には安いだけの理由があるということか。

愚痴はさておき、このボックスセットを聴くとトミー・エマニュエルのギターが巧さが良く判る。アコースティックも巧いし、エレキも巧い。僕はどちらかというとアコースティックギターを使ったプレイの方が彼の味が出ているように思う。エレキギターのプレイは、どことなくエリック・ジョンソンのプレイに似ていて、巧いんだが少しパンチに欠ける。できる人間故の問題だと思うが、スラスラ弾きすぎるのも良し悪しである。

トミー・エマニュエルはよほどビートルズ好きなのか、このボックスセットには「Day Tripper」と「Michelle」のカバーと、ジョン・レノンの「Imagine」のカバーもある。

本当はこのボックスセットより『Only』というアルバムが欲しかったのだが、値段が倍以上したので諦めた。3枚組が2000円を切った値段で売っていて、1枚だけのアルバムが4000円を超えるなんて、市場原理とは非情なものである。

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2004.08.08

ディック・デイル「Miserlou」のカバー

少し前にラジオを聞いていたら、ディック・デイルの「Miserlou」のカバーソングが聞こえてきた。「Miserlou」というタイトルでピンとこない人は、映画「パルプ・フィクション」の冒頭の曲と言えばすぐに分かると思う。あの「デンデケデン デンデケデン デンデン」から始まるギターインストの曲である。

あの曲の魅力の一つは、ぶっとい弦を張ったギターを、ディック・デイルが普通のギターと同じ感じにいとも簡単に弾いているところだと思う。なので、あのイントロを再現するにはかなり強い特徴のある楽器を使わないとうまくカバーできないと思う。

最初はウクレレ奏者のジェイク・シマブクロがカバーしているのかと思ったのだが、彼にしてはパンチが無い曲だと思っていたら、プレー後の曲紹介でカバーしているのはスウェーデンのインストバンドであるスプートニクスだということが分かった。僕はこのバンドの事を全然知らなかった。本来は良いバンドなのかも知れないのだが、このカバーはいまいちだった。ウクレレの音に似た楽器で演奏していたのだが音がペラペラでオリジナルの魅力が全く消されている。

ミュージシャンも人の子なので、他の音楽家の好きな曲をカバーしたい気持ちは分かるが、公共の場に出すんだからそれなりの気遣いは常にして欲しいと思った次第である。

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2004.08.03

エリス・レジーナ『カフェ・アプレミディ~エリス・レジーナ』

エリス・レジーナという名前は聞いた事はあったが、熱心なプラジル音楽ファンではない僕は、ほとんどその音に触れたことが無かった。2ヶ月くらい前に、カフェ・ミュージックのコンピ盤として出ている彼女の『カフェ・アプレミディ~エリス・レジーナ』を買い、最近たまに聞いている。

曲によりチャーミングであったり、しとやかであったり、迫力ある歌い方を見せたり、実に魅力的なボーカリストである。そして、ボサノヴァでは非常に大事なリズムのセンスが良いので聞いていて非常に気持ち良い。

オリジナルアルバムはどれが良いかよく解らなかったので、amazonでも評価が高かったこのアルバムを買ってみたのだが、買って正解だった。'66から'74までの彼女の活動が広く網羅されているし、収録曲数も28曲もあり聴き応えもある。エリス・レジーナに関してあまり情報を持っていないので、色々調べて次にはオリジナルも入手してみたい。

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2004.08.01

デニス・ブラウン

今日も昨日に続きレゲエものについて。

僕はレゲエのアルバムをそれほど多くは持っていないのだが、10年ほど前に買った『Ragga heat Reggae beat』というコンピレーションアルバムはよく聴きこんだ。その当時ヒットしていた
インナー・サークルSweat
シャギーOh Carolina
シャバ・ランクスMr. Loverman
シャイン・ヘッドJamaican In NewYork
スノウInformer
マキシ・プリーストWild World
など新しいレゲエミュージシャンの曲をメインでフィーチャーしたアルバムなのだが、これらの曲に混じって
ボブ・マーリーLivery Up Yourself
ジョニー・ナッシュI Can See Clearly Now
シュガーマイノットGood Thing Going
ジミー・クリフMany Rivers To Cross
ケン・ブースEverything I Own
サード・ワールドDancing on the Floor
など前の世代のミュージシャンのヒット曲がちりばめられている非常にお得なアルバムだ。

その中で僕が最も気に入っている曲がデニス・ブラウンの「Money In My Pocket」だ。
「Money in my pocket but I just can't get no love♪」とレゲエのゆったりとしたリズムに乗せてデニス・ブラウンの優しい声で歌われると、「うんうん、本当にそうだよな」と思ってしまう。レゲエのラブソングで一番好きなものを挙げよと問われると、僕はこの曲か「No Woman No Cry」のどちらかを挙げるが、どちらとも甲乙つけがたい曲だと思う。

最近の彼の活動状況を調べようとネットで検索していたら、'99にデニス・ブラウンは亡くなっていることを知った。遅まきながら、キャリアも長くレゲエ界の大スターの一人であった彼のご冥福を祈りたいと思います。

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2004.07.31

ジミー・クリフ『The Harder They Come』

ジミー・クリフと言えばボブ・マーリーと並ぶレゲエ界の巨人であるが、ボブ・マーリーがあまりにも偉大故に少し影が薄い感じがする。ただ、レゲエという音楽を世界に広めた功績はボブ・マーリーに負けず劣らずあるのは間違い無い。そのきっかけになったのが映画『Harder They Come』であり、そのサントラである『Harder They Come』である。

このアルバムには、タイトル曲でありヒットもした「The Harder They Come」や「You Can Get It If You Really Want」などが収録されている。このアルバムから1曲選べといわれたら僕はやはり名曲中の名曲「Many Rivers To Cross」を推すだろう。リンダ・ロンシュタットなど数多くのアーティストにカバーされているし、日本でもTVCFに使われていたのでほとんどの人は聴いたことはあるだろう。オルガンの悲しげな音とジミー・クリフの伸びやかなハイトーンボーカルとR&B風のコーラスワークとがうまくマッチしており、いつ聴いても僕の胸を締めつける。

このアルバムは、ジミー・クリフの名前が大きく出ているが、彼の曲だけではなく他のアーティストの曲も収録されており、メロディアンズの「Rivers Of Babylon」やメイタルズの「Pressure Drop」や「Sweet and Dandy」なども収録されている。

昔のレゲエに興味のある人はボブ・マーリーだけではなく、このアルバムも絶対聴くべきアルバムだと思う。

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2004.07.25

チーフタンズ『Santiago』

昨日と本日と家族旅行で高原のこじんまりとしたペンションにお世話になった。そのペンションのオーナーは音楽好きらしく、太い丸太で作ったログハウスの壁に、サンポーニャやケーナなどフォルクローレで使われる楽器を飾っていた。そんなペンションなのでフォルクローレがBGMとして流れているものと思っていたら、夕食時にはケルトミュージックのコンピレーション盤とおぼしきCDがかかっていた。

久々にケルトミュージックを聞いたので、家に帰ってきて何か聞こうと思い手に取ったのがチーフタンズの'96のアルバム『Santiago』。チーフタンズと言えばキャリア40年を誇るアイルランドの偉大なバンドであり、ケルトミュージックの宣伝部長的存在である。

このアルバムはアイルランドと同じくケルト文化を受け継ぐスペインのガリシア地方のミュージシャンであるカルロス・ヌネスのガイタと呼ばれるバグパイプに似た楽器をかなりフィーチャーしている。他にもリンダ・ロンシュタットやロス・ロボスと演奏した曲や、ライ・クーダーやキューバのミュージシャンとの共演もある。このCDのライナーノーツで知ったのだが、ガリシア地方からキューバへの移民も多かったらしい。

このアルバムの良い所は、純粋なアイルランドのケルトミュージックではなく、スペインその他のケルト文化の残っている地方のミュージシャン達との共作でありながら全体としてチーフタンズの作品としか言えないような作品に仕上がっているところである。これが40年の成せる技だと思う。

僕が気に入っているのは「サンティアーゴへの巡礼の旅」という組曲や前述のカルロス・ヌネスとの素晴らしい2種類のパイプのデュエット「聖歌隊員の決闘」、そしてキューバの30名あまりのミュージシャンとの共演である「ガイエギータ/ツタンカーメン」。「ガイエギータ/ツタンカーメン」の録音にはライ・クーダーも同行していたらしく、これが縁で名作『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ 』が生れている。

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2004.07.22

メン・アット・ワーク『Business as Usual』

今日、amzonからメン・アット・ワークの『Business as Usual 』が届いたので聴いている。コピーしたテープが家の何処かにあるような気がするが、たぶん聴くのは20数年ぶり。このアルバム、メン・アット・ワークが'81にリリースしたデビューアルバムであり、これのおかげで彼らは翌年のグラミー新人賞を受賞している。アルバム自身もビルボードアルバムチャートを15週連続で1位を獲得している。確かに、その当時日本においても、かなり長い間チャートのナンバー1だった記憶がある。

このアルバムからは「Who Can It Be Now?」と「Down Under」がシングルでNo.1となっている。前者はサックスのフレーズが印象的な曲で、日本では「ノックは夜中に」という邦題がついていた。後者はレゲエにワールドミュージックフレーバーをかけたような曲で当時は非常に斬新な感じがしたのを覚えている。彼らはオーストラリア出身だが、土地柄の影響かアルバムが全体的にどこか牧歌的で良い味を出している。ボーカルのコリン・ヘイの声は少しスティングの声に似ており、ギターのカッティングなどもどことなくアンディー・サマーズ風なのでロックファンには馴染みやすい。とは言え、とんがった所が無いので、ポリスファンには受けは良くないかもしれない。

20数年振りに聴いたが、正直いいアルバムだと思う。ヒットしたシングルだけでなくその他の曲の完成度も高く、いま聴いてもさほど古さを感じさせない。このアルバムを聴いていると、夜中にミスDJリクエストパレードなどを聴いていた若かりし頃を思い出す。千倉真理に曲紹介してもらいたい気分だ。「聴くっきゃないわよ」ってか。

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2004.07.20

フルード・オンシズ『In the New Old-Fashioned Way』

何かの雑誌のレビューを読んで買ったフルード・オンシズの'99にリリースしたセカンドアルバム『In the New Old-Fashioned Way』。紹介記事にジェリー・フィッシュの名前が出ていたので買ったのだが、実際彼らの作り出す音はかなりジェリー・フィッシュに似ている。ビートルズ、ビーチ・ボーイズ、エルトン・ジョン、トッド・ラングレン、XTC、クィーンなどからの大きな影響を感じる。大きく違うのはジェリー・フィッシュがギター中心だったのに対し、フルード・オンシズはピアノをメイン楽器に据えている所。

1曲目の「Lend Me Your Eyes」を聴いて、僕は彼らの虜になった。極上のポップセンス、ニューオリンズスタイルの楽しいピアノに、ボーカル兼ピアノのセス・ティムズの少し甘いボーカルとジェリー・フィッシュばりのコーラスがかぶり何とも楽しい曲である。「Vegetable Kingdom」なんていうタイトルからして楽しい曲(実際、非常に楽しいポップソング)や、もろニューオリンズの音「Comfortable」もある。楽しいパワーポップばかりではなく、「Bigger Than the Both of Us」や「Run, Rabbit, Run」などしっとりとしていてかつ捻りの効いているバラードもある。「Have Fun」はマッドネスに似ている。このアルバムに収録されている曲は先にあげたアーティストの極上のエッセンスを抽出して作ったような曲ばかりなので、どれも秀作で捨て曲がない。

ピアノ中心のロックバンドという事で、ベン・フォールズ・ファイブと比較されることが多い彼らだが、僕はセス・ティムズのポップセンスの方が好きだ。彼らは2001年にアルバムをリリースしているが、早く次回作を出して欲しいものだ。

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2004.07.12

オーパスⅢ『Mind Fruit』

先日のエントリーでジェーンの「IT'S A FINE DAY」について書いたが、今日はこの曲をカバーしているオーパスⅢのアルバム『Mind Fruit』について書いてみたい。

書いてみたいと言ったものの、あまり情報を持っていない。このバンド、僕があまり好きではないプロデューサーチーム、ストック・エイトキン・ウォーターマンが作ったPWLからファーストアルバムである『Mind Fruit』をリリースしている。音はハウスなのだが、坊主頭のボーカル、カーティス嬢のウィスパー唱法がいい味を出しており、ある意味ヒーリングミュージック的に聴けなくもない。

彼らの「IT'S A FINE DAY」は発売当時結構ヒットした記憶がある。このアルバムにはその他にキング・クリムゾンの名曲「I Talk to the Wind」のカバーもあり、これもそれなりに聴ける。今日、久々にCDを聴いてみたが、僕が聴けるのはこの2曲だけかな。

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2004.07.11

マッドネス「One Step Beyond」

今朝起きたとき、無性にマッドネスの「One Step Beyond」が聴きたくなったので、僕が唯一持っている彼らのベストアルバム『Devine Madness』をかけた。MCから始まる曲だが、「Well listern buster, you better start to move your feet to rockiest rock steady beat of Madness. One step beyond.」というMCが最高にカッコく、そしてぶっといサックスのイントロからスカビートへと雪崩れ込む。初期の東京スカパラダイスオーケストラは、この曲にかなり影響を受けていたように思う。この曲はスカソング中では僕の一番のお気に入りの曲だ。

マッドネスは、スペシャルズが立ち上げた2トーン・レーベルからデビューし、スペシャルズと共にスカバンドでの人気を二分していたバンドだ。スペシャルズがどちらかかというとパンクの要素が強く、マッドネスは類稀なポップセンスを持っていたので、同じスカバンドでありながら曲調は少し違っていた。マッドネスはヒット曲も多く、このベストアルバムに収録されている曲も、「House of fun」「It must be love」「Our house」など全英チャートのトップ10以内にランキングされていた曲がごろごろしている。

僕は日本盤を買ったので、ホンダシティのCMソングで有名になった「I n The City」も聴ける。というか、この曲を聴くためにいつもは買わない国内盤にしたのだ。あの曲はある年代の人にはムカデダンスと共に強烈に脳裏に焼き付いているはずなので、このアルバムを買うとしたら日本人には輸入盤よりこちらの方が良いのではないかと思う。

全然関係無いが、アルバムタイトルに使われている「Devine」という単語を見ると、B級カルトムービーの雄「ピンク・フラミンゴ」の怪優ディバインを思い出す。あの映画、強烈だったなー。たぶん、マッドネスを聴いていた人の多くは、この映画を知っていると思うがどうだろう。

2004.07.11 in 音楽 | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック

2004.07.10

ジェーン「IT'S A FINE DAY」

以前、Hello Nocoさんのブログでチェリーレッドレーベルのコンピレーションアルバム『Pillows & Players』を紹介していたので、最近購入した。

このアルバムの中にはジェーンの「IT'S A FINE DAY」が収録されている。僕は、この曲を誰が歌っていたか、ずっとずっと思い出せないでいた。そして、意識することなしにこのCDをかけてみたところ、あるではないかあの曲が。「呪いのCM」なんて言われていたクリネックスティッシュのコマーシャルで使われていたあの曲が。

この曲、僕はオーパスⅢの'92のアルバム『Mind Fruit』に入っているバージョンを持っているが、これを購入した時から「この曲のオリジナル誰だっけ?」というもやもやを抱き続けていた。10数年ぶりに解決して、非常にすっきりしてハッピーな気分になった。

2004.07.10 in 音楽 | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック

2004.07.08

懐かしのcdnow

ここ数年はCDを殆どネット通販で購入しており、今はamazon.co.jpがメインとなっている。しかし、3年くらい前までは、cdnow.comで買っていた。何故、amazon.comじゃなくてcdnowだったかというと、cdnowの音楽データベースの方が好きだったから。

まず、cdnowはレイティングが音楽雑誌などの評価を基にcdnowが独自でつけていたので、作品のクオリティー評価にあまりはずれが無かった。次に、RealPlayerのサンプル音源が2種類の音質で提供されていたので、割といい音でサンプルを聴けた。最後に、プレーヤーの情報が載せられていた。僕は、この3つめの特徴であるプレーヤーデータベースには随分お世話になった。

例えば、ジェフ・ベックの『Jeff Beck's Guitar Shop』のアルバム情報にドラムスとしてテリー・ボジオが載っていた場合、テリー・ボシオをクリックすれば、彼がプレイしているミッング・パーソンズなどのアルバムなどが一覧が出てくるという具合。このデータベースによって、どのプレーヤーがどういったアーティストと作品を残しているかがよく分かったので、購入時だけでなくミュージシャンデータベースとして活用していた。

cdnowは、現在amazonと同じシステムを使っているのでもう使うことができないが、あの貴重なデータベースを何処かで見ることができれば非常に嬉しいと思う今日この頃である。

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2004.07.05

TTD『Introducing the Hardline According to Terence Trent D'Arby』

昨日、一昨日に続き、スモーキー・ロビンソンのカバー関係。今回はテレンス・トレント・ダービーのデビューアルバム『Introducing the Hardline According to Terence Trent D'Arby』。このアルバムのラストに「Who's Lovin' You」のカバーがある。このカバーもスモーキー・ロビンソンのボーカルとは趣の違った若若しく伸びやかなボーカルで良いのだが、アルバム全体ではオリジナル曲の良さが際立っており、非常に完成度の高いアルバムだと言える。

冒頭の「If You All Get To Heaven」から、通常のブラックミュージックとは一線を隔すかのような曲で始まり、シンプルで研ぎ澄まされたリズムの「Wishing Well」、印象的なギターのカッティングを有効に使った「I'll Never Turn My Back On You (Father's Words)」、あまり使いたくない言葉だがクールという表現がピッタリはまる「Dance Little Sister」などが続いていく。「Let's Go Forward」や「Rain」など他の曲も佳作ぞろいである。

才能のある人なのに、このアルバム以降は商業的にあまり成功していない。僕は4枚目のアルバム以降の活動情報を全く知らないのだが、このアルバムのようにR&Bとロックの橋渡し的作品を作って欲しいと切に願う。

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2004.07.04

ザップ『ⅤIBE』

昨日のエントリーで、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズのカバー曲を紹介したので、今日も彼のカバー曲が収録されているアルバムを紹介。ロジャー・トラウトマン率いるザップの5枚目のアルバム『ⅤIBE』。この1曲目に「Ooh Baby Baby」のカバーがある。

ザップはロジャーを始めとするトラウトマン兄弟が中心になって結成された黒人ファンクグループだが、その特徴はなんと言ってもトーキング・ボックスを使ったロジャーのボーカル。他のアーティストでもトーキング・ボックスを使った曲は沢山あるが、彼らは使う回数が圧倒的に多く、その分使い方が洗練されている。「Ooh Baby Baby」のサビの部分での使い方など、本当に巧いと思う。

デビューアルバム『ZAPP』は、ロジャーの古くからの友人であるブーツィー・コリンズとの共同プロデュースだが、確か2枚目以降はロジャーのプロデュースとなり、このアルバムも彼の単独プロデュースとなっている。

ロジャー・トラウトマンはソロで「I Wanna Be Your Man」を大ヒットさせているが、これもトーキング・ボックスを巧く使った曲である。確か、ヒット後の来日ライブではこの曲を何度も何度も演奏したという記事を読んだことがある。サービス精神旺盛な人である。

最近の彼の活動がどうなっているのか調べてみると、なんと1999年に亡くなっていた。しかも、バンドのパーカッショニストであり実の兄であるラリー・トラウトマンに射殺されている。ラリー自身もその後銃で自殺している。なんて、悲惨な結末。マービン・ゲイもそうだったが、家族に殺されるなんて、残酷過ぎる。

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2004.07.03

ミーシャ・パリス「Contribution」

ミーシャ・パリスはUKソウルを代表する女性シンガーの一人だが、日本での認知度はあまり高くない。僕も彼女に関してはあまり詳しくなく、オリジナルアルバムで持っているのは'90にリリースされた『Contribution』ただ1枚だけである。今、10年ぶりくらいにこのアルバムを聞いているが、基本的にクラブミュージックなので音自体は少し古い感じはするものの、彼女の歌の巧さ故に今でも十分聴ける。

何故、久々にこのアルバムを聴いたかと言うと、最近車の中でスモーキー・ロビンソン&ミラクルズのベスト盤を聴いており、この『Contribution』には彼らの「More Love」のカバーがあるのを思い出したから。そして、僕はこのカバー曲が大のお気に入りだったから。スモーキー・ロビンソンの書いた曲の良さもあるが、少し抑え目に歌うミーシャ・パリスのボーカルがぴったりマッチしている。

このアルバムには、プリンスが彼女に惚れ込んで提供した「If I Love U 2 Nite」なんて曲も収録されている。

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2004.07.01

ジューシー・フルーツ

デビュー曲「ジェニーはご機嫌ななめ」が大ヒットしたジューシー・フルーツは、近田春夫が作ったバンドであるが、このバンド名の由来は映画から来ている。ヒッチコックの後継者であり今では巨匠となったブライアン・デ・バルマの初期の作品「ファントム・オブ・パラダイス」に登場するバンドがジューシー・フルーツだ。

この映画は、「ロッキーホラーショー」と肩を並べるB級カルトロック映画である。この映画は、「オペラ座の怪人」に「ファウスト」を足してロック風に脚色しているが、そのアレンジ具合がぶっ飛んでいて、僕はロック映画の中では最高に好きである。

主人公のウィンスロウは、ファウストをモチーフにした「ポップ・カンタータ」を書き上げるのだが、プロデューサーとして活躍したポール・ウィリアムス扮するスワンに盗まれ、おまけにレコードプレス機に顔を挟まれ、仮面をかぶった生活を強いられる。声までも失ったので、人工的な発生器までつけなくてはならずダースベイダー状態。彼が好意を抱いていた女性(名前は忘れた)まで奪われてしまい、これを恨んだウィンスローはスワンに復讐を企てる、というようなストーリー。

この映画の中で、スワンが作ったグループがジューシー・フルーツ。マッチョボーカルのビーフが歌う「ポップ・カンタータ」はイマイチだが、作曲過程でウィンスロウが歌うこの曲はなかなかの出来である。近田春夫はこの映画が好きで、自らのバンド名としてつけたらしい。

余談だが、僕はルパン3世の映画に出てきたマモーはこの映画に出てくる小柄で頭でっかちなスワンをモチーフに書いたのではないかと思っている。

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2004.06.30

ミュート・ビート『Still Echo』

僕は「日本のバンドで一番好きなのは?」と聞かれると、迷わずミュート・ビートと答える。何故彼らが好きなのか。それは世界に一つしかない無い音を出していた稀有なバンドだったから。

僕がミュート・ビートを最初に知ったのは、20年ほど前にミュートマ・ジャパンでこのアルバムに収められている「Coffia」のPVがヘビーローテーションされていたから。僕はこの曲を聴いて初めてダブ・ミュージックに触れ、ミキサーのDub Master X こと宮崎泉が作り出すエコーの効いた音の魅力に一発ではまってしまった。しかし、なんと言ってもミュート・ビートミュート・ビートたらしめているのは、こだま和文のトランペットだ。ミュート・ビートはインスト・レゲエ・ダブ・バンドなので歌はないのだが、彼のトランペットのおかげで歌詞があるように聞こえる。静かで冷たい音なのだが、一音一音に魂が宿っているかのように、リスナーの胸に突き刺さる。その言葉無き言葉を紐解くのも、彼らの音楽を聞く楽しみの一つであるような気がする。

このアルバムは彼らのメジャーデビュー前のシングルを集めて作ったアルバムだが、僕はこのアルバムが一番好きだ。前述の「Coffia」はもちろん、ガーシュインの「Summertime」のカバーや、タイトル曲「Still Echo」など名曲ぞろい。これからミュート・ビートを聴くという人は、まずはこのアルバムから聴くべきだと思う。

このアルバムでは、現シンプリー・レッド屋敷豪太もドラムを叩いている。彼は、その後メロンを経て、世界のGOTAへと旅立って行く。

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2004.06.26

【祝100エントリー】エヴリシング・バット・ザ・ガール『EDEN』

今年の2/21から始めたこのブログだが、ようやく100エントリー達成した。記念すべき今回を何にしようかと迷ったが、昔から聞きつづけているエヴリシング・バット・ザ・ガールのデビュー・アルバム『EDEN』にした。

初期のエヴリシング・バット・ザ・ガールは一般的にネオアコに分類されるが、このアルバムはボサノヴァ、フォーク、JAZZなどを巧くミックスさせており、ベン・ワットトレーシー・ソーンのセンスの良さが光っている。JAZZテイストの取り入れ方はプロデューサーのロビン・ミラーの力も大きいと思われる。ちなみに彼は、翌年にシャーデーのデビューアルバム「Diamond Life」もプロデュースしている。

このアルバムは「Each and Every One」から始まるが、僕はこのアルバムを最初に聴いたとき、サックスの入り方やボサノヴァ風のベンのギターなどイントロで既に彼らの虜になっていた。そして、トレーシーの低い深みのあるボーカル、最高である。ベンがボーカルをとる「Tender Blue」も、チェット・ベイカー風でなかなかの曲。ネオアコ街道まっしぐらの「Bitter Sweet」や「Another Day」もトレーシーのボーカルだと曲にぐっと深みが出る。そして、「Fascination」。ベンのギターが最初から最後まで同じパターンで奏でるリズムに、大人の恋愛感を綴った歌詞がトレーシーのボーカルに乗って心の奥にまで染み渡る。

他の曲も秀作ばかりで、このアルバムには捨てる部分が全然無い。たぶん、これからもずっと聴きつづけるに違いない。ここ数年は、クラブ寄りの音になっているが、二人にはまたこんなアルバムも作ってもらいたい。そういう風に考えているファンも多いはずだ。

ちなみにこのアルバム、日本ではVapからリリースされたが、セカンドアルバムである『Love Not Money』の後にリリースされている。

2004.06.26 in 音楽 | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック

ジャニス・ジョプリン「Summertime」

今日、テレビを見ていたら、懐かしい曲がブリジストンのCFから流れてきた。それは、ジャニス・ジョプリンの「Summertime」だった。言わずと知れたジョージ・ガーシュウィンの名曲のカバーであり、数あるカバーの中でも名演の一つだと思う。

この曲は、アルバム『Cheap Thrills』に収録されている。このアルバムは彼女の名義ではなく、正式にはビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニー名義であるが、彼女がメインなのでジャニス・ジョプリン名義で語られることも多い。このアルバムは、フィルモア・イーストでのライブ音源を中心に作られているので音がラフなのだが、その分彼女の迫力がダイレクトに伝わるのでそこが魅力的でもある。

ヒットシングルとなった「Piece of My Heart」では、その後の女性ロッカーに多大な影響を与えた彼女のシャウトが思う存分堪能できる。僕がこのアルバムの中で壱番好きなのは、「Summertime」だが、この曲では彼女のボーカルが冴えているだけでなく、ギタリストのサム・アンドリュースジェームズ・ガーリーの演奏にも気迫があり、ロック版の「Summertime」カバーとして優れた作品に仕上がっている。

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2004.06.23

アニー・レノックス『MEDUSA』

最近、ユーリズミックスのボーカルであるアニー・レノックスの'95に発表された2ndソロアルバム『MEDUSA』を久々に聴いている。このアルバムは、全てカバー曲で構成されており、彼女の音楽的バックボーンを垣間見ることができる。

アル・グリーン、テンプテーションズ、プロコルハルム、クラッシュ、ブルー・ナイル、ポール・サイモンなどの曲を、オリジナルの良さを損なわず、かつ彼女の歌のうまさや音楽的懐の深さなども十二分に表れていて、カバーアルバムとしては非常にバランスの取れた作品だと思う。クラッシュの「Train in Vain」などは、オリジナルよりこちらの方が良いのではないかと思うこともある。

僕が特に好きなのは、ニール・ヤングの「Don't Let It Bring You Down」とボプ・マーリー、の「Waiting in Vain」の2曲。二人共、歌うときの節回しに特徴があるので、彼女もオリジナルを意識しつつ、彼女らしさもスパイスとして加えながら、完成度の高い楽曲に仕上げている。僕はオリジナルも大好きなのだが、同じレベルでこちらのカバーも好きだ。

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2004.06.21

マイケル・ジャクソン『Off The Wall』

マイケル・ジャクソンの傑作ソロデビューアルバム。4000万枚を売ったお化けアルバム『Thriller』の一つ前の作品だが、こちらも全世界で1200万枚売れている。

クインシー・ジョーンズのプロデュースの下、名曲が多数収録されており、「Don't Stop 'Til You Get Enough」などヒット曲も多い。ポール・マッカートニー作の「Girlfriend」やスティーヴィー・ワンダー作の「I Can't Help It」も収録されているが、ベタかも知れないが僕はロッド・テンパートン作の「Rock With You」「Off The Wall」「Burn This Disco Out」がお気に入り。特に「Off The Wall」のイントロのベースのフレーズがたまらなく好き。

Thriller』は別に悪いアルバムである訳ではないのだが、ちょっとやりすぎ的な部分もあるので、マイケル・ジャクソンのアルバムとしては僕はこの『Off The Wall』の方が好きだ。

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2004.06.20

金井克子「他人の関係」

今日、小学校1年生の長男に好きな歌を聞いてみたら、「となりのトトロ」という答えが返ってきた。「歌手の人の歌では何?」と聞くとSMAPの「世界でひとつだけの花」だという。去年のヒット曲なので、「最近の曲ではないの?」と聞くと、「特にない」という反応。

よく考えてみると、僕が小さい頃は「8時だよ全員集合」や「カックラキン大放送」などの子供が見る番組に当時の人気歌手が出ていたので、自然にヒット曲に触れる機会があった。今は、バラエティー番組に歌手が出てもそこで歌うことはなく、テレビで歌を聴こうと思えば「ミュージックステーション」などの歌番組を見るしかない。我が家では歌番組を見るのは僕一人であり、見るのも洋楽中心なので、子供が日本のヒット曲に触れる機会は殆どない。「わが子はこのままでいいんだろうか?」という不安を持った次第である。

さて、僕が小学校1年の時にアグネス・チャンの「ひなげしの花」と麻丘めぐみの「私の彼は左利き」がヒットした。クラスの中ではアグネス派と麻丘派に2分されていた。クラスの誰かに「どっち派?」と聞かれたことがあり、その時はつまりながら「麻丘めぐみ」と答えた記憶がある。

しかし僕は、実はこの二人より金井克子の方が好きであった。彼女自身が好きだったというより、前述の2曲と同時期にヒットしていた金井克子の「他人の関係」の方が好きであった。「パッ パッ パラッ パー」という印象的なイントロと、手を顔の前にかざす振りつけが大好きだった。この曲、シャインズ(うち一人は現・東京プリン)の「私の彼はサラリーマン」のベースとなった曲である。

小学校1年生では正面切って「金井克子が好き」とは答えられなかった。今にして思えば、その頃から音楽的趣味が他の子達とは少し違っていたのだと思う。

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2004.06.19

I.G.Y.

スティーリーダンのメインメンバーであるドナルド・フェイゲンのソロアルバム『The Nightfly』の一曲目は「I.G.Y.」であり、同アルバムではおそらく一番人気のある曲であると思う。この「I.G.Y.」だが、International Geophysical Yearの略であり、日本版のアルバムには国際地球観測年と注釈が載っているので、「I.G.Y.」の意味を知っている方は多いと思う。僕は今までこの「国際地球観測年」というのは、どういう年なのか全然知らなかったので少し調べてみた。

「国際地球観測年」とは、1957年7月1日から1958年12月31日まで続いた、国際科学研究プロジェクトの名称らしい。世界各国で色々な観測が行われ、日本においても地磁気、極光(オーロラ)及び夜光、電離層、太陽活動、宇宙線、南極観測、ロケット観測など、多くの観測を行ったらしい。

「国際地球観測年」については、以下のサイトに詳しい説明がある。
http://swdcft49.kugi.kyoto-u.ac.jp/sgeweb/kyoiku/sgepss/HistS32-2.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%9C%B0%E7%90%83%E8%A6%B3%E6%B8%AC%E5%B9%B4

それにしても、ドナルド・フェイゲンは何故このようなタイトルを付けたのだろう。

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2004.06.14

レイ・チャールズの代表曲

レイ・チャールズが亡くなった次の日、会社の飲み会でレイ・チャールズの話になり、30代前半の後輩が、「レイ・チャールズって、「いとしのエリー」の英語版歌った人ですよね」と言い出した。僕も含め他のメンバーが一斉に「それはそうだけど、間違っている」と反論した。彼は何故そういうふうに言われるか分かっていないようだったが、説明しても無駄と思いそれ以上は言わなかった。

追悼特集などが色んなところで組まれていると思うが、おそらく「エリー・マイ・ラヴ~いとしのエリー」がいたるところでかかっているに違いない。日本の天才ミュージシャンの曲を、世界が認める天才ミュージシャンがカバーしたのだから、日本における追悼曲としては仕方ないのであろう。しかし、なんか違う気がする。

昨日、山下達郎のラジオ番組である「サンデー・ソング・ブック」は4/11に続きアンダース&ポンシア特集だったが、追悼のために急遽1曲だけレイ・チャールズの曲をかけてくれた。選ばれた曲は「WHAT I'D SAY」。アトランティック時代が彼の全盛期ということで、この曲をかけたと言っていた。やはり、追悼の意を表するならこういう曲でないと。映画「ブラックレイン」の中で、アンディー・ガルシアとこの曲をデュエットした高倉健は、死亡記事を見てこの曲を聴いたに違いない。

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2004.06.13

ロンドン0 ハル4

JMさんのブログでJapan Music Blog連携TB企画 第16弾/Title Match!というお題が出ていた。印象に残るタイトルという事なので、僕も1つネタ出しします。

通常、アルバムタイトルというのは、そのアルバム全体をイメージさせるものであるとか、アルバムの中の代表曲の曲名をそのままつけることが多い。いずれにしても、作品のタイトルなので、作品にあった名前をつけるものである。しかし、ハウスマーティンズのファーストアルバム『London 0 Hull 4』は、このどちらでもなく、サッカーの得点結果を表しているだけである。音楽的意味としては、「ロンドンのやつらには負けないぜ」的意味だとは思うが、このタイトルを聞いてそういう想像を巡らせる人がどれだけいるだろう。初めてこのタイトルを聞いたとき、「何故こんなタイトルをつけたんだ?」という疑問が真っ先に浮かんできた。そういう意味で、このアルバムタイトルは僕にとってかなり印象深いものとなった。

肝心の収録曲だが、根アカなザ・スミスというか、シャカシャカギターサウンドを中心にした明るく分かり易い曲が多い。特にヒットした「Happy Hour」などは非常に優れたギターロックだと思う。また、イギリスバンドだけに、ただ明るいだけではなく「Flag Day」や「Think for a Minute」など、少し政治的なメッセージの込められている佳作もあり、80年代にリリースされたアルバムの中で僕のお気に入りの上位にくるアルバムである。

ちなみに、ビック・ビートの代表格であるファットボーイ・スリムことノーマン・クックは、このバンドのベーシストでした。

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2004.06.12

トミー・エマニュエル『Midnight Drive』

以前、sleepyさんのブログを見てトミー・エマニュエルを知り、アルバム『Midnight Drive』を買った。このアルバム、同時期に買ったアルバムの中では、一番聴きこんでいるになってしまった。

チェット・アトキンスが「間違いなく、この地球上で最高のギタリストの1人」と絶賛しているという言葉に惹かれて購入したのだが、その言葉通りであり、テクニックもあり、かつ歌心もある。このアルバムには、ゲストギタリストとして、ラリー・カールトンロベン・フォードがエレキギターで1曲ずつ参加しており、いいアクセントになっている。特にロベン・フォードと競演している「Reggie's Groove」は、大人のギタリスト二人のからみという感じで、余裕があるプレイが聴いていて気持ちいい。

このアルバムのベースはネーサン・イーストが勤めているのだが、このベースがトミーのギターに負けず劣らずいい。ツボを押さえたリズムと美しいベースラインが、トミーの紡ぎ出すメロディーによくマッチしている。

このアルバム、こてこてのジャズギタリストのアルバムではなく、イージーリスニング的にも聴けるので、午後の紅茶のお供にもいいのではないだろうか。

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2004.06.09

ペット・サウンズのライナーノーツ

かおりんさんのプログでHMVの『Top100 Albums』を知り、覗いてみると、ビーチボーイズの『Pet Sounds』が堂々の1位に輝いていた。言うまでもなく、ポップミュージックの歴史に燦然と輝く名盤中の名盤である。

紹介記事の中に山下達郎のライナーノーツについて触れていたので、久々にライナーノーツを読み返してみた。いやー、素晴らしい。このアルバムに対する愛が満ちている。あまりにも素晴らしかったので、その中の一部分紹介したい。

 今日考えれば、確かに『ペット・サウンズ』も『サージェント・ペパーズ・・・』と同様に、ドラッグの助けなしには生れなかった音楽である。ドラッグ・ミュージックは多分に妄想的、分裂的、自己完結的であり、殆どの場合唯美主義へと向かって行く。そしてそれはしばしばマイナスの要素として語られる事が多い。
 だがしかし、それを考慮に入れてさえなお、『ペット・サウンズ』は語り継がれるべき作品である。何故ならこのアルバムは、たった1人の人間の情念のおもむくままに作られたものであるが故に、商業音楽にとって本来不可避とされている、「最新」あるいは「流行」という名前で呼ばれるところの、新たな「最新」や「流行」にとって替わられる為だけに存在する、そのような時代性への義務、おもねり、媚びといった呪縛の一切から真に逃れ得た、稀有な1枚だからである。このアルバムの中には「時代性」はおろか、「ロックン・ロール」というような「カテゴリー」さえ存在しない。
 にもかかわらず、こうした「超然」とした音楽にありがちな、聴く者を突き放す排他的な匂いが、このアルバムからは一切感じられない。これこそが『ペット・サウンズ』の最も優れた点と言えるのだ。『ペット・サウンズ』のような響きを持ったアルバムは、あらゆる意味でこれ1枚きりであり、このような響きは今後も決して現れる事はない。それ故にこのアルバムは異端であり、故に悲しいほど美しい。

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2004.06.08

名演を残したドラマー達

最近他の方のブログのチェックをサボっていたら、JMさんから、「Japan Music Blog連携TB企画 第15弾/Nothing but a Rhythm!」というドラマーに関するお題が出ていた。これは、参加しなくてはと思い色々考えてみるが、僕が好きなドラマーはやはり皆さんお好きなようで、重なってしまうが一応書いてみると。

ジェフ・ポーカロ
「好きなドラマーは?」と聞かれると、まずこの人の名前が出てくる。ドン・ヘンリーフィル・コリンズなどのように「歌うドラマー」は数多くいるが、「歌うドラム」を叩ける人は数少ない。この人はその代表格だと思う。ドラムソロをほとんどとらず、トータルでのサウンドクリエイションを常に考えている人。ボズ・スキャッグスの「Low Down」のイントロには、脱帽する。

スティーブ・ガット
この人は、好きという以前に、あまりにも多くの楽曲に参加しており、数多くの名曲と呼ばれる曲でプレイしているので、「好きにならずにいられない」という感じがする。一番好きなプレイは、サイモン&ガーファンクルの「Fifty way to leave your lover」かな。あのマーチングリズムって魅力的なんですよね。

バーナード・パーディー
シャッフルの鬼。スティーリー・ダンのアルバム『Gaucho』の「Babylon Sisters」でのプレイは神業。

ジョン・ボーナム
ロックドラマーと言えばこの人。説明の必要無し。唯一無二のロックドラマー。一番好きなプレイは「Rock'n Roll」。

このあたりまでは、ほとんどの方は好きだと思うので、ここからはあまり名前が挙がりそうにない人をピックアップ。

アンディー・ニューマーク
僕のフェイバリットファンクバンドであるスライ&ザ・ファミリーストーンのアルバム『Fresh』の一曲目「In Time」でのドラミングは、This is a funk music !! こ曲のハイハットとスネアの使い方、たまりません。

レニ
ザ・ストーン・ローゼズのドラムス。イアン・ブラウンの下手なボーカルにもかかわらず、このバンドをあそこまでのし上げたのは、この人の作り出すリズムのおかげ以外の何物でもない。マニのベースとジョン・スクワイアのギターも良かったけど、要はこの人の作り出すダンサブルなドラムス。

ドッド・ラングレン
純粋なドラマーではないが、元祖宅録野郎であるので当然ドラムも叩く。そして、僕はこの人のドラムの音が好きだ。最初の方に挙げた人たちと比べるとテクニック的にはなんて事ないのだが、ドラムの音が曲にあっているという意味で選んだ。自分で書いた曲を自分で演奏するのだから当然ではあるのだが。特に好きなのは「I saw the light」でのドラミング。

屋敷豪太
日本人も挙げておかなくてはならないと思ったので1人だけ選んでみた。順当にいけば村上”ポンタ”秀一
林立夫そうる透などであるが、ここは違った観点で彼をピックアップ。この人、ドラマーというより、グルーヴを作り出す人というイメージが強い。現シンプリーレッドのドラマーであるが、ソウルⅡソウルなど他のアーティストの作品で大活躍。グルーヴアクティヴェイターという肩書きのクレジットも見た事がある。僕の大好きなバンド、ミュートビートの初期メンバーの1人。

ドラマー関係を調べていると、ドラマーの名言集サイトを見つけました。なかなか興味深い。

2004.06.08 in 音楽 | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック

2004.06.07

ディーゼル

昨日、山下達郎のラジオ番組「サンデー・ソング・ブック」を聴いていたら、やたらかっこよいギターリフから始まる曲が流れてきた。コーラスを多用したボーカルとAOR的なメロディーの曲であるが、イントロで使われているリフがやたらかっこよく、曲の途中でも何回も出てきた。プレイ後の曲紹介で、ディーゼルというバンドの「Sausalito Summernight」という事が判った。

このバンドの事について全然知らなかったので調べてみると、この曲は彼らの'79にリリースされたアルバム『WATTS IN A TANK』に収録されている曲であった。このアルバムには、昔、アイドルの鹿取洋子がカバーした「Goin' Back to China」が収録されている。この曲は、オリジナル、カバー共当時聴いた覚えがある。確かカバー曲のサビの部分は「今夜 連れて いかれたい チャイナ♪」だったはず。

なかなか実力のありそうなバンドなので、今度『WATTS IN A TANK』を買ってみよう。

2004.06.07 in 音楽 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004.06.06

治療不可

日曜日の朝は子供にとっては幸せな時間帯であり、わが子もテレビの前で兄弟喧嘩をしながらも色んな番組かじりついて見ている。その中に「ふたりはプリキュア」という女の子二人を主人公にしている番組があるが、この番組のオープニングソングで「プリティーでキュアキュア」と歌っている。「プリティーでキュアキュア?」、意味が判らない。「キュアキュアって一体どういう意味で使っているんだろう?」などと考えていると、突然レインボーの「Difficult To Cure」を思い出した。レインボーの同名のアルバムのラストを飾るインスト曲である。

僕は、ディープ・パープルレッド・ツェッペリンの当時のハードロック2大人気バンドでいうと、圧倒的にレッド・ツェッペリンのファンなので、リッチー・ブラックモアが作ったレインボーはそれほど聴いていない。しかし、この「Difficult To Cure」という曲は、ベートーベンの第9をモチーフにしていたこともあり、よく覚えている。中東のメロディーっぽいイントロから始まり、第9の例のメロディーに移り、その後ギターやキーボードのソロへと展開していく。このアルバムはヒットした「I Surrender」を始めとして、甘い味付けのハードロックでありリッチーのギターとはあまり合わないと思っていたので、僕はあまり好きではなかったのだが、この曲だけはプログレテイストがあり、お気に入りの曲であった。

2004.06.06 in 音楽 | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック

2004.06.03

ボサ・トレス

おそらくジャズボッサに分類されるであろうバンドであるボサ・トレスのアルバム『OS REIS DO RITIMO』というアルバムを持っている。彼らの事はほとんど知らず、何故このアルバムを買ったのかも忘れてしまったが、昨日のエントリーを書いているときにこのアルバムのことを思い出し久々に聴いてみると、これが結構良い。

このバンド、バンド名にあるとおりピアノ、ベース、ドラムスのトリオである。このアルバムではピアノのルイス・カルロス・ヴィーニャスの演奏が良い。ボサノヴァの持つ軽やかさと、ジャズの持つインプロヴァイゼーションの楽しさが適度にミックスされており、耳に心地よい。悪く言えばどっちつかずとも言えなくも無いが、肩肘張らずに聴くには良いアルバムだと思う。高級クラブでブランデー片手に(そんなところで飲んだことはないが)飲んでいる時に流れれてくるような曲も何曲かあるので、そこがイマイチだったりもするのだが、そういう曲もたまに聴くのは悪くは無い。

これからの季節、こういうアルバムを聴いて、ジメジメした雰囲気を吹き飛ばしたい。

2004.06.03 in 音楽 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004.06.02

ソウル・ボサノヴァ

クインシー・ジョーンズのアルバム『BIG BAND BOSSA NOVA』の一曲目に収められている「SOUL BOSSA NOVA」は、映画「オースティン・パワーズ」や以前ナイキのCF(ロナウド達がビーチ・サッカー?をしていたやつ)にも使われていたので、ほとんどの人は聞いた事があるはず。ヒップなビッグバンドを率いてラテンのリズムに乗ってノリノリで演奏している正にクールな曲であり、僕も大好きな曲である。

しかしこの曲、タイトルに「BOSSA NOVA」とついていながら少しもボサノヴァっぽくない。どちらかというと、スパイ映画の為に書き下ろしたスコアのようで、ちょっとヘンリー・マンシーニの曲っぽい感じもする。何故にクインシー・ジョーンズはこのようなタイトルをつけたのであろう。僕にはよくわからない。同アルバムの2曲目に収められているチャールズ・ミンガス作曲の「BOOGIE BOSSA NOVA」も同様に非常にカッコ良い曲であり僕も好きではあるが、この曲がボサノヴァかと問われればイエスとは言いがたい。

その他の曲は、アントニオ・カルロス・ジョビンを始めてとするプラジルの作曲家の曲を、ビッグ・バンドで大胆にかつ小粋にジャズフレーバーたっぷりにアレンジしており、クインシー・ジョーンズの才能の高さがうかがえる。

だけど、このアルバムの代表曲は「ボサノヴァか?」という疑問を残しつつも、やはりなんと言っても「SOUL BOSSA NOVA」だ。こういう曲も作れるクインシー・ジョーンズって、つくづく多彩な人だと感じさせる一曲である。

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2004.05.30

産み落とせ街の落とし子母の街を駆けろ

今日、突然「産み落とせ街の落とし子 母の街を駆けろ」というフレーズが頭の中で繰り返し鳴り出した。戸川純の「母子受精」の中のフレーズである。オリジナルはハルメンズのアルバム『ハルメンズの20世紀』に収録されているが、戸川純のシングル「レーダーマン」のB面で彼女がカバーしている。やはりサエキケンゾウのボーカルより、戸川純のバージョンの方が良い。

この曲が聴きたくなったので、昔のカセットテープを探し出していたら、自分が戸川純関係のアルバムをかなり持っていた事が分かった。
ゲルニカ改造への躍動
戸川純玉姫様
戸川純極東慰安唱歌
戸川純好き好き大好き
戸川純レーダーマン/母子受精』シングル
ヤプーズヤプーズ計画
ヤプーズ大天使のように
ハルメンズハルメンズの近代体操
ハルメンズハルメンズの20世紀

こうやって、見るとこの当時かなり彼女にはまっていたのが良く分かる。レコードは実家にあるはずであるが、無事に残っていてくれるかどうか心配だ。amazonで調べてみると、戸川純関係のオリジナルアルバムはほとんどが廃盤になっている。BOXセットなどで発売してくれないかな。

さて、冒頭で書いた「産み落とせ街の落とし子 母の街を駆けろ」というフレーズだが、これを聴くと松本大洋のマンガ「鉄コン筋クリート」を思い出す。もし映画化されれば、この曲を是非使って欲しい。

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2004.05.29

はじめてのワールドミュージック

ワールドミュージックという言葉がいつ頃から使われだしたのかは定かではないが、広く使われだしたのは、10年ほど前にシドニーで行われたワールドミュージックフェスティバルあたりからではないかと思う。ワールドミュージックの定義は難しいが、日本においては、日本、米国、ヨーロッパ以外の音楽が漠然としたワールドミュージックの定義ではないかと思う。

僕のワールドミュージック初体験は、小学校3年生くらいだった。その曲は「コンドルは飛んで行く」。サイモン&ガーファンクルの歌詞つきのものを耳にしたのが最初であった。フォルクローレで使われるサンポーニャの音色と牧歌的なリズム、そしてポール・サイモンの優しい歌声の魅力に惹きつけられた。この曲が彼らのオリジナルではないということを知ったのは、中学校くらいになってからだと思う。

オリジナルは、ペルーの音楽家ダニエル・アロミアス・ロブレスの作曲であり、確か演劇のために書かれた曲だったはず。この曲は、邦題である「コンドルは飛んでゆく」という曲名と、サンポーニャやケーナから生み出される暖かくも少しもの悲しい音色が、絶妙な組み合わせであり、音から映像のイメージが沸いてくる。

この曲は日本でも最も知られたワールドミュージックではないかと思うが、初めてのワールドミュージック体験が、この曲である人は多いのではなかろうか。

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2004.05.25

ベティ・デイビスの瞳

昨日に続き、80年代ネタ。80年代前半にロングセラーヒットした曲の1つとしてキム・カーンズの「ベティ・デイビスの瞳」がある。番組によるとビルボード9週連続トップだったらしい。僕は、この曲が80年代の最長記録だと思っていたのだが、オリビア・ニュートンジョンの「フィジカル」が10週連続を記録してトップだったらしい。レオタードの魅力に負けてしまったということか。そういえば、その当時の朝の情報番組「ルックルックこんにちは」に「ジェニーのアロービックダンシング」というコーナーがあった。ジェニーがレオタードを着てエアロビを教えるコーナーだ。僕はこのコーナーでエアロビなるものを初めて知った。ちなみに、日本にエアロビを始めて持ち込んだのは、チャック・ウィルソンらしい。

話は戻って「ベティ・デイビスの瞳」だが、日本でもロングヒットし、ヒットチャートにかなり長くランクインしていた記憶がある。僕もキム・カーンズのハスキーボイスの魅力にやられてしまった。イントロのキーボードのメロディも印象的で、イントロを聴いただけでその当時の気分を思い出させてくれる。サビの部分がキャッチーなので、確かこの曲はその当時スクーターか何かのCMソングとしても使われていた記憶がある。

曲のタイトルにあるベティ・デイビスは、モノクロ映画時代の大女優である。一度だけ、彼女の全盛期時代の映画を見たことがあるが、「これがあの歌で歌われる程の魅力のある瞳なのか?」という印象だった。確かにチャーミングではあるのだが、歌にするほどなのかというと疑問である。当然映画は白黒だったので、ひょっとして実物はとんでもなく魅力的だったのかも知れない。彼女が晩年に出演した「八月の鯨」は、年齢を重ねるという事の意味を教えてくれるような映画で素晴らしいかった。

ちなみに、ベティ・デイビスの略歴や写真はこのサイトで紹介されている。

2004.05.25 in 音楽 | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック

2004.05.24

スクリッティ・ポリッティ

先日、NHK BS2「80'S全米ヒット・チャートNO.1」の再放送を見た。80年代のほとんどを10代で過したため、出てくる曲のほとんどを知っていたので、非常に懐かしかった。ゲストの一人がが川島なおみだったが、彼女の「ミスDJリクエストパレード」をよく聞いていたことも合わせて思いだした。僕にとって「ミスDJリクエストパレード」と言えば千倉真理なのだが、番組的には川島なおみの出演はいたしかたない。

さて、僕が80年代で好きだったバンドにスクリッティ・ポリッティがある。このバンドはたぶん10代でなかったら好きにはならなかった気がするが、いまでもアルバム『Cupid & Psyche 』はたまに聴いてしまう。グリーンの甘ったるいというか、ひ弱いというか、軟弱というか、あまり良い表現がすぐにはでてこないボーカルが、なんか癖になってしまった。このへなちょこボーカルにビートの効いたサウンドがからまり、不思議な雰囲気を醸し出している。楽曲もそれなりに良いので、アルバム全体がよくまとまっている。「The Word Girl」「Perfect Way」「Wood Beez(Pray Like Aretha Franklin)」などキャッチーな曲も数多くあり、80年代を懐かしむには良いアルバムだと思う。僕は基本的にエレクトロ・ポップスがあまり好きではなかったのだが、このバンドは何故か好きになってしまった。要因はやはりボーカルなのか?

今彼らが何をしているのか全然知らないが、こういうバンドが現れたのは80年代ならではの現象だと思う。90年代デビューだとたぶんシカトされるバンドのような気がする。

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2004.05.22

フロム・ダスク・ティル・ドーンにリトル・スティーヴンが出演?

1週間程前、wowowでヴァンパイヤー映画特集をやっており、ロバート・ロドリゲス監督の「フロム・ダスク・ティル・ドーン」がかかった。久々に見たのだがやはり楽しい映画だ。主演のアメリカ版目黒裕樹ジョージ・クルーニーと、プッツン弟役のクウェンティン・タランティーノのコンビが絶妙。何度見ても楽しめる。

メインの舞台は吸血鬼と対決するTITTY TWISTERという店なのだが、ここで演奏しているバンドを見ていると、リトル・スティーヴンによく似ている人を発見。ボーカルの左側のギターのオッサンである。リトル・スティーヴンとは、本名スティーヴ・ヴァン・ザントで、ブルース・スプリングスティーンEストリートバンドのギターである。確か、本人のリーダー作もいくつか出しているはずである。

クレジットを確かめる事ができなかったのだが、あのギターのオッサンがリトル・スティーヴンなのかどうか、誰か知っていたら教えて欲しい。

話しは変わって、先日テレビを見ていたら、ルパン3世がハリウッドで映画化されるという話しがあるらしいという事を言っていた。日本での実写版は目黒裕樹だったので、ここは是非ョージ・クルーニーを起用して欲しい。結構はまると思うんだけどな。

2004.05.22 in 音楽 | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック

2004.05.20

清志郎はオーティス・レディング?

最近日本のアーティストに関して全然書いていないことに気づいたので、今日はRCサクセションについて書いてみる。

最近、自転車乗りや絵本作家としても取り上げられるようになり、すっかりいいオジさんになってしまっている忌野清志郎であるが、やはりこの人と言えばRCサクセションだ。RCサクセションの曲には、「ぼくの好きな先生」、「雨あがりの夜空に」、「僕が君を知っている」、「トランジスタ・ラジオ」など好きな曲が沢山あるが、僕が一番好きなのは「スローバラード」だ。

この曲は、まず歌詞が良い。恋愛真最中の二人が車で一晩過した事を歌っているだけなのだが、幸せ一杯で世界中のみんなにこの気持ちを伝えたいという雰囲気がよく表されている。次に曲がいい。スタックスレーベルからリリースされているようなR&Bナンバーだが、ホーンを使ってのアクセントが良く効いている。そしてやはりボーカルが良い。清志郎のボーカルでなければこの曲は名曲にならなかったのではないかと思うくらいはまっている。

彼と交流のあるスティーブ・クロッパーがかつて、「彼のバックでギターを弾いていたとき、オーティス・レディングの事を思い出した」というような事を語っていた。スティーブ・クロッパーオーティス・レディングを引き合いに出すくらいなので、その実力は折り紙つきである。僕は、彼は日本一のソウルシンガーだと思っている。ロックの清志郎も良いが、ソウルの清志郎をもっと見たい。ちびまるこちゃんのエンディングでソウルナンバー聴かせてくれないかな~。

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2004.05.18

ロックギターソロと言えばホテル・カリフォルニア?

最近。めっきり本屋に足を運ぶことが少なくなった僕だが、先日久々に足を運んでみた。そうすると、雑誌コーナーでギターマガジンが目にとまった。シカゴブルーズの特集らしく、マディ・ウォーターズ等のブルーズの巨人の写真が表紙を飾っている。おそらく、今年がブルーズ生誕100周年だからであろう。

そのギターマガジンで、「ホテル・カリフォルニア」完コピでマスターする感動のソロ構成術という特集が目に付いた。「おいおい、30年近く前の曲のギターソロを特集して読者はついてくるのか?」と大いに疑問を持ってしまった。確かに、このドン・フェルダージョー・ウォルシュによるツインリードのソロは素晴らしい。しかし、今のギター小僧がイーグルスの曲に親近感を覚えるのだろうか? タイトルに「懐かしの」などの枕詞があれば違和感は無いのだが、2004年にそれはないだろうと思ってしまった。

家に帰ってその事を考えた時に、ある思いが浮かんだ。ギターマガジンの読者は若者ではなく、かつてのギター少年であった中年世代が増えてきたのではないかと。最近のチャートを賑わす曲には、ギターソロが大胆にフィーチャーされている曲など皆無である。そもそもラップがこんなに市民権を得てしまっているので、チャート番組でロックギターを聴く機会も減ってしまった。こういう状況の中、ギターソロを練習しようと思う若者など多いはずがない。最近は中年のバンド活動が盛り上がりを見せているらしいので、ギターマガジンもこういう世代に焦点をあててきているのではないかと思う。

そもそも、80年代の後半以降、ギターソロを大胆に取り入れた楽曲自体も少なくなっているという事も、ホテル・カリフォルニアを題材にした理由の一つであることは間違い無いであろう。

ギターマガジンの表紙を見るのも久々だったので、僕の想像があたっているのかどうかは判らないが、音楽マーケットは確実に変化しているという事だろう。

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2004.05.17

夜のしじまに聴くアルバム

昨日の記事に続いて、静かな晩にピッタリなキース・ジャレットの『The Melody At Night, With You』をご紹介。

慢性疲労症候群という珍しい病気からの復帰後初の1999年のアルバム。1曲を除いて全てスタンダード曲のカバーで構成されているピアノソロアルバムである。ピアノの音ってこんなにも美しいものかと再認識させてくれるくらい、1音1音に配慮が行き届いている。特に1曲目のジョージ・ガーシュインの「I Loves You, Porgy」は、いつ聴いても目が潤んできそうになる。これは想像であるが、このアルバムを製作する時に、彼は生きていることの素晴らしさを実感しながら演奏していたのではないかと思う。音に魂がこもっている。

ひたすら美しいメロディーを奏でる事に集中したようなアルバムであり、夜のしじまに聴くアルバムとして、是非お勧めしたいアルバムだ。

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2004.05.16

バリトンギター

パット・メセニーが昨年発表したアルバム『One Quiet Night』で、彼がバリトン・ギターなるギターを使っている。僕はこういうギターがある事をこのアルバムではじめて知った。バリトンの名のとおり、通常のギターより低い音が出るようになっている。

さて、この『One Quiet Night』だが、タイトルどおり静かな夜を過すのにピッタリのアルバムである。バリトン・ギター1本で録音されているのだが、通常のギターより低い音程の音が出るので、全体的に落ちついた音で奏でられ、心を和ませてくれる。シチュエーション的には、秋の夜長に聞くのが一番いい。ジャケットの写真もそれらしくて、内容とマッチしている。

収録曲は、彼のオリジナルの他に、ジェリー&ザ・ペイスメイカーズの「Ferry Across The Mersey」、ノラ・ジョーンズの「Don't Know Why」、キース・ジャレットの「My Song」のカバーもある。また、パット・メセニー・グループのアルバム『Still Life』に収録されていた「Last Train Home」もセルフカバーしている。新しい曲カバーを問わずクオリティーが高いので、アルバム全体を通して違和感無く聴ける。僕は彼のコードストロークが非常に好きなので、「Song For The Boys」や「Over On 4th Street」は特に好きなナンバーである。

ジャズ・フュージョンギタリストの中では人気・実力共に現在最高ランクにある彼が、こういう新しい取り組みをしてくれるのは嬉しい限りである。逆に、彼は常に新しい取り組みを続けているから人気・実力があるも言える。

ジャズやフュージョンのファンだけに留まらず、多くの音楽ファンにも受け入れられやすいアルバムだと思うので、落ちついた気分に浸りたい人にはお勧めしたい。

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2004.05.13

スライ&ザ・ファミリー・ストーンの『暴動』

昨日の記事に続いてNHK-BSの「70'S全米ヒットチャートNO.1」ネタ。この番組でスライ&ザ・ファミリー・ストーンの「Thank You (Falettinme Be Nice Elf Again)」がビルボードNo.1になっていたことを初めて知った。同時期の曲で、「Family Affair」がNo.1になっていたことは知っていたが、この曲がNo.1を獲得していたことは知らなかった。ちなみに、この( )の中はfor let me be myself againと読むらしい。

There's a Riot Goin' on』(邦題:暴動)には、先の「Family Affair」や「Thank You (Falettinme Be Nice Elf Again)」のリメイクである「Thnak You For Talkin' To Me Africa」が収録されている。このアルバムは、それまでの『Life』や『Stand!』などのアルバムのように、フラワームーブメントの流れにある政治的メッセージを比較的ポップな曲に乗せて伝えるのではなく、人種差別に対する大きな失望ともとれるメッセージをうねるようなグルーブに乗せてズシンズシンと伝えてくる。スライのアルバムで一番好きなのは『Stand!』なのだが、このアルバムは何故か心にひっかかる。僕は、このアルバムがスライことシルヴェスター・スチュアートが伝えたかったことが一番凝縮されているアルバムであるように思う。スライ初心者にはあまりお勧めはできないが、スライが好きになったなら必ず聴くべきアルバムであると思う。

ちなみに、チョッパーベースの元祖は、スライ&ザ・ファミリー・ストーンのベーシストであるラリー・グラハムだ。BBCがポップスとロックの歴史を紹介した番組を製作していたが、その中のインタビューで彼が、「日本の三味線の演奏方法からヒントを得てチョッパーを始めた」と語っていた。

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2004.05.12

キャロル・キングの『Tapestry』

先日、NHK-BSの「70'S全米ヒットチャートNO.1」を見た。キャロル・キングの「It's Too Late」がビルボード5週連続No.1になっていた事が紹介されていた。その後に、彼女の曲をジェームス・テイラーが歌った「You've Got a Friend」もNo.1になっている。これらの曲が収録それているのが、アルバム『Tapestry』だ。

You've Got a Friend」は、このアルバムでは当然キャロル・キング自身が歌っているのだが、ジェームス・テイラーのものより力強い歌い方で、僕はどちらかと言うとこちらの方が好きだ。他にも、確か小柳ユキもカバーした「I Feel The Earth Move」、シュレルスがヒットさせた「Will You Love Me Tommorow」、アレサ・フランクリンがヒットさせた「(You Make Me Feel Like)A Natural Woman」や、CMでも使われることが多い「So Far AWAY」など数多くの名曲が収録されている。

それにしても、数多くのこんなに素晴らしい曲が、ベストアルバムではない通常の1枚のアルバムに収録されているって、ある意味奇跡に近い。このアルバムはポップス史上の残る名盤中の名盤であることは間違い無い。

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2004.05.09

マーヴィン・ゲイの『What's going on』

JMさんのブログで、Japan Music Blog連携TB企画 第13弾/Your Precious Motownというお題が出ていたので、この企画に乗っちゃいます。僕が選ぶ1枚は、JMさんと同じ、マーヴィン・ゲイの『What's going on』です。全然、迷いませんでした。1枚しか書かないのに、最もモータウンらしくないものを選んで良いものか、という良心の呵責を感じなくは無いですが、やはり選んじゃいます。

このアルバムって、確かモータウン史上初のコンセプトアルバムであったと思います。米国全土にベトナム戦争の影が落ち、社会的に非常に不安定だったこの時代に、虐げられていた側の人間がこういうメッセージ色の強いアルバムを発表した事に非常に敬意を払います。しかも、良くも悪くも、明るいヒット曲を大量生産していたモータウンから出したことに、非常に意味があったと思います。そのせいで、ベリー・ゴーディーJr.とはかなり揉めたようですけど。

収録されている曲も素晴らしい。タイトル曲は言うに及ばず、「Mercy Mercy Me」など、深刻な内容の詞を美しいメロディーに乗せて伝える手法は見事としか言い様がない。極めつけは、「Inner City Blues」。アルバムのラストを飾る曲だが、都会の寂しさや孤独を表現するような演奏をバックに、ファルセットボイスから紡ぎ出される言葉は、社会の混迷状況を著すものばかり。そして、ラストにはタイトル曲のフレーズが飛び出し、この状況から抜け出せずにいる状況をアルバム全体として表現している。

文句のつけようが無いアルバムです。

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セルジオ・メンデス・プレゼンツ・ロボ

4月の半ばにエドゥ・ロボの『Sergio Mendes Presents Lobo』を買った。これが思っていたとおり非常に良いアルバムであった。このアルバムは、セルジオ・メンデスがプロデュースを行っているのだが、エドゥ・ロボの持つ暗さと、セルジオ・メンデスの明るさが丁度良い具合にミックスされ、万人に聞きやすいアルバムになっているし、、エドゥ・ロボの曲の良さも引き出されている。

以前にも書いたが、エドゥ・ロボセルジオ・メンデスなどに曲を提供したりしているブラジルポップミュージック界の大物であるが、日本での知名度はほとんど無い。エドゥ・ロボは、曲も良いが彼のボーカルも非常に良い。声の質や、曲から考えると、ニック・ドレイクが好きな人は彼を好きになるのではないだろうか。ドレイクと同様に非常に深みのあるミュージシュンである。

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2004.05.08

スティーヴ・ヴァイの『Passion and Warfare』

以前、taknomさんのブログで『G3 Live in Denver』というDVDの紹介をしてくれていた。このDVDは、ギタリストのジョー・サトリアーニが主催しているG3という「凄腕ギタリスト3人集まって凄いことやっちゃいましょう」的な企画ものの一つで、この回は彼のほかにスティーヴ・ヴァイ、イングウエイ・マルムスティーンが参加している。

僕はこのDVDにも参加しているスティーブ・ヴァイの『Passion and Warfare』というアルバムが大好きである。これは'90に発表されたアルバムで、彼がデイヴ・リー・ロス・バンドを脱退した後くらいに作成されている。ぐんぐんと上り調子だったころのものなので、アルバム全体的に非常に勢いがある。ロックギタリストのインストアルバムでは、ジェフ・ベックの『Blow by Blow』も好きだが、このアルバムも負けず劣らず良い。

1曲目のゆったりとしたメロディーで荘厳な雰囲気の「Liberty」から始まり、これぞハードロックインストと言うにふさわしい「Erotic Nightmare」に続く。印象的なカッティングから始まる「Answers」や、ちょっとヴァン・ヘイレンっぽい「The Audience is Listning」など、曲調が非常にバラエティーに富んでいる。僕がこのアルバムで一番好きなのは、オルゴールのようなプレイをしている「Ballerina12/24」から、ヨガの呼吸音から始まる壮大なスケールの「For the Love of God」の2曲。何度聴いても飽きない。ものすごいテクニックを駆使して演奏しているのだが、テクニックをひけらかすような部分が無く、どの曲も曲としてのまとまりが良い。

この当時、アイバニーズに7弦ギターを特別に作成してもらったという事にも驚いたが、「For the Love of God」をレコーディングする前に断食をして臨んだと言うことにもたまげた。フランク・ザッパ仕込だけあって、やることが尋常ではない。

発売から1年間くらいは、フジテレビのプロ野球ニュース(現すぽると)の好プレーシーンなどでこのアルバムの曲が多数使われていた。今でもたまに同様のシーンで使われることもある。ハードロックギターが好きな方は、ほとんどの人が持っているような気がするが、もし持っていなければ一聴をお勧めする。

2004.05.08 in 音楽 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004.05.05

トリビュート・トゥ・ジミ・ヘンドリックス

最近、先月末発売された『トリビュート・トゥ・ジミ・ヘンドリックス』をよく聴いている。多方面から尊敬を集めるジミヘンだけに、サンタナ、プリンス、スティング、EW&F、エリック・クラプトン、レニー・クラヴィッツ、チャカ・カーンなど参加しているミュージシャンが超豪華。

スティングがジミヘンを好きだという事自体が意外だったが、「The Wind Cries Mary」を演奏を聴くと本当に好きだったことが分かる。ただ、この曲のギターがジョン・マクラフリンで、これはいまいち頂けなかった。というのも、他のギタリストはジミヘンへの尊敬の念から、今の彼ならこういうプレイをするだろうというギターを作り出そうとしていたのに対し、ジョン・マクラフリンはあくまで彼流のプレイを通している。ジミ・ヘンの事が大好きであるはずなのに、エリック・クラプトンもイマイチだった。ギターの問題と言うよりボーカルの問題であると思う。曲は「Burning Of The Midnight Lamp」であったのだが、ちょっとレイドバックしずぎというか、和みすぎである。僕はこのアルバムで初めて知ったミュージックというラッパーの「Are You Experienced?」のボーカルの方が数段良かった。

文句を先に書いてしまったが、 ブーツィー・コリンズフィーチャリング ジョージ・クリントン&Pファンク・オール・スターズPower Of Soul」は、アルバムタイトルにもなっているだけあり素晴らしいし、ジミヘンの家族とも親しいらしいサンタナの「Spanish Castle Magic」も、いつものサンタナのギターの音ではなく、ジミヘンの音にかなり近づけた音およびプレイで良かった。ペダルスティールギターを弾くロバート・ランドルフ&ザ・ファミリー・バンドの「Purple Haze」も普通のギターとは違うギターで奏でる音が聞けたので、なかなか楽しめた。レニー・クラヴィッツの「Have You Ever Been (To Electric Ladyland)」もソウルテイストを強調したアレンジで良くできていた。ギター全開の曲にしてしまうと、他のミュージシャンとかぶってしまうので、敢えてこういう曲にしたのではないかと思う。アピール上手だ。

だが、一番良かったのはやはりスティーヴィー・レイ・ヴォーン&ダブル・トラブルだった。「Little Wing」と「3rd Stone From The Sun」をメドレーで演奏しているのだが、ジミヘンの曲の演奏に関しては他の人達とはレベルが違う。もし、ジミヘンが生きており、かつブルーズ方面の音を進めていたなら、たぶんスティーヴィー・レイ・ヴォーンのようなプレイをしていたに違いないという感じがする。いや、ひょっとしてジミヘン以上かも知れない。スティーヴィーも亡くなってからかなり経ってしまったが、おそらく天国では二人でセッションしているに違いない。そういうライブ見てみたい。

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2004.05.03

KISSのライブ映像 その2

先日の記事で書いたNHKのヤングミュージックショーでのKISSのライブを見た。30代後半から40代前半ののロックファンは、この映像を非常に懐かしく見たのではないだろうか。NHKさんありがとう。

僕は大のKISSファンではないのでライブ自体に「ウォー!!」という感動は無かったのだが、番組の冒頭と最後の加賀美幸子アナウンサーの解説に感動してしまった。まず、加賀美さんがKISSの紹介をすること自体異例であ。NHKアーカイブスのひとつなのでそうはなるのだが、その当時は絶対交わることの無かったであろうKISSと加賀美さんが、四半世紀という時間を経てこのようなコラボレーションが生れるなんて、素晴らしい。もう60を過ぎておられるようだが、加賀美さんにはいつまでもNHK女性アナウンサーの重鎮として活躍していて欲しい。

それと、映像が思いの外美しかった。当時使った2インチテープは無く、3/4インチテープにかろうじて残っていた映像を、NHK技術班の技術の粋を集めて再生させたと言っていたが、その言葉どおり非常に美しい映像と音であった。恐らく、この修復にはかなり時間を要したのでは無いかと思う。技術陣の中には、当時この映像を見て感動した方もおられるのであろう。プロの仕事として満足させてくれる出来であった。また、このライブがNHKとして初めてのマルチレコーディングだったり、NHKの技術進歩にも貢献したという話しも興味深かった。

最後に、当時の担当プロデューサーの「ヤングミュージックショー」に関する思い入れのインタビューが良かった。「公共の電波を通じて雑音を流すとは何事だ!!」という年配の方からの苦情に対し、「これを雑音と思うか音楽と思うかは、それを支持する世代が決めることである。だから、幅広い音楽を紹介して行く。」という旨の彼の信念の下活動されていたとおっしゃられたシーンには、思わず目頭が熱くなってしまった。
その当時これらの映像を何故ある堅いNHKが放送するのだろうと子供心に思っていたのだが、文化および文化が形成される過程に関する理解があってのことと分かり、「さすがNHK」と唸ってしまった。

ただ、ちょっと疑問に思った事もある。影響を受けたミュージシャンとして、大槻ケンジとローリー寺西が出ていたが、何故デーモン小暮ではないんだということ。ビジュアルに関する影響は言うに及ばず、聖飢魔Ⅱにはエース清水というエース・フレーリーから大いに影響を受けたギタリストがいるのに。彼らは何か不祥事でも起したっけ?

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2004.05.01

KISSのライブ映像

パパうさぎさんのブログで、かつてNHKで放映されたヤングミュージックショーでのKISSのライブが5/2に放映されることを知った。当時は小学校6年生だったと思うが、今でも見た事を憶えている。ジーン・シモンズの長い舌や、火を噴くパフォーマンスに驚きを憶えた。僕のクラスメイトも何人かは見ており、翌日学校で話題に上っていた。

今回も絶対見逃してはならない。番組の詳細はNHKのページで確認を。

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2004.04.30

ブルース・ブラザーズ

昨晩、NHK-BSで「ブルース・ブラザーズ」を久々に見た。いつ見ても楽しい映画で、音楽好きにはたまらない。ジェームス・ブラウンレイ・チャールズなどのスーパースターのいきいきとした映像も見られるし、ブルース・ブラザーズのバックバンドも、スティーブ・クロッパードナルド・ダック・ダンなど凄腕揃い。

さて、数多くの名シーンがあるこの映画だが、僕が特に好きなのが、アレサ・フランクリンキャブ・キャロウェイの歌うシーン。ソウルの女王がスリッパを履いて、駄目亭主に向けて歌うシーンはかっこよいの一言。特に最後の「Think!」と凄むショットには参りました。

僕の一番のお気に入りは、キャブ・キャロウェイ。映画「コットン・クラブ」でも取り上げられていたが、デューク・エリントンと並び賞される黒人音楽を一般大衆に広めていった人物。「ブルース・ブラザーズ」でも歌っていた「Minnie The Moocher」は正にエンターテイメント。40年代当時と同じパフォーマンスがこの映画でも見られる。キャブ・キャロウェイの当時の演奏はこちらのサイトで視聴することができるので、興味がある方は是非ご覧を。

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2004.04.29

メル・ブルックス監督のラップ

20年ほど前、アメリカコメディー界の巨匠メル・ブルックスがラップを歌っているPVを見たことがある。ヒトラーのような格好をしてブレイクダンスまで披露していた。僕の記憶は定かではないが「To be, or not to be」という曲名だったと思う。このPVは、映画「メル・ブルックスの大脱走」の販促用のものだったはず。当時60近かったと思われる彼が、床の上をくるくる回る姿は結構笑えた。当然、代役がいるはずであるが。

さて、何故この記事を書いたかというと、このブログによくコメントをくれるhello nicoさんから、「getsmart0086とはどういう意味?」と質問を頂いたから。

昔、「それゆけ!スマート」というスパイもののコメディードラマがあった。この原題が「Get smart」。主人公スマートのコードネームが0086だった。僕はこのアメリカドラマが好きだったので、ハンドルネームにした次第。この番組、映画にもなっていて、「それゆけ!スマート/笑いの番号0086」というタイトルだったと思う。この番組の演出をしていたのが、先のメル・ブルックスという訳。あ~、久々にあの番組見たいな~。

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2004.04.27

ジム・ホールの『アランフェス協奏曲』

以前、cupieさんのブログを見て、ジム・ホールの『アランフェス協奏曲』を持っていないことを思いだし、この名盤を買った。タイトル曲の「アランフェス協奏曲」かなり昔に1度か2度聴いた記憶があるが、アルバム全体を聴くのは今回が初めて。

メンバーを見ると、
◆ギター:ジム・ホール
◆ピアノ:ローランド・ハナ
◆ベース:ロン・カーター
◆ドラムス:スティーブ・ガット
◆トランペット:チェット・ベイカー
◆アルトサックス:ポール・デズモンド
錚々たるメンバーである。

僕が大好きなパット・メセニーが敬愛するだけあり、ジム・ホールの抑えの効いたギターが心地よい。僕も年齢を重ねているせいか、こういう優しい音に惹かれてしまう。その他のメンバーの演奏もgood。特にチェット・ベイカーのトランペットがいい。彼のトランペットの音は夜の彷徨という表現がピッタリくる音である。このアルバムでのドラムスがスティーブ・ガットだったとは全然知らなかった。

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2004.04.26

エリック・クラプトン-レジェンズライブ

昨晩wowowで、エリック・クラプトンレジェンズライブが放映されていた。エリック・クラプトンマーカス・ミラーが中心になり企画された'97のモントルージャズフェスティバルでのライブだ。アルバムなどは一切発表されておらず、このライブの映像しかないらしい。

メンバーは、
◆ギター:エリック・クラプトン
◆ベース:マーカス・ミラー
◆ドラムス:スティーブ・ガット
◆サックス:ディビット・サンボーン
◆ピアノ:ジョー・サンプル
という凄いメンバー。

全ての曲は知らなかったが、エリック・クラプトンディビットサンボーンジョー・サンプルの曲を中心に演奏していた。アンコール前のラストはクルセイダースの「Put It Where You Want It 」だった。先日の記事ラリー・カールトンのライブについて書いたが、このライブのラストでも同じ曲を演っていた。どちらのライブも'97のモントルージャズフェスティバルの映像だったので、同じ場所で、元クルセイダースメンバー(ジョー・サンプルラリー・カールトン)が同じ曲をそれぞれ演奏していたことになる。

ディビットサンボーンの曲は、元々ブールーズテイストが溢れているので、エリック・クラプトンのソロとの相性は良かったのだが、バッキングに回ったときの彼のギターと、16ビートで刻むファンキーなマーカス・ミラーのベースとがイマイチ合っていない気がしたのだが、そこはご愛敬という事だろう。観客の乗りも非常に良く、ライブとしては非常に楽しめた。

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2004.04.25

押尾コータローの『Dramatic』

以前の記事で、押尾コータローのファーストアルバムについて書いた。最近ようやくセカンドアルバム『Dramatic』を入手したので、最近良く聞いている。

結論から言うと、ファーストより随分良い。僕はこちらのアルバムの方が断然好きである。肩の力が抜けているというか、ファーストアルバムに見うけられた気負いみたいなものが無く、曲そのものを楽しめる。特に今回はオリジナルの曲がファーストアルバムに比べて格段にレベルアップしていると感じる。ファーストアルバムはテクニック優先的な所が少しあったが、今回のアルバムでは「Sun Dance」「Happy Island」「Chaser」など曲と彼のギターテクニックがうまく融合している曲が多い。

Canon」と「Bolero」のカバーも良い。特に「Bolero」は秀逸だ。たぶんこの曲は、彼なら将来もっと手を加えて更に良く出来るのではないかと感じる。「Canon」の方は以前の記事でも書いたが、僕にとっては戸川純の演奏が最高なので、これを超えることはできなかった。戸川純がこの時期に持っていたアーティストとしてのパワーは尋常ではなかったので、超えるのはなかなか難しいであろう。

Wind Song」「Promises」「Prologue」などのように、テクニックをあまり出さないスローな曲でも、ギターの音色が非常に美しく、聴いていて心が和む。こういう曲ばかりにはして欲しくないが、今後もアルバムには1~2曲は入れて欲しい。

ただ、「Splash」や「Changing Skies」などのように同じフレーズを何度も繰り返している曲もあり、そこがちょっと残念。この人は非常にアレンジ力のある人だと思うので、これらの曲はもう少しひねった曲展開にしても良いのではと思う。まだまだ、伸びて行くアーティストであると思うので、次回のアルバムも楽しみにしたい。

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2004.04.24

Sugar Baby Loveのボーカルは誰?

以前の記事に続いて「Sugar Baby Love」ネタ。amazonでルベッツのベスト版である 『ベスト・オブ・ルベッツ 』を購入したので、この曲を繰り返し聞いている。

ライナーノーツを読むと、このルベッツというバンド、「Sugar Baby Love」「Tonight」「I can't do it」「Juke Box Jive」の4曲を録音するために、プロデューサーのウェイン・ビッカートン&トニー・ワディングトンのコンビにより集められたメンバーらしい。デビューシングルの「Sugar Baby Love」がヒットしたので、そのままバンド活動を続けたようだ。

今まで、ルベッツはアメリカのバンドだとばかり思っていたのだが、イギリスのバンドらしい。更に、「Sugar Baby Love」は、全英ではNo.1になったが、ビルボードは最高37位らしい。かなり以外だった。この事実を知っただけでも日本版を買った意味はあったと言える。

そして、上柴とおるさんのライナーノーツに気になることが書いてあった。なんと、この曲のファルセットを駆使したボーカルは、実はバンドのメンバーではなく、セッションボーカリストのポール・ダ・ヴィンチという人物かも知れないらしい。そんなのあり??って感じだ。この曲のキモはあのボーカルなのに、そのボーカルを担当した人以外でバンドを組むなんて。ツアーはどうしていたんだろう?

全英では、先に挙げた「Sugar Baby Love」以外の曲もヒットしたらしいが、僕は今回初めて聴いた。このベスト版には、それ以降に制作された曲も収録されているが、なんかバンドとしての芯がないというか、テイストがバラバラである。こういうバンドは1発屋と言われても仕方ないと思うが、「Sugar Baby Love」を残してくれたんだからそれで良しとしよう。

p.s.
アクアブルーの曲と聴き比べると、オリジナルとは若干声のトーンが異なっていた。違うバンドだから当たり前か。

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2004.04.23

Love is the Drug

最近amazonから届いたCDの中にロキシーミュージックのベスト版がある。このアルバムの中には「Love is the Drug」が収録されている。僕が好きな曲であるが、最後に聴いたのは9年前である。聴いたシチュエーションは今でもハッキリと憶えている。それは、フィジーで聴いた。以前の記事でフィジーの音楽について書いたが、フィジー聴いた曲でもうひとつ印象に残っている曲としてはロキシーミュージックの「Love is the Drug」を挙げる。

レンタカーを借りて郊外にドライブに出発して30分後くらい経った時、かけていた地元のFMからこの曲が流れてきた。フィジーとロキシーミュージックが頭の中で全然リンクしなかったので、この曲がかかったの事は僕にとっては意外であったのと、自分が好きな曲が突然かかるのは嬉しいハプニングなので今でも鮮明に憶えている。

電波状態が悪くなり聞こえにくくなっているのに奥さんが話しかけてくるので、「少し黙っていてくれ!!」、と心の中で叫んでいたが、声には出せなかった。

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2004.04.22

赤ピクミンは火に強い~

最近、下の子供(4才)がピクミン2のCFで流れている歌をよく歌っている。

歌詞はこんな感じだと思う。

赤ピクミンは火に強い~ 青ピクミンは溺れない~
黄ピクミンは高く飛ぶ~ 紫ピクミン力持ち~
白ピクミンには~~ 毒がある~
個性が色々 ピクミンズ~

僕は全然ゲームをやらないのでピクミン2を買うことはないが、もしやっているならこの歌につられて買う気になるかも。マーケッターの策に陥りやすい私。

<<補足>>
milkloveさんのコメントでCD化されているものの歌詞が載っているサイトが分かりました。

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2004.04.21

エアロスミスのBaby, Please Don't Go

昨日に続き、ANAの機内音楽ネタ。

エアロスミスの最新アルバム『Honkin' on Bobo』から「Baby, Please Don't Go」がセレクトされていた。カッコイイ。エアロスミスの曲では久々にカッコイイと思った。実は、僕はランDMCとの競演で復活して以降のエアロスミスはあまり好きではない。これぞアメリカンバンドという音になって、昔はぷんぷん臭っていた毒気が少なくなってしまったからである。

しかし、この曲はいい。原曲はビッグ・ジョー・ウィリアムズの曲らしいが僕は聞いたことはない。ヴァン・モリソンのいたゼムの演奏では聴いたことがあり、エアロスミスのものはゼムのバージョンを意識しているように思う。この曲でのエアロスミスは彼らがかつて持っていたワイルドっぽさが前面に出ていてノリノリである。特に終盤の「タラッラ ラララララ~♪」と歌うスティーブン・タイラーに合わせてジョー・ペリーがギターを合わせるのだが、リズムが微妙にずれていてワイルドなロックンロールのドライブ感が出ている。僕は、ジョー・ペリーのギターの魅力は、この微妙なタメだと思っている。僕としては、エアロスミスはこの路線で行って欲しいと願うが、今の多くのファンには受け入れられないかも。

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2004.04.20

シャーラタンズのティム・バージェス

昨日今日と出張でANAに乗った。機内ではいつも洋楽のチャンネルに合わせている。僕の数少ない新譜情報入手元がこの機内音楽である。

4月のプログラムの中にティム・バージェスという新人の「Only A Boy」という曲があった。ファルセットを使ったさわやかなポップソングではあるが、ギターの音色が少しイギリスっぽいなかなか面白い曲である。ナレーションからこの人がシャーラタンズの元ボーカルであることが分かった。シャーラタンズが解散したのかどうかは知らないが、今はLAに住んでいるらしい。

シャーラタンズストーン・ローゼズが出た後に同じマンチェスターから出てきたバンドであり、僕もファーストアルバム『Some Friendly』は持っている。この頃のマンチェスター勢には珍しくオルガンを多用したサウンドが特徴で、僕もこのアルバムは好きだった。このバンド、イギリスでは人気のあるバンドであるが、何故か日本ではあまり人気がない。『Some Friendly』以降のアルバムは持っていないが、何曲かは聞いたことはあり、それなりに良いバンドという評価はしている。

そういうえば、シャーラタンズは、最初シャーラタンズだったが、同名のバンドがどこかにいるということで、メジャーデビューの時(だったかな?)にシャーラタンズUKと改名していた記憶がある。

ティム・バージェスには、心機一転頑張って欲しい。

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2004.04.19

結婚披露宴での音楽

JMさんが、Japan Music Blog連携企画 第11弾/All you need is loveという事でお題を出していたので、企画に乗っちゃいます。

僕はちょっと違った観点で、愛の曲という事ではなく、愛を披露する場の曲という事で、僕の結婚披露宴で使った曲をご紹介。

◆二人の入場
映画「グランブルー」のOSTから「The Big Blue Overture」。ウェディングドレスの入場なので、ゆったりして音の広がりのある曲が良いと思ったので、この曲を選びました。

◆乾杯用カクテルをシェーキングしている時
UFOLoud minority」。UFOと言っても、ルドルフ・シェンカーの方ではなく、United Future Organizationの方。乾杯用のカクテルは、ホテルから無料プレゼントだったんだけれど、担当の営業の方が「自分達の分は自分で作ってみたら」という誘い文句に、披露宴はイベントなのでこういう企画があった方が盛り上がるかなと思って乗っちゃいました。曲はJAZZっぽいものが良いと思いこの曲を選曲。

◆奥さんのお色直し後の2回目の入場
エニグマSadeness」。披露宴の前の結婚式はカトリック教会だったので、グレゴリオ聖歌がフィーチャーされているこの曲が良いかなと思い選曲。

◆ウェディングケーキ入刀
808ステイトPacific202」。たぶん、一番悩んだ曲。冒頭のサックスのフレーズが流れる時に入刀するように気をつけた。

◆二人の生い立ち、および二人の出会いのフォト紹介
映画「パリ・テキサス」のOSTから「Cancion Mixteca」、映画「ニュー・シネマ・パラダイス」のOSTから「Prima Gioventu」、スタイリスティックスYou Make Me Feel Brand New」。二人の生い立ちや出会ってからの営みを、当時の写真をビデオに撮り文字コメント付きで紹介しました。家族・親戚などが昔を懐かしんでもらえるよう、郷愁感がある曲を選曲。二人の出会ってからの部分は、スタイリスティックスで甘く演出。

◆キャンドルサービス
インナーサークルSweat」、マキシ・プリーストBest of Me」。楽しくテンポよく各テーブルを回りたかったので、明るいレゲエで選曲。

◆奥さんからお父さんへの手紙朗読
映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」のOSTから「Friendship and Love」。来場の皆さんの涙が出やすいようにと、しっとりとして、かつ終盤に盛り上がってくる音楽をと思い選曲。

新婚旅行から帰って初出社した時に、年配の上司から「音楽が良かった」と言われたので、悩んだ甲斐があった。

ところで、来月で結婚10年が過ぎるのだが、あの当時の二人の愛は何処へ。。。。トホホ。

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2004.04.18

Japan Music Blob参加

JMさんが主催されているJapan Music BlobのRingに参加しました。参加したのは4/12なのですが、その時はあまり詳細を読まずに「取り敢えず面白そうなので登録しよう」という感じで登録しました。

そうすると、いつも拝見させてもらっているhello nocoさんのプログで、Ring参加者の表示リンクを生成するsite codeの生成に関する記述を見つけ、初めて内容を把握した次第です。

登録時にsite codeを入手していなかったのでJMさんにコンタクトを取り、本日ようやくまともに稼働しました。

JMさん、hello nicoさんありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

p.s.
最近仕事が忙しく、プログの更新ができていない。。。。
開設以来、毎日更新を心がけてきたのに残念。気を取り直して、アップしていこう。

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2004.04.15

注文CD一覧

久々にamazonでCDを注文した。注文したものは以下のとおり。

TOMMY EMMANUELMidnight Drive
  sleepyさんのブログを見て興味を持ったギタリスト。
Edu LoboSergio Mendes Presents Lobo
  前から欲しかったアルバム。
Mike OldfieldCrises
  hello nicoさんの影響。
Roxy MusicThe Best of Roxy Music
  彼らのアルバムをCDでは持っていなかったので、とりあえず。
ジム・ホールアランフェス協奏曲
  持っておきたかった。
Pat Metheny80/81
  何故今まで買ってなかったんだろう?
ルベッツベスト・オブ・ルベッツ
  やっと、CMの曲と聴き比べることが出来る。
Tom McraeJust Like Blood
  先日の記事どおり、聴いて暗い気分になろう。
押尾コータローDramatic
  ようやく購入。
Norah Jones Feels Like Home
  同じくようやく購入。
◆『トリビュート・トゥ・ジミ・ヘンドリックス
  トリビュートものはほとんど買わないが、ジミヘンは買わなくては。一括発送なので、これがリリースされないと他のものも届かない。4/28のリリースが待ち遠しい。あっ、良く考えたら分割発送にしたら良かった。

それにしても、自分で買っておいてなんだが古いアルバムが多い。こんな事で良いんだろうか?

音楽とは全然関係ないが、合わせてこんな本も買ってしまった。
◆ スコット M. デイビス (著), マイケル・ダン (著) 『ブランド価値を高める コンタクト・ポイント戦略』
◆ 田坂 広志 (著) 『企画力 「共感の物語」を伝える技術と心得 』

買ったCDを聴きながら勉強しよう。早く届かないかな。

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2004.04.14

ラリー・カールトンもとちる?

昨晩wowowでラリー・カールトンのライブが放映されていた。'97のモントルージャズフェスティバルの映像だった。

僕は元々フュージョンファンではなかったので、ラリー・カールトンのアルバムは1枚も持っていない。しかし、ラジオやテレビでたまにかかったりするので曲を聴いたことはあるし、スティーリー・ダンなど他のアーティストのアルバムでのプレイは聴いたことはあるので、巧いギタリストだなという印象は持っている。

しかし、昨晩のライブでは、イマイチという印象を持ってしまった。何故かというと、(曲名は忘れたが)曲の終盤で観客を盛り上げようと思い早いパッセージを繰り返す部分があったのだが、指が縺れたのか少しリズムがずれていた。彼もまずいと思ったのか苦笑いをしていたが、その後また同じプレイをして同じようにとちっていた。

僕はそこで興ざめてしまったため、そこから先はうとうとしてしまい寝てしまった。巧い人でも失敗はあるということだとは思うが、ラリー・カールトンは失敗のイメージからは遠い人物だったのでちょっと幻滅してしまった。

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2004.04.13

Be My Baby その2

昨日の記事ロネッツの「Be My Baby」を取り上げたが、僕にはもう一曲好きな「Be My Baby」がある。それは、ヴァネッサ・パラディの「Be My Baby」である。

この曲は、彼女の'92のアルバム『Vanessa Paradis』に収録されている曲である。ドラムスを印象的に使うなど、ロネッツの曲を意識しつつ作った曲ではあるが、彼女の少しハスキーな声を十分に活かしており、60年代的ポップスの佳作と言える。

このアルバムは、当時飛ぶ鳥を落す勢いで活躍していたレニー・クラビッツがプロデュースと曲提供をしており、「Be My Baby」も彼が書いている。他の曲も彼女の小悪魔的な部分をうまく引き出しており、このアルバムは僕の愛聴盤となっている。1曲だけオリジナルではなく、以前の記事でも触れたヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコの曲である「I'm Waiting for The Man」のカバーがある。このカバーも彼女の退廃的雰囲気が元曲にマッチしていて良い出来である。

レニー・クラビッツの最近のアルバムを買っていないが、僕は彼自身のアルバムよりこちらのアルバムの方が好きである。彼もこの時は、彼女の魅力の虜になっていたようなので、作成にも気合が入っていたのであろう。フランス人女性が英語で歌うと妙に色っぽい。彼もそこに参ったのか?

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2004.04.12

Be My Baby

昨日の記事で、ロネッツについて書いたが、ロネッツで一番好きな曲はご多分に漏れず「Be My Baby」である。

イントロのドラムでまず心を捕まれ、フィル・スペクターの元妻ロニー・スペクターの声に心を奪われてしまう。良い曲だ。珠玉のポップスと言っていい。ロネッツダイアナ・ロス率いるシュープリームスはライバルであると言われていたらしいが、僕は断然ロネッツである。(シュープリームスも好きなんですけどね)

80年代の半ば、ロニー・スペクターがヒットチャートを賑わした事があった。彼女自身の作品ではなく、エディー・マネーの「Take Me Home Tonight」という曲のサビの部分で、「Be my little baby♪」と彼女がかつての自身のヒット曲のサビを歌っている。あの特徴的な声が聞けたので、非常に嬉しかった事を憶えている。

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2004.04.11

アンダース&ポンシア特集

今日の山下達郎のFM番組サンデー・ソング・ブックはアンダース&ポンシア特集であった。僕はこの人達の事をまったく知らなかったのだが、番組を聞いていると僕の好きなロネッツの「Do I Love You」と「(The Best Part of) Breakin' up」がかかった。僕が持っているCDのクレジットを確認すると、確かに彼らの名前が書いてある。この番組は本当に勉強になる。

彼らは60年代から70年代に活躍したソングライターコンビらしい。最初は自身のリーダー作も作ったらしいが、ぱっとしなかったらしく、裏方に回ったらしい。その中で、ロネッツに対する曲の提供をしたようだ。僕が持っているロネッツのCDを見ても、他にも何曲か提供していることが分かった。ちなみに、僕が持っているのは、フィル・スペクターのプロデュース作品をシリーズとして出していた時期にリリースされた、「The Best of The Ronettes」である。

ロネッツと言えば、プロデューサーのフィル・スペクターである。ビートルズファンの間では悪名高いフィル・スペクターであるが、僕は彼の作る音は好きである。ただ、山下達郎の「フィル・スペクターは、自分より才能のある人間に対して、異常に嫉妬深いので、彼らはフィルの元を去っていった」というコメントには笑ってしまった。

山下達郎は、アンダース&ポンシアの作った曲が好きらしく、「Newyork's A Lonely Town」を「Tokyo's A Lonely Town」にしてリリースしている。イギリスにも同様に「London's A Lonely Town」として出しているアーティストがいると、番組で紹介していた。確かに、ポップソングとしては、秀逸である。

5月には特集の第2弾があるらしいので、時間が合えば聞いてみたい。

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2004.04.10

ウォルター・ベッカーの声

昨日の記事スティーリー・ダンの『everything must go』について書いたが、このアルバムではウォルター・ベッカーが初めてボーカルをとっている。

この声がどこがで聞いた事がある声だと思って、数日前から必至で思い出していた。判った、オル・ダラである。かなり低めの声で、ちょっとぶっきらぼうに歌う感じが似ている。似ているというだけで、そっくりという事ではないので、その辺はご注意を。それと、オル・ダラの方が遥かに歌はうまい。

彼は、50代の後半になってデビューした異色のコルネット奏者&ブルースシンガー。アートブレーキーなど数多くのミュージシャンと競演したことがあるらしいが、リーダー作は全然作っていなかったらしい。そんなふれ込みをどこかのレビューで見て、アルバム『Neighborhoods』を買った。

このアルバムが実に良い。肩の力が抜けていて、聞いていて非常にリラックスできる。このアルバムがどんなアルバムか言い表したら良いのか非常に悩む。ブルーズでもあり、ジャズでもあり、南米系の音楽でもあり、あまりジャンルにとらわれない音である。たぶん、ライ・クーダーが好きな人は、好きになるのではないかと思う。

それにしても、こういうミューシーシャンが還暦前にデビューできるって、幸せな環境だと思う。日本では、難しいだろうな。

あっ、「孫よ」があった。

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2004.04.09

スティーリー・ダンの『everything must go』

昨日に続いて、スティーリー・ダンについて。僕はスティーリー・ダンの最新アルバム(と言ってももうリリース後1年近く経過しているが)「everything must go」があまり好きではない。好きでは無いは言い過ぎかも知れないが、イマイチだ。僕は買ってから3回くらいしか聞いていなかったので、今回これを書くために久々に聞いたが、印象はあまり変わらない。jazzさんのブログを見ると、jazzさんの評価もあまり高くないようだ。

僕なりに、自分が好きではない理由を考えてみた。

まず、ドナルド・フェイゲンのボーカルが今までとは違う。彼の声は、声がダイレクトに空気中に出ていると言うよりは、口の中で声が反響してから出ていく感じの少し籠もった声であるが、このアルバムではスッキリした声になっている。スティーリー・ダンを最初に聞いたときには、この声をすぐには受け入れられなかったが、今ではこの少し変な声が癖になっている。

そして、このアルバムではバンドスタイルをとっているのでミュージシャンを固定している。僕はスティーリー・ダンの魅力は、1枚のアルバムで凄腕のミュージシャンを何人も使い、曲毎に違うグループを生み出しつつ、アルバム全体としては統制が取れているものを作り出すところにあると思っている。当然ながら、それがこのアルバムにはない。僕が好きな『Gaucho』や『aja』などに収録されている曲に比べると、曲自体も(スティーリー・ダンにしては)全体的に単調なものが多い。今までがバラエティーに富んでいたので、そのように感じるのだとは思うが。

更に考えてみると、こういう聴き方をしていいものだろうかという疑問が沸いてきた。先に挙げたアルバムや、ドナルド・フェイゲンのソロ『The Nightfly』が好きな僕としては、どうしてもそのような音を期待してしまっている。しかし、そういう音を聞きたいのであれば、それらのアルバムを聴けばよいのである。新しいアルバムを発表するのであるから、そこには新しい音が必要なのだ。それが音楽家というものだ。彼らも、それを意識しているのかも知れない。今は産みの苦しみの時期だと思い、次のアルバムに期待したい。きっと、嬉しい驚きを届けてくれるに違いない。いや、そうであって欲しい。

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2004.04.08

ジェフ・ポーカロのドラムセット

Hello nicoさんのブログで怖いアルバムジャケットの筆頭に紹介されていたスティーリー・ダンの『The Royal Scam』に関する子ネタを1つ。

このアルバムでドラムスを担当しているのは、バーナード・パーディーリック・マロッタなのだが、Jeff's Worldによると、このアルバムでバーナード・パーディージェフ・ポーカロのドラムセットを使って演奏したらしい。プロが他のミュージシャンの楽器を使って演奏することはあまりないことだと思っていたのだが、それだけジェフ・ポーカロの叩くドラムが気持ちよい音を出していたのだと思う。ドナルド・フェイゲンなのかウォルター・ベッカーなのかどちらのアイディアなのか分からないが、ジェフのドラムセットでバーナード・パーディーに叩かすと、さぞかしいいグループが出るに違いないと思ったのであろう。

だけど、僕は『The Royal Scam』でのバーナード・パーディーのプレイより、アルバム『Gaucho』の1曲目「Babylon Sisters」でのプレイの方が何倍もスゴイと思うのだが。ジェフも、「Babylon Sisters」のプレイは殆ど神業状態」とコメントをしているようだ。

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2004.04.07

インディアン・ヴァイブスのMATHAR

インディアン・ヴァイブスという怪しげなバンドの「MATHAR」というCDを持っている。「MATHAR」というシタールの曲を色々なリミックスで仕立て上げた'94のアルバムである。もともとこの曲は70年代にロンドンのクラブシーンでヒットした曲らしいが僕はオリジナルを知らない。

インディアン・ヴァイブスでシタールを担当しているのは、何とポール・ウェラー。僕がこのアルバムを買ったのは、ポール・ウェラーがシタールを弾いているという理由であることは言うまでもない。他に、ドラムスはガリアーノクリスピン・テイラーが担当している。

基本的にはクラブミュージックなのだが、シタールの音との相性はバッチリだ。シタールの「ビィヨ~ン」という音色は人をトリップさせやすいのだろうか。シタールは、鳴させて倍音を出しているという点ではモンゴルのホーミーと同じなので、たぶんα波を出易くする効果があるのだろう。

それにしても、ホーミーは人の体で共鳴させているのだが、同じ人間がそんなことを出来るなんて理解不能だ。

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2004.04.06

マシュー・ジェイが死んでいた

全然知らなかった。マシュー・ジェイが去年の9月に亡くなっていたなんて。音楽雑誌を読まなくなったので、全く知らなかった。昨日の記事に引き続き若いシンガー・ソング・ライターについて書こうと思い、僕のお気に入りのマシュー・ジェイについてネットで調べていたら、彼の死亡記事を見つけた。もうそろそろセカンドアルバムが出るだろうと思って楽しみにしていたのに、ショックだ。

マシュー・ジェイは2001年にデビューアルバム「draw」をリリースした。彼は、明るいニック・ドレイクと言うか、少し軽るめのジェフ・バックリィと言うか、そういう人達を引き合いに出したくなるような、才能溢れるミュージシャンであった。特にこのアルバム(US盤)の1曲目の「Let Your Soulder Fall」は、青春の甘さと酸っぱさが入り混じった感じをうまく表現していて非常に良く出来た曲であり、僕のお気に入りの1曲である。全編とも、歌詞は重めの内容だが、サウンドは打ち込みもうまく使いながら全般的に非常に瑞々しく、それが彼のメッセージをうまく運んでいるように思う。

彼のオフィシャルサイトを見ると、残された音源を元に、今年セカンドアルバムがリリースされそうなので、それを聞いて彼を偲ぼう。

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2004.04.05

トム・マクレー

トム・マクレーのデビューアルバム「Tom Mcrae」を持っている。購入動機は雑誌のレコ評でジェフ・バックリィが引き合いに出されていたからだったと思う。このアルバムは暗いというより痛い。言葉が突き刺さってくる。日本語タイトルは「生への癒し」だったりする。このタイトルはマーケティング的にはありかもしれないが、ターゲットをちょっと意識しすぎているので僕は好感が持てない。

さてこのアルバムであるが、梅雨時期の気分がブルーな日に聞くと、ブルーな気分を一層盛り上げてくれる、そんなアルバムである。歌詞も生死を意識したものが多いし、曲調もかなり暗め。彼のボーカルも少し高い声で切々と歌うものが多いので、そういう気分を盛り上げてくれる。雨の日に窓辺で女の子が、何を見るわけでもなく外を見ながら自分の悲しい過去を思い出し涙をにじませている、こんなシーンがピッタリくる。

僕のお気に入りは、1曲目の「You Cut Her Hair」。歌詞も暗いが、音も暗い。日本語タイトルを調べてみたら「生への再生」。確かにピッタリなタイトルなんだが、何もそこまで書かなくても。。。

このアルバムを聴いていると、ハル・ハートリーの映画「トラスト・ミー」を思い出す。トム・マクレーのデビューの方が随分新しいので無理だが、この映画のサントラに使われていたとしたら非常にしっくりくると思う。

去年彼のセカンドアルバムが出ていたことを今日知った。買わなくては。そして、また暗い気分に浸ろう。

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2004.04.04

タック・アンドレスのクリスマスアルバム

cupieさんのサイト押尾コータローのさくらメドレーを紹介していたので聞いてみた。こういうテクニックのある人が有名な曲をアレンジし、余裕を持ってて演奏するのは聴いていて心地よい。

これを聴いていて思い出したアルバムがある。タック・アンドレスが10数年前に作ったクリスマスアルバム「HYMS, CAROL AND SONGS ABOUT SNOW」である。このアルバムは僕が結婚する前に奥さんから「クリスマス用のCDが欲しい」と言われて買ったものだ。

Winter Wonderland」、「Silent Night」、「Jingle Bells」、「Ave Maria」、「Little Drummer Boy」、「Santa Claus Is Coming to Town」、「Rudolph the Red-Nosed Reindeer」など、クリスマスソングの定番が彼のギターによって優しく奏でられている。

僕が特に好きなのは「Coventry Carol/What Child Is This」。これは、アイルランド民謡の「Green Sleeves」をアモチーフにした曲である。小学校の下校の時に音楽が「Green Sleeves」だったこともあり、この曲を聴くと、一抹の寂しさと嬉しさの合い混じった感情が蘇ってくる。

最近、Mariさんの押尾コータローの記事へのトラックバックや、押尾コータロー関係のサイトなどから僕のサイトへ訪問してくれる方が多くなった。押尾コータローのファンなら、このアルバムはきっと好きになると思います。

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2004.04.03

初めて好きになったJAZZ

久々に子供の頃の音楽体験について書いてみる。僕が小学校3年か4年生だったとき、急に父がJAZZを聞き始めた。何がきっかけだったのかは知らないが、FMのJAZZ番組を聞くようになった。エアチェックもしていたらしく、テープに取った曲を何回か聴いていたのを見たことがある。

小学生なのでJAZZが楽しいわけはなく、一緒に聞き入ることはしなかったが、生活を共にしているので何度か父が聴いている曲を耳にしたことがある。ほとんどの曲はつまらないものだったが、1曲だけ好きになった曲があった。それが、アート・ブレーキー&ザ・ジャズメッセンジャーズの「Moanin'」であった。

印象的なピアノのイントロから始まり、そこにサックスが絡み、そして強烈なトランペットがメロディーを奏でる曲である。この曲が小学生の僕の心を捉えた。その後7~8年はJAZZを聞かず、ロックやポップスばかり聞いていたが、この曲だけは覚えていた。それにしても、いつ聴いてもこのリー・モーガンのトランペットはカッコいい。

僕はアート・ブレーキーの他に、もう一つの「Moanin'」を持っている。それは、ランバート・ヘンドリックス&ロスのものだ。彼らはジャズボーカルグループなので、「Moanin'」に歌詞をつけて歌っている。僕は彼らについてあまり詳しくないのだが、確か50年代から60年代にかけて活躍したグループだったと思う。ジャズ・ボーカルグループとしては、マンハッタン・トランスファーが有名であるが、彼らはその前にジャズ・ボーカルグループというスタイルを確立した人たちだ。白人男性1人、白人女性1人、黒人男性1人の3人構成で、まだまだ人種差別の厳しかったアメリカでは、色々問題もあったようだが彼らはこの構成を貫いたようだ。

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2004.04.02

HIP HOPと言えばPLANET ROCK

以前の記事でもラップについて書いたが、今日は最近全然HIP HOP系の音楽についてちょっと書いてみる。

僕にとって、HIP HOPと言えばアフリカバンバータとなる。最初に聞いたのは「PLANET ROCK」だが、これには衝撃を受けた。クラフトワークの「Trans-Europe Express」をサンプルし効果的に使った曲であるが、その当時は非常に新鮮だったフェアライトのオーケストラヒットも効果的に使かっているし、ラップと演奏のバランスもよくHIP HOPのお手本のような曲であると思っている。しかも日本語で「イチ ニ サン シ」という掛け声まで入れているので、日本人には嬉しい限りだ。日本語を入れているのは、彼がYMOのファンであるからであると思われる。(フェアライトについてはこちらのサイトを参照)

アフリカバンバータは、その後もジョン・ライドンと「World Destruction」を出したり、ジェームス・ブラウンと「unity」(だったと思う)を出したり、バラエティーに飛んだ人材との交流により、非常に面白い音楽を作り出していた。製作活動が12インチ主体であるため、馴染みが少ない人が多いと思うが、僕はこの人がミスターHIP HOPだと思っている。

話は変わってシンセサイザーについて。ここで書いたフェアライトだが、これは数千万円の製品だったので、フェアライトのページにも載っているように日本人でもフェアライトCMIを購入したミュージシャンはそれなりにいた。しかし、同時期に開発されたシンクラビアはモデルにもよると思うが、確か2億円くらいしていた。よって最初の頃、日本で所有しているのは喜多郎と加山雄三大先生くらいだった。その後、どこかのレコーディングスタジオが購入し、そのスタジオが大人気になったという話を聞いたことがある。

喜多郎は何をしていたかというと、将来壊れるかも知れないアナログシンセサイザーであるムーグの音をシンクラビアでサンプリングしていたという話を聞いたことがある。いやはやスゴイ話である。

シンクラビアは20年くらい前に既に64bitのコンピュータであった。その頃の一般人が使うパソコンと言えばPC98の時代で、まだ8bitのコンピュータを持っている人も多かった。そんな時代に64bit処理をするコンピュータを作ったんだから、シンクラビアはお化けみたいな製品である。

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2004.04.01

アート・オブ・ノイズのKISS

ちょっと前にcupieさんのサイトプロパガンダのアルバム『A SECRET WISH』を紹介していた。僕もこのアルバムは持っている。一番のお気に入りは、「Dr.MABUSE」である。コインの音からイントロ始まり、ちょっと東洋チックなストリングスのフレーズに流れていく部分が非常に気に入っている。

それにしても、この頃のZTTレーベルは元気があった。属していたアーティストからはトレバー・ホーンの悪口が出ることが多かったが、個性の強い若手アーティストの個性を強調しながら魅力を伸ばし、マーケットベースに乗せた手腕はスゴイと言わざるを得ない。

ZTTから出たアーティストは数多くあるが、僕の一番のお気に入りはアート・オブ・ノイズである。何がいいって、まず名前が良い。今となってはどうかと思うが、その当時では、「時代最先端」という雰囲気を醸し出すには非常に適した名前であったと思う。

アート・オブ・ノイズには好きな曲が沢山あるが、先日、SYUNJIさんのサイトで、プリンスの話題を書いていたので、今回はプリンスのカバー「KISS」について書いてみる。

この曲のオリジナルを初めて聴いたとき、僕は正直驚いた。何故かと言うと、こんなにも休符を意識して作った曲を聞いた事がなかったからである。意味的にはおかしいが、休符が踊っているのである。この曲が出た後に、FMレコパル(だったと思う)の鮎川誠のレコ評で、珍しく彼がプリンスを取り上げて、「休符を見事に使った傑作である」というようなコメントを書いていたのを覚えている。

アート・オブ・ノイズの「KISS」は、アルバム『Best of the Art of Noise』に収録されている。僕は、レコードはUK盤、CDはUS盤を持っている。収録曲が全10曲中3曲違う。僕は「Beatbox」や名曲「Moments in Love」が収録されているUK盤の方が良いと思う。

さて、アート・オブ・ノイズの「KISS」だが、ボーカルには往年の名歌手トム・ジョーンズをフィーチャーしている。オリジナルはプリンスらしい繊細な「KISS」であるが、アート・オブ・ノイズのはボーカルの力強さも手伝って、非常に濃厚な「KISS」になっている。僕は両方の「KISS」共好きだ。

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2004.03.31

ストリップの前で熱唱

先日の記事で、トム・ウェイツについて書いた。トム・ウェイツの曲を彼以外のアーティストがカバーすることは数多いが、日本人がカバーしたものでも良いものもある。

'86と'87のクリスマスに桑田圭祐が中心になって作った「Merry X'mas Show」という特別番組があった。この中で、「I Wish I Was in New Orleans」を石橋 凌(ARB),小林克也,桑田佳祐が歌っていた。ストリップ劇場のセットを作り、ストリップダンサーに興奮している観客の後ろで、3人が直立不動でこの曲を歌った。この歌が非常に良かった。特に石橋凌のボーカルが最高だった。声質といい歌い方といい、文句無しであった。

調べてみると、石橋凌はこの曲にかなり思い入れがあるらしい。(インタビューサイト参照)

この曲は、トムの4枚目のアルバム「Small Change」に収録されている。前述のストリップのセットは、このアルバムのジャケ写から来たものであろう。僕も、このジャケットは好きで、酔いどれ詩人にはピッタリなジャケットだと思う。

「Merry X'mas Show」での他の演奏リストはこちらのサイトを参照して欲しい。

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2004.03.30

セルジオ・メンデスのBatucada

昨日の記事で、セルジオ・メンデスの「Batucada」をテイ・トウワがカバーしていると書いたが、ブラジリアンポップスの第一人者だけあってオリジナルはやはり良い。この曲は、セルジオ・メンデス&ブラジル'66のアルバム「Look Around」に収録されている。

Batucada」の何がいいって、強力なビートに軽いボーカルが被さりまさにブラジリアンポップという感じがするから。セルメンと言えば、「Mais Que Nada」だが、僕は「Batucada」が一番好きである。

このアルバムは、バート・バカラック作の007カジノロワイヤルの挿入歌「THE LOOK OF LOVE」がカバーされていたり、ビートルズの「With a Little Help」がカバーされていたりして、幅広い人が楽しめるアルバムだ。

当然、オリジナルの曲も良く、変な呪文みたいなスキャットが印象的な「The Frog」や、エドゥ・ロボ作曲によるちょっと暗めのラブソング「To Say Goodbye」なども良い。

セルジオ・メンデスについては、こちらのサイトが詳しい。

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2004.03.29

テイ・トウワのデモテープ

昨日の記事マーティン・デニーについて書いたが、僕が好きな曲に「Quiet Village」がある。この曲をサンプリングしている曲があったと思ったので、テイ・トウワのアルバム「Future Listnig」を聞いてみた。外れていた、ちょっと違う。自分の記憶力の無さにショック。

いい機会だったので、久々に「Future Listnig」を聞いた。このアルバムはディーライトを解散させた後に作った彼のソロデビューアルバムである。僕は、このアルバムが大好きである。基本的にテクノだが、セルジオメンデスの「Batucada」をカバーしたり、ピチカートファイブ野宮真貴をボーカルに起用した甘いラブソング「Douce Vie (Amai Seikatsu)」、ジョアン・ジルベルトの娘、ベベル・ジルベルトを起用した曲も数曲あり、非常に多種多様である。一番好きなのは、1曲目の「I Want to Relax, Please!」。なんと表現したらいいのか分からないが、無国籍な曲である。この無国籍感覚がこのアルバムを好きな理由だと思う。この無国籍感覚はやはり、日本生まれの韓国人という彼のバックグラウンドからくるものだろうか。

さて、僕がテイ・トウワを最初に知ったのは20年位前だ。NHKFMの「坂本龍一のサウンドストリート」でアマチュアを含めて広くデモテープを集め、優秀なものをかけていたコーナーがあった。彼はアマチュアであったが、非常にセンスが良く僕も記憶に残っていた。人気が高かった曲はテープ(だったと思う)で売り出した。その中には当然彼の曲も入っていた。(収録曲一覧はこちらのサイトを参照)

割と最近知ったのだが、このコーナーで取り上げられたアマチュアアーティストとして槇原敬之もいる。

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2004.03.28

マーティン・デニーのFirecracker

Firecracker」と言えば、YMOのデビューアルバムに収録されている曲である。細野晴臣が自宅で坂本龍一、高橋幸宏を集め、こたつでYMOの結成について熱く語りかけたという話は有名である。細野はYMOで「Firecracker」を是非とも演奏したかったらしい。

最近、数年前に買ったマーティン・デニーのCD「Quiet Village/Enchanted Sea」を車でかけている。このアルバムを買ったのはオリジナルの「Firecracker」を聞きたかったからである。それと「Quiet Village」も聞きたかった。このCDは、「Quiet Village」と「Enchanted Sea」の2つのアルバムを一枚にしたものなので、お買い得である。

さて、「Firecracker」だが、西洋から見た東洋テイストに溢れ非常に面白い。YMOのものも基本的にその雰囲気は継承しているので、YMOの「Firecracker」が好きな人は、オリジナルも好きになれると思う。

マーティン・デニーは、ヴァイブラフォンやマリンバをメイン楽器に据え、ゆったりとしたメロディーに鳥の鳴き声などをアレンジしている曲が多いので、ジャングルにいなくてもジャングルにいる気分にさせてくれる。しかし、ジャングルに行きたい気分になる事は少ないので、このCDをかける頻度も少ない。マーティン・デニーを持っている人は、どういう気分の時に聞きたくなるのであろうか。聞いてみたい。

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2004.03.27

酔いどれ詩人トム・ウェイツ

今日の午前中はひどい二日酔いだった。帰りのタクシー代の事を気にせず飲んでしまったため、タクシーを途中で降ろしてもらい、夜中の3時くらいに2km以上とぼとぼ歩いて帰った。奥さんに馬鹿者扱いされてしまった。まー、たまにはこういう事があっても良い。新聞屋さんのしこみなど、普段では見られない光景も見られた。

酔っ払いは酔っ払いの音楽を聞くべしと思い、トム・ウェイツをかけてみた。何にしようかと迷ったが、ファーストアルバム「Closing Time」にした。佳曲ぞろいで捨て曲が一切ない。僕のお気に入りの1枚でもある。イーグルスがカバーしている「Ol' 55」や「I Hope That I Don't Fall in Love With You」を聴いていると、昨夜馴染みのBARが移転することを聞いたせいか不覚にも涙がにじんできた。

このアルバムは、「Midnight Lullaby」や「Little Trip to Heaven (On the Wings of Your Love)」などミュートトランペットを効果的に使っている曲が多い。トムのボーカルにトランペットのオブリガードがかぶさり、彼の感傷的な世界を引き立てている。極めつけは、唯一のインストナンバーであるタイトル曲「Closing Time」。僕はこのミュートトランペットのメロディーが大好きだ。バーボンのつまみには最高の曲だと思っている。

いかん、今日は気取りすぎた。

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2004.03.25

悪意という名の街

最近、通勤の車の中でザ・ジャムのベスト版をよくかけている。出勤時は気分を盛り上げなければならないので、できるだけアップテンポの曲をかけることにしている。僕がよくかけるのが「Town called Malice」である。

この曲は、ポール・ウェラーダイアナロス&シュープリームスの「You Can't Hurry Love」からヒントを得て作った曲だと記憶している。イントロのベースの演奏なんかはかなり似ている。ポール・ウェラーの黒人音楽好きが前面に出ているいい曲だと思うが、ザ・ジャムをパンクバンドとして捉えている人には不人気かも知れない。

この曲は、AMP版「白鳥の湖」にヒントを得て数年前に作られたイギリス映画「リトル・ダンサー」にも使われていた。主人公が父親からバレエの練習を反対され、抑えきれない踊りたいという感情を爆発させながら街中をダンスしながらかけていくシーンに使われている。このシーンは良くできているので、「Town called Malice」を聞くと、このシーンが目に浮かんでくるようになった。

イギリス映画は、ケン・ローチ監督の「ケス」に代表されるように、不況にあえぐ街で生活する子供を題材にしたものにいいものが多い。炭鉱の風景が不況をイメージしやすいせいだろうか。

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2004.03.24

お尻だって洗って欲しい

戸川純をお茶の間に知らしめたのは、TOTOのウォシュレットのCF「お尻だって洗って欲しい」だったと思う。コマーシャルのインパクトも手伝って、ウォシュレットはどんどん認知度を上げていった。CFで印象的なのは、やはり彼女のキャラクターそのものだろう。彼女は上野耕路とのユニットゲルニカなど、当時のニューウェーブの最先端を先導していた1人である。

戸川純のアルバムで一番好きなものを挙げろと言われると非常に悩むところだが、やはり「玉姫様」になると思う。カラオケでもたまに歌う「玉姫様」、カレー屋に行くと頭の中で鳴り出す「隣の印度人」など、名曲ぞろいである。その中でも最も印象的なのが、「蛹化の女」である。これは、パッヘルベルのカノンに詞をつけたものであるが、この詞が最高である。「あなたを想い過ぎて変わり果てた私の姿 月光も凍てつく森で 樹液すする私は虫の女 」こんな詞は普通は書けない。

僕だけじゃないと思うが、パッヘルベルのカノンが流れていると、頭の中では「月光の白き林で~」と戸川純が歌いだす。

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2004.03.23

フェンダーローズと言えばリチャード・ティー

このブログの一番最初の記事で、チック・コリアの「SPAIN」について書いた。オリジナルは、フェンダーローズをうまく使った良い曲である。だが、僕にとってはフェンダーローズと言えば、何と言ってもリチャード・ティーである。

僕が最初にリチャード・ティーを好きになったのは、僕が中学生の時にあったサイモン&ガーファンクルのセントラルパークコンサートでのプレイである。50万人以上をセントラルパークに集めた化け物みたいなイベントである。50万人というと、僕の出身地の市の人口より多い。そんなに大勢の人達が公園に入れるなんて、いったいどんな公園なんだろうと思ったものだ。何年か前に仕事でニューヨークに行った際、セントラルパークにも少しだけ足を運んだ。「これがあの公園か」と感慨深い思いをした。

さて、その時僕が一番好きになった曲は、ポール・サイモンの「Still Crazy After All These Years」である。この曲のイントロのリチャード・ティーのフェンダーローズの音がたまらなく好きである。楽器の甘い音色と、昔の恋人を忘れられない男の切ない気持ちを綴った歌がすごくマッチしている。ドラムのスティーブ・ガットをはじめとする他のメンバーの演奏も素晴らしい。特にサックスのソロは、僕はオリジナルのマイケル・ブレッカーのプレイより、誰が吹いていたか忘れたがこちらのコンサートでのプレイの方が好きである。

もう亡くなってしまったので非常に残念だが、彼の優れたプレイはたくさん残っているので、またあの音に酔いしれることはできる。それだけでも幸せってものだ。

ちなみに、フェンダーローズの原理などはYAMAHAのサイトで詳しく解説しているので、こちらを見ていただきたい。

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2004.03.22

オープンカーで気持ち良い曲

今日、テレビ東京の「常夏ガール」を見た。モデルの長谷川理恵をはじめとする3人の女の子が色々な所に行き、サーフィンを中心に現地を紹介する番組だ。最近はハワイが取り上げられている。

僕もハワイには2度程行った事がある。2度とも、レンタカーを借りて日本人があまりいないところにドライブに行った。
借りた車は2度ともムスタングのコンバーチブルだ。やはり、ハワイではオープンカーに限る。カラッとした空気、適度な風、自然いっぱいの大地、BGMには地元のFM局から流れてくる音楽。非常に気分のいいひと時である。

2度目に行った時、パナップル畑の間を突っ走っていたら、フーティー・アンド・ザ・ブロウフィッシュの「ONLY WANNA BE WITH YOU」が流れてきた。グラミー賞を受賞したアルバム「Cracked Rear View」に入っている曲で、このアルバムもアメリカではバカ売れした。 しかし、日本でのセールスはいまいちであったと記憶している。

アメリカンロックの王道を行くサウンドであるが、この手のバンドでは珍しく黒人ボーカルを据えている。このデリアス・ラッカーのボーカルが、適度にR&Bテイストを持ち込んでいて非常に気持ち良い。日本で聞いた時にもいい曲だと思ったが、ハワイで聞くと全然違って聞こえる。やはりこういう曲は、日本のようにどこに行っても建物が見え、かつ湿度の高い所で聞く音楽ではない。カラッとした何も無いところで、聞くべき音楽である。アメリカで売れる理由が実感できた瞬間だった。

この曲を聴いていると、またハワイに行きたくなった。

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2004.03.21

テルミンではなくタンネリン?

何ヶ月か前、何の雑誌だったか忘れたが、ビーチボーイズの名曲中の名曲「Good Vibrations」で使われている楽器はテルミンではなく、その派生形であるタンネリンという楽器だという事が書いてあった。テルミンとは、ロシアのテルミン博士が作った世界初の電子楽器(詳しくはこちらのホームページ)である。数年前に映画にもなったので知っている方も多いと思う。

ネットで「タンネリン」を検索しても一切ヒットしない。何の雑誌で見たかも覚えていないので、問い合わせのしようがない。八方塞だ。ひょっとして、雑誌の記者の勘違いなのかもしれないが、姉妹品のテルプシコラーのことも書いてあったので勘違いである可能性は低いような気がする。お願いだから誰か知っていたら教えて下さい。

何故、こんなことを書いたかと言うと、最近トッド・ラングレンのアルバム「faithful」をよく聞いている。このアルバムのA面は先日の記事にも書いたヤードバーズボブ・ディランビートルズジミ・ヘンドリックスなどのカバー、B面はドットのオリジナルとなっている。A面の2曲目に「Good Vibrations」が入っているのだが、これがオリジナルを完璧に再現していて、キーの高さとボーカルの声以外はオリジナルとほぼ一緒ではないかと思うくらい同じである。声は違いはするが、かなり似ている。たぶん、ビーチボーイズを好きな人意外はオリジナルだと言われても気づかないと思うくらいの出来映えだ。たぶん、これを完成させた後、トッドはアルバム「something/anything?」の裏ジャケットにある写真のように、スタジオのテーブルに乗って、両手で大きくVサインをしたはずだ。いや、していて欲しい。

で、気になったのが、ビーチボーイズがタンネリンなる楽器を使っていたのであれば、オタクであるトッドも同じ楽器をどこからか入手して同じように使ったのだろうかという事。元祖宅録野郎であるトッドのことだから、同じ楽器を揃えないと気が済まないに違いない。あんなに完璧にコピーするくらいだから、それくらいはやっていそうだ。

それにしても、本当にタンネリンという楽器だったのだろうか。知っている方、お願いだから教えてください。

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2004.03.20

クロスロードで悪魔に魂を売った男

今日、TBSの「王様のブランチ」を見ていると、チェロをメインに据えている聞き覚えのある曲がバックでかかっていた。一瞬坂本龍一の曲かなと思ったのだが、よく聞いているとクリームの「White Room」であることが分かった。この曲をクラシックテイストで演奏しているのは、一体誰だろう。ちょっと、知りたい。

久々に「White Room」を聞いたので、この曲が入っているアルバム「Wheels of Fire」を久々に聞いてみた。このアルバムには名曲「Cross Road」も収録されている。この曲は、1930年台に活躍したブルーズシンガー&ギタリストであるロバート・ジョンソンが作った曲をカバーしたものである。

10数年前にロバート・ジョンソンの「The Complete Recordings」という2枚組CDが発売され、10万枚以上売れたと記憶している。故人のブルーズミュージシャンのアルバムセールスとしては異例のヒットだったので、その当時多くの雑誌でも取り上げられていた。ロバート・ジョンソンは悪魔に魂を売り渡し、その見返りにギターテクニックを手に入れたと言われるほど、ギターが巧い。この当時としては、異常なほど巧いのである。今日久々に聞いたが、すごいの一言である。ただし、古いレコーディングなので、ブルーズ好きにしかお勧めは出来ない。

時期的には「The Complete Recordings」の発売と同時期だったと思うが、この逸話を題材に、ラルフ・マッチオ主演で映画「クロスロード」が作られた。B級映画であるが、音楽ファンにはそれなりに楽しめる。映画の最後にギターコンテストがあるのだが、主人公と決勝戦で戦うのは、スティーブ・ヴァイだった。確か、スティーブ・ヴァイはクロス・ロードで悪魔に魂を売り渡し、超絶ギターテクを身につけたという設定だったと思う。フランク・ザッパのところにも在籍し、トリッキーなプレイも得意なスティーブ・ヴァイの演奏は悪魔的で、この映画でははまり役であった。最後にはちょっとクラシックテイストな演奏をしてラルフ・マッチオが勝つのだが、演奏をしているのがライ・クーダーだと言う事を知りかなり驚いた。ライと言えば、ルーツミュージックの探求者というイメージがあるので、クラシック風のギタープレイをするなんて想像が出来なかった。やはりプロというのは基礎がしっかりしているという事をこの時改めて理解した。

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2004.03.19

コクトーツインズの12インチ2枚

Hello Nicoさんのブログで"4AD"という名前を久々に見た。少し前に、ずっと使っていなかったカセットデッキをステレオにつないでみたので、昔のカセットテープを漁ってみると、コクトーツインズのテープが出てきた。4ADは彼らが所属していたレーベルである。

僕は、コクトーツインズのレコードは「タイニー・ダイナミン」と「エコーズ・イン・ア・シャロー・ベイ 」という同時期に出た12インチシングルしか持っていない。何故、普通のアルバムを買わずに、この2枚を買ったのかはさっぱり覚えていない。たぶん、12インチシングルの方がかっこよいと思ったのではないか。よく分からない行動である。

先のテープはこれを録音したものである。久々に聞いてみたが、結構良い。独特なボーカルに、エコーを過剰にかけたサウンドで、幻想的な雰囲気を作り出している。昼間に聞くのはちょっと引いてしまうが、夜一人でパソコンに向かいつつ聞くのには気持ちが良い。あまり、音が邪魔にならないからであろう。

ディープなファンでない僕が書くのもなんだが、コクトーツインズは雰囲気を楽しむものだと思う。雰囲気を楽しむには音だけではだめなので、聞く環境も整えなくてはならない。しかし、僕は住環境をコクトーツインズ向けには変更できなかった。僕のイメージする環境は、ちょっとベタ過ぎるが、蝋燭もしくは和紙で作ったスタンドライトとお香とハーブティーみたいなものである。僕には向いていない。向いていないものは、やってはいけない。なので、コクトーツインズを集めなかった。

だけど、久々に聞くと良かったので、ちょっと適当なアルバムを買ってみようかなと思い始めている。だれか、このアルバムはオススメというものを教えてくれないかな。

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2004.03.18

レモンティーとヤードバーズ

昨日に続き鮎川誠ネタ。

僕は、彼がシーナ&ロケッツの前にやっていたバンド、サンハウスが好きだ。一番好きな曲は、「レモンティー」。この曲はシーナ&ロケッツでも演っている。この曲は、S○Xについて歌った曲だ。レモンと紅茶をそれぞれ男女に見立てて歌っている。しかし、いやらしくない。おそらく、ストレートなロックンロールの成せる業なのだと思う。以前、フジテレビの「LOVELOVEあいしてる」にhitomiがゲストで来た時、彼女が歌っていたくらいだ。サンハウスの歌詞は柴山俊之が書いているが、この人の毒のセンスが好きである。だみ声も歌詞に合っている。

以前会社の先輩とカラオケに行ったとき、僕が「レモンティー」を歌うと、先輩が「この曲はTrain Kept A Rollin'がオリジナルだ」と教えてくれた。その時は、誰の曲か分からなかったが、後で調べるとヤードバーズの曲であることが分かった。ヤードバーズと言えば、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジの所謂3大ギタリストを排出したことで有名なバンドである。20年以上前にNHKFMで1時間もののヤードバーズ特集をやっていたので聞いてみたが、印象に残った曲は有名な「For your love」しかない。「Train Kept A Rollin'」がかかったのかも知れないが、記憶に残っていない。

レモンティー」はドライブ感のあるギターのリフがとてもかっこよい。「Train Kept A Rollin'」はエアロ・スミスもカバーしているらしいので、オリジナルもリフが良いのだと思う。聞いてみたい。オリジナルを聞いてみたい。しかし、以前のFM番組の思い出が、僕を思いとどまらせてしまう。

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2004.03.17

鮎川誠のレスポール

先日、ポカリスエットのCFを見たら、福山雅治鮎川誠がビルの屋上演奏しているものに変わっていた。

僕は、鮎川誠のギターが好きである。あの突っかかった感じの弾き方がまさにロックンロールという感じがする。彼が、弾いているギターは黒のレスポールカスタムだ。あれ以外のギターではほとんど使っていないのではないかと思う。確か、シーナ&ロケッツの前にやっていたサンハウスの頃から使っている。

昔、彼のインタビューで、このギターとの出合いについて語っていた。彼の友達がこのギターを買ったらしいのだが、彼がとても気に入ったのでそれを貸してもらい、そのまま現在に至っているらしい。さすが、めんたいロックンローラー。

たぶん、その当時でも25万~30万円くらいしたのだと思う。貸した(取られた?)友人の心中を察すると、可哀想で仕方がない。しかし、現在も現役のミュージシャンで、バリバリ使ってもらっていることを考えると、今では彼も鼻高々であろう。

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2004.03.16

押尾コータローとタック・アンドレス

Mariさんのブログ押尾コータローについて関する記事を読んだ。

僕も、彼のメジャーデビューアルバムである「STARTING POINT」を持っている。僕が押尾コータローを知ったのは、1年半か2年くらい前だったと思う。その時の印象は、「まるでタック・アンドレスじゃん」であった。ギターの演奏スタイルがタック・アンド・パティタック・アンドレスにそっくりだったからである。その後、何かのインタビューで、彼が影響を受けたギタリストとしてタック・アンドレスを挙げていたので、やはりそうかと納得した。彼は、タック・アンドレスを聞いてから、死ぬほど練習したらしい。凡人とは違い、練習してあれが弾けるようになるというのだからスゴイ。

僕がタック・アンドレスを知ったのは、15年くらい前の事だと思う。その頃は雑誌ananをたまに読んでいた。ある号のキョンキョンへのインタビューで、最近のお気に入りCDとしてタック・アンド・パティを紹介していた。キョンキョンに紹介したのは、藤原ヒロシであったと記憶している。僕は、すぐにタック・アンド・パティのアルバムを買ってみた。

驚いた。驚いたの一言につきる。どうやって、演奏しているのか想像ができなかった。バッキングとメロディーが渾然一体となったプレイスタイルなので、2人が演奏しているように聞こえる。「1本のギターでこんな演奏ができるなんて信じられない!!」。この感想は、タックを知らずに押尾コータローを初めて聞いた人の感想と同様であると思う。

僕が一番好きなタック・アンドレスの演奏はアルバム「Love Warriors」に収録されている「Europa」である。これは、サンタナのあの有名な曲のカバーである。テクニックは勿論のことアレンジも素晴らしい。このアルバムでは、続いてジミ・ヘンドリックスの「Castles Made of Sand」と「Little Wing」がメドレーが来るが、これも良い出来映えである。タック・アンドレスのプレイスタイルはジミヘンから大きく影響を受けていると思われるので、彼も好きな曲なのであろう。

押尾コータローも先のアルバムで「第三の男」や「戦場のメリークリスマス」など、他のアーティストの曲をカバーしている。タック・アンド・パティも、先の曲を始めカバー曲を割と多く演奏している。そして、僕にとっては、カバー曲の方が魅力的に聞こえる。これは、カバー曲の方が耳馴染みがあるというせいもあるかも知れないが、オリジナル曲の方が曲としてのクオリティーが低いように感じるのである。

彼らはものすごいテクニックの持ち主である。それは、自他共に認めることであろう。そうすると、演奏する事に対してパワーの大部分を使うため、オリジナル曲を作ることに対してパワーが入らないのではないかと思うのである。

タック・アンド・パティは夫婦であり、妻がボーカルなので、彼女とのコンビネーションを公私ともに大事にしなくてはならない。よって、今のギターとボーカルのデュオという枠組みを変えるなど、大きな冒険はできない。しかし、押尾コータローは違う。彼は、もっと色んな事ができるのではないかと思う。

僕は、彼はギターだけの曲ではなく、違う個性を持ったミュージシャンとのコラボレーションをした方が、彼の魅力や彼のミュージシュンとしての力量も上がるのではないかと思っている。そしてその相手は、できるだけ個性が強い方が良いと思っており、最近フラメンコギタリストのトマティートとアルバムを発表したジャズピアニストのミッシェル・カミロなんか、良い相手ではないかと思っている。

エドワード・ヴァンヘイレンは素晴らしいテクニックを持ったギタリストである。しかし、それを引き立てたのは、デイビット・リー・ロスという個性の強いボーカリストがいたからであったと思う。彼いなくしては、ヴァンヘイレンはスーパーバンドになり得なかったと思う。もし彼がいなかったら、エドワード・ヴァンヘイレンはヘビメタギター小僧のみのヒーローに終わっていたかも知れない。だから、押尾コータローにも、そういうパートナーが必要なのではないかと思うのである。

僕は、押尾コータローが好きである。だから、こんな事が実現してくれると嬉しいと思うのである。

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2004.03.15

Choo Choo train

今日の昼、山下達郎のFMラジオ番組「サンデーソングブック」を聞いていると、ニール・セダカの「恋の片道切符」がかかった。この番組でニール・セダカがかかるなんて、ましてや山下達郎のコレクションからピックアップする「棚から一掴み」の日に。正直驚いた。ただ、こういう幅の広さがこの番組の魅力だったりするので、結構嬉しかったりする。

ニール・セダカの曲を聴いたのはたぶん10年ぶり位ではないか。彼は、この曲をはじめ、「おお!キャロル」「カレンダー・ガール」「小さい悪魔」「すてきな16才」などのヒット曲を多数持ち、ポール・アンカと共に50年代ポップスの代名詞的人物であるのは周知の事実である。僕が生れるはるか前であるにもかかわらず、こうやって僕にも知られていると言うのはすごいことである。ちなみに、娘のデラ・セダカは、昔、大友克洋のアニメ映画「幻魔大戦」の主題歌を歌っていたと記憶している。その当時は、「何故、ニール・セダカの娘が」と不思議に感じたものだ。

さて、「恋の片道切符」の出だしは、「Choo Choo train a chuggin' down the track ~」であるが、今日この曲を聞いていて、「Choo Choo trainって何だ?」と今更ながらに疑問が浮かんできた。疑問は解消しなくてはならない。早速ネットで検索してみた。そしたら、出るわ出るわ、ZooとEXILE関連の記事。なかなかお目当ての内容に辿り着かない。ちょっと諦めかけていた所、英語の辞書で調べてみたらあるかも、ということに遅まきながら気づいた。実は僕はChoo Choo trainは名詞だと思っていた。デゴイチとかそういうものだと思っていたのである。

あー、最初から辞書を引けば良かった。なんてことはない「しゅっしゅっぽっぽ」という意味であった。こんな意味を持つ言葉を失恋ソングに使うとは、全然想像だにしていなかった。僕の完敗である。恐るべし50年代ポップス。

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2004.03.14

日曜の朝

昨日の記事で、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコの「Femme Fatale」が聞きたくなったと書いた。どうしても聞きたくなったので、納戸の奥にしまってあったカセットテープを引っ張り出した。3年前にステレオを新しくしたとき、もう使うことはないと思いカセットデッキを外していた。恐る恐る接続してみた。テープ自体が古いのと、カセットデッキも7~8年使っていなかったので、動くかどうか心配だった。

うーん、音が悪い。ボーカルの音がつぶれてしまっている。ノイズも多い。ちょっと、JBLのスピーカーが可哀想だと思った。しかし、まーいい。聞けるだけでも幸せだ。

A面の1曲目に入っている「Sunday Morning」を5年ぶりくらいに聞いた。この曲も好きな曲だ。土曜の夜に遊びまくった末、二日酔いで日曜の朝遅くまで寝て、起きて来た時にかかっていて欲しい曲である。

前回聞いたのは、友人の新築の家に遊びに行ったときだ。彼がウッドデッキにCDラジカセを置きくつろいでいた。その時かけていたのがこのアルバムで、ちょうど「Sunday Morning」がかかっていた。「Sunday Morning」は別に問題ない。閑静な住宅街でかけていても違和感はない。しかし、あのアルバムはそんな曲ばかりではない。ノイジーな曲もかなりある。何せ、その当時の前衛を行っていた人たちである。おまけに麻薬をテーマに歌った曲まである。彼には言わなかったが、彼の近所づきあいが心配になった。

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2004.03.13

宿命の女

今日、無性にヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコの「Femme Fatale」が聞きたくなった。しかし、レコードでしか持っていないので、すぐに聴けない。何故、レコードでしか持っていないかというと、やはりあのウォーホール作のバナナのジャケットはレコードじゃないと、という気持ちがあるからである。あのアルバムでは「HEROIN」が人気があるようなのだが、僕にとっては「Femme Fatale」が一番である。バンドの退廃感とニコの声が非常にマッチしている。ああ、レコードプレーヤーが欲しい。我慢できないので、趣旨替えしてCDを買うことにしよう。

Femme Fatale」はエブリシング・バット・ザ・ガールトレーシー・ソーンのソロアルバムでカバーされており、このバージョンもかなり好きだ。というか、原曲より好きかもしれない。彼女の低い声とボーカリストとしての技量、そしてキャラクターが曲と相まって、非常に魅力的な作品になっている。

さて、僕が宿命の女と聞いて誰を真っ先にイメージするか考えてみた。僕にとっては、ナスターシャ・キンスキーである。最初に出会った彼女の映画は、名優マルチェロ・マストロヤンニと競演した「今のままでいて」である。別れた奥さんとの間に生まれた子供と知らずに恋に落ちてしまう、近親相姦の映画であった。その後、宿命の女像を決定づけたのは、ヴィム・ヴェンダース監督の名作「パリ・テキサス」である。マジックミラーで囲まれた覗き部屋にいる赤のモヘアセーターに包まれた彼女を見たとき、僕の「死ねるリスト(from それいけ岩清水)」のトップにランクされた。ハリー・ディーン・スタントン演じるトラヴィスが人生を狂わせるのも強く頷ける。

それ以来、「Femme Fatale」を聞くと、ナスターシャ・キンスキーのあの姿が浮かんでくる。ナスターシャ、君のためなら死ねる。

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2004.03.12

神の思し召し

最近、SYUNJIさんのブログでキングクリムゾンの記事を見つけたので、コメントをつけた。

昨日の記事で、トムトムクラブのアルバムでエイドリアン・ブリューがプレイしていることを書いた。

昨晩、その記事を書きながら、wowowでピーター・ゲイブリエルのライブを見ていると、見覚えのあるおっさんがベースを弾いていた。トニー・レヴィンだ。最初見たとき普通のベースを弾いていたので直ぐには分からなかった。僕の中では、トニー・レヴィンと言えば、スティックベースだからだ。

スティックベースとは、ベースの弦を多くしてフレットだけにしたような楽器である。ギターのタッピングに似たような引き方をしているように見えるのだが、正確なところは良く知らない。何せ、このベースを弾いているのを見たことがあるのは、彼とバカボン鈴木くらいであるから。

さて、エイドリアン・ブリュートニー・レヴィンとくれば、キングクリムゾンのアルバム「Discipline」が思い浮かぶ。昔聞いたことはあるが、僕は持っていない。

これは、きっと神の思し召しに違いない。早速amazonのウィッシュリストに入れてしまった。今度買う事にしよう。

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2004.03.11

初めてのラップ

3/9の記事で、初めてのラップ体験についてちょっと触れた。

僕にとってのラップ初体験は、トムトムクラブの「Wordy Rappinghood(邦題:おしゃべり魔女)」だ。20数年前の事なので記憶が定かではないが、ヒットチャートでも上位に長く留まっていたと記憶している。その当時はラップというスタイルは米国でも一般的ではなかったため、この曲が何を言っているのか分からないアメリカ人が沢山いるという話を聞いたことがある。

トムトムクラブは、トーキングヘッズクリス・フランツティナ・ウェイマスで結成したバンドであるが、トーキングヘッズのインテリっぽさがなく、先の曲が収録されているアルバム「Tom Tom Club」は、パーティー気分を単純に楽しめる良いアルバムだと思う。(僕はトーキングヘッズも好きなんですけどね)

同アルバムに収録されている「Genius of Love」は、僕が苦手なマライア・キャリーがヒットさせた「Fantasy」という曲のバックトラックとして使われている。「Genius of Love」は好きなだけに、「Fantasy」が流れてくるたびに心の中で、「止めてくれー」と叫んでいた。好きな曲に嫌いな声が乗るのは耐えられない。こんな事書くとマライアファンに非難囂々だろうな。ま、いっか。

L'Elephant」という曲ではエイドリアン・ブリューが、ギターで象の鳴き声を再現していたのが懐かしい。そういえば、彼は何かのテレビCFで同じようなことをしていたのを思い出した。あの頃、変わった音を出せるという特技だけで、彼は色々なミュージシャンのアルバム作成に声がかかっていた。

話はラップに戻って、当然の事ながらラップ自体はトムトムクラブが初めてやった訳ではないが、僕がラップ第一世代のスターカーティス・ブローを知ったのは、「Wordy Rappinghood」を最初に聞いてから2年くらい後だったと思う。たぶん、HIPHOP界の偉人アフリカバンバータを知るよりも後のことだったのではないかと思う。

その頃、新しもの好きだった僕はラップが好きであったが、今は体力的にキツイ。ラップを聴くには体力が要る。それに耐えられなくなったことが、ちょっと悲しかったりする。

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2004.03.10

ワンチャンス

先日、あるホームページを流し読みしていると「ワンチャンス」という言葉を「ワンチャン」に読み間違えた。その瞬間、ワン・チャンの「Everybody Have Fun Tonight」が頭で鳴り出した。特別好きな曲ではないが、スマッシュヒットした曲なので今でも憶えている。

僕にとって、ワン・チャンは一発屋である。僕は「Everybody Have Fun Tonight」しか知らない。同じく僕にとっては、デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズは一発屋である。しかし、hello nicoさんの記事によるとそうでもないらしい。ラジオなどの一発屋特集に必ず出てくるので、一発屋に違いないと思っていた。認識を改めなくては。ひょっとして、ワン・チャンにも根強いファンはいるのかも知れない。

昨日、久しぶりに京急本線普通電車に乗った。そこには、新聞片手に座っている方々が座っていた。その方々は平和島駅で、静かな闘志を胸に抱いて降りていった。ワンチャンスを求めて。ワンチャンスだけじゃないかも。

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2004.03.09

日本人初のラップ

僕は日本人初のラッパーは山田邦子だと思っている。オレ達ひょうきん族でやっていた「邦子のかわい子ぶりっ子(バスガイド篇)」が最初ではないかと。時期的に同時期なので、もしかしてスネークマンショーの「咲坂と桃内のごきげんいかが1・2・3(ワン・ツゥ・スリー)」の方が早かったかも知れない。しかし、社会に広くラップのスタイルを見せたという意味では、山田邦子の方が影響は大きかったと思っている。

確か、吉幾三が「俺ら東京さ行ぐだ」で「日本人初のラップソングだと思う」というような事を言っていたと思うが、それは違うんじゃないかと思っていた。

僕のラップ初体験は山田邦子ではなかった。たぶん、その当時洋楽ファンだった人はあの曲は聴いていたはずである。あの曲については後日書くことにしよう。

日本でまともなラップが聴けるようになるのは、いとうせいこう&TINNIE PUNXあたりからだと思うが、それは山田邦子から数年後の事である。その当時のいとうせいこうは、本も書くしお笑いもやるし(今もそうだが)マルチタレントぶりを遺憾なく発揮しており、僕は少し憧れを抱いていた記憶がある。

彼らのアルバム「建設的」に入っている「マネー」をフジテレビの深夜番組「冗談画報」で見たが、鈴木賢司(現シンプリーレッド)のギターをバックに叫ぶいとうせいこうはミュージシャンであるTINNIE PUNX高木完よりも良かったという印象がある。

いとうせいこうが「MESS/AGE」というアルバムを出した直後ぐらいにライブを見たが、作家の作った曲らしく、その当時のラップの中ではメッセージ色が非常に強い、いい曲が揃っていた印象を持った。

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2004.03.08

受験勉強に最適な音楽

僕は、15才から18才まで学校の寮に入っていた。そこでは、様々な友人と音楽に関する情報を交換する機会が多かった。

ある日、友人が僕の部屋を訪ねてきて、「受験勉強に最適な音楽を手に入れた。聞いているとα波が出てきて、集中力が高まるらしい。」と、こんな事を言った。彼はラジオでそういう情報を入手したらしかった。一応聞いてみたが、本当にα波が出ているのかどうかは分からないが、気持ちが落ち着く感じではあった。僕は、何となく、ラジオドラマの幕間で流れていそうな曲という感想を持った。

さて、それは、ペンギンカフェ・オーケストラのアルバムであった。その中にあった「Penguin Cafe Single」が非常に気に入ってしまい、その後しばらくはその曲が入ったテープを何度も聞いていた記憶がある。その当時は、環境音楽やミニマルミュージックという言葉さえ知らなかった僕に、「世の中にはこんな音楽もあるのか」と音楽の幅を広げてくれた曲である。

数年前に、昔のことを思い出しペンギンカフェ・オーケストラのベスト版を買った。「Penguin Cafe Single」を聞くと、彼のことを思い出す。随分前に別の友人から、彼は会社を辞めたという話を聞いたが、幸せに暮らしていて欲しいと願っている。

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2004.03.07

大瀧詠一とバディー・ホリー

今日、始めて新しいキリン生茶のCFを見た。松下菜々子が和服を脱いでくつろいでいるCFである。大瀧詠一の「君は天然色」が使われている。フィル・スペクター的な広がりのある分厚いサウンドは久しぶりに聞いても気持ちよい。

告白すると、僕は最初「君は天然色」は好きではなかった。というか、中学の頃、ハード・ロック大好き少年だった僕にとっては、山下達郎を含めてナイアガラ系は軟弱に見えて全般的に好きではなかった。数年後に僕の認識は改められ、彼らに心の中で懺悔することになるのだが。

しかし、そんな僕でも「A面で恋をして」は好きであった。何故かは分からない。その「A面で恋をして」であるが、バディー・ホリーの「Everyday」を元ネタに作っていると思われる。というか、そうとしか思えない。「アッハー アッハー アッハッ ハー」という部分などはそのままだ。

Everyday」は映画「スタンドバイミー」で使われていた。僕が知っているバディー・ホリーの曲は、ロックンロールのクラシック「Peggy Sue」の2曲だけである。彼はエルビスと同様に初期のロックンロールスターだが、早くして亡くなったせいもあり、僕には馴染みの薄い人である。

CFで使われたし、はっぴぃえんどのBOXセットが3/31に発売されるらしいので、もしかして大瀧詠一ブームが来るかも知れない。ちょっと来て欲しい気もする。ただ、仮に来たとしても、マイペースな彼はあまり仕事を増やさないとは思うが。

最後に、僕は詳しくないので、バディー・ホリーについては、こちらの「ロック世代のポピュラー音楽史」で。

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2004.03.06

ドローバー

昨日の記事でハモンドオルガンについて少し触れた。ドローバーの仕組みを始めて知ったのは、20年近く前にNHK教育でやっていた「ベストサウンド」だった。

この番組は、日本版キース・エマーソンと呼ばれる(?)キーボーディストの難波弘之と、「翼の折れたエンジェル」をヒットさせた中村あゆみがパーソナリティーになり、かなり豪華なゲストを招きながら様々な楽器の演奏方法を紹介したり、作曲方法の紹介などを行う番組だった。僕もほとんど毎週見ていた。この数年後にイカ天ブームが来るのだが、たぶんこの番組を見て勉強したヤツは多かったんだと思う。

さてドローバーなのだが、簡単に説明すると、回転するスピーカーを持っており、その回転の速さを調整できるようになっているというものである。簡単に音を言葉で表すと、ゆっくり回転させた時は「ふぉん ふぉん ふぉん ふぉん」、少し早くすると「ファンファンファンファン」、早くまわすと「ウィーーーーーーン」とこんな感じである。僕は、この「ウィーーーーーーン」が好きなのである。なので、ジョン・ロードも好きだし、スタイルカウンシルミック・タルボットのハモンドも大好きである。スタカンの後期はミックのハモンドがあまり聞けなくなったので寂しかった。

ハモンドオルガンの仕組みについては、YAMAHAのホームページに詳しいので、興味のある方はどうぞ。

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2004.03.05

Tubular Bellsは楽器だったのか

WOWOWでやっていた「栄光のブリティッシュ・ロック '70s」を見た。
コメントをよくくれるhello nicoさんも見たらしい。

hello nicoさん同様、ディープ・パープルの「Child In Time」を久々に聞いた。僕は、ドローバー(回転スピーカー)を使いまくるジョン・ロードのハモンドオルガンが好きなので、オルガンが目立つこの曲はけっこう好きである。イアン・ギランの声を聞いていると、ちょっとグレック・レイクの声に似ている気がした。そのままキング・クリムゾンの「Epitaph」を歌い出してくれてもいいのにと思ったほどだ。

残念ながら、hello nicoさんと違い、僕はフリーはあまり好きではない。ポール・ロジャースの声があまり好きではないためだ。非常に評価が高いボーカリストではあるが、僕にとっての相性はあまり良くない。特に理由があるわけではないが、声質があまり好きではないだけである。

クイーンで嬉しかったのは、「Brighton Rock」をやってくれたこと。久々に聞いた。たぶん、15年くらい聞いていなかったのではないかと思う。この曲のブライアン・メイのギターが大好きである。何故って、津軽三味線っぽいから。ここ数年津軽三味線ブームだが、津軽三味線は確かにかっこよい。小学校の時、「津軽じょんがら節」を聞いてしびれた。

マイク・オールドフィールドの「Tubular Bells」をやっていた。エクソシストの曲である。一時期着メロに設定していたが、気味が悪いので止めてしまった。マイク・オールドフィールドは、たぶん今まで数曲しか聴いたことがなく、憶えている曲は、「Tubular Bells」だけである。なので、「Tubular Bells」の意味が分からなかった。アルバムジャケットに描かれている変に曲がった筒の事なのかなーぐらいに思っていた。

ようやく分かった(たぶん)。曲の終盤の方で使われている筒状のベルを何本もつるした楽器が「Tubular Bells」なのであろう。だから、Bellsと複数形なのか。

本当に、僕の理解はあっているんだろうか。誰か教えていただきたい。

2004.03.05 in 音楽 | 固定リンク | コメント (9) | トラックバック

2004.03.04

日本人がボレロを好きな理由

2/27の記事で、「題名のない音楽界」において日本における人気ナンバーワンのクラシック音楽にラヴェルの「ボレロ」が輝いていたことを書いた。

ボレロとはスペインの民族舞踏や舞曲の事であり、その特徴は3拍子のリズムにある。僕が知っているボレロは、ラヴェルの「ボレロ」、プリファブ・スプラウトの「Jesse James Bolero」、そしてあの有名なテレビ主題歌である。

さて、ボレロのリズムを言葉で書くと、「タン タタタ タン タタタ タン タン タン タタタ タン タタタ タタタ タタタ」になる。この「タ」を「ダ」に変えると、「ダン ダダダ ダン ダダダ ダン ダン ダン ダダダ ダン ダダダ ダダダ ダダダ」となる。

これを口ずさんでほしい。何かに似てると思いませんか?
ほら、水戸黄門の主題歌「ああ人生に涙あり」が思い浮かんだでしょ。

ああ人生に涙あり」は、3拍子ではないので厳密に言えばボレロではないのかもしれないが、リズムパターンをボレロ風にアレンジしている曲である。「人生楽ありゃ 苦もあるさ~」はある年代以上の人であればほとんどの人が馴染みのある曲であり、頭の中深く刷り込まれている。僕は、日本人が「ボレロ」が好きな理由は、このことが大きく影響していると思っている。いや、そうであって欲しい。その方が話としては面白いから。

2004.03.04 in 音楽 | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

2004.03.03

ノラ・ジョーンズの父 part2

デビューアルバム「COME AWAY WITH ME」をチェックしたが、輸入版のためなのか歌詞やクレジットしか載っておらず、ライナーノーツが書かれていなかった。

hello nicoさんが日本の公式サイトを見てくれたので、僕はノラ・ジョーンズの英語版の公式サイトを見てみた。日本同様に何も書いていなかった。

ネットで検索してみると、英語版の非公式サイトを見つけ、そこのFAQに彼女がラヴィ・シャンカールの娘であることなどが書かれていた。僕の想像だが、彼女は「シャンカールの娘」であることで必要以上に騒ぎ立てられることや、イメージが先行してしまうことを嫌ったのではないだろうか。これからも、マイペースで良いアルバムを作って欲しいものだ。

hello nicoさんありがとう。

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2004.03.02

ノラ・ジョーンズの父

今日の今日まで知らなかった。ノラ・ジョーンズの父がラヴィ・シャンカールであることを。airplay0105さんのプログで初めて知った。

ノラ・ジョーンズはジャズレーベルの老舗であるブルーノートからデビューし、昨年のグラミー賞を8部門獲得したので、日本でもファンは多いと思う。僕も彼女のデビューアルバム「COME AWAY WITH ME」は持っており、結構お気に入りである。新しいアルバム「Feels Like Home」も近々買おうと思っている。

2年くらい前にロッキング・オンを買わなくなり、音楽関係の新しい情報の入手をほとんど行わなくなったので、先の情報は全く知らなかった。ファーストアルバムもライナーノーツをほとんど読まなかったので書いていたのかも知れないけど、僕は気付かなかった。後で確認してみよう。

ラヴィ・シャンカールは、インドのシタール奏者であり、ビートルズをインド音楽に向かわせた人である。僕は、モンタレー・ポップフェスティバルのライブフィルムで見たことがあるだけで、ほとんど聞いたことはないのだが、僕が見た演奏はとにかく素晴らしかった。ビートルズがはまるのも頷ける。(ラヴィ・シャンカールの紹介はこちらに詳しい)

それにしてもこんな事を知らなかったなんて、洋楽ファンとしては失格のような気がする。めげてしまう。。。。

2004.03.02 in 音楽 | 固定リンク | コメント (5) | トラックバック

2004.03.01

Paranoidはオリジナルではありません

昨日に続き、CFものから1つ。

最近CFで使われている曲で、お気に入りの曲がある。日産のX-TrailのCFで流れている「Paranoid」だ。これは一聴してオリジナルではないという事が分かったのだが、誰の演奏家は知らなかった。日産のCF情報を見ると、メガデスが演奏している事が分かった。メガデスの曲がCFで使われるのは初めてではない。10数年前にホンダCR-X(確か2代目)のCFで彼らの曲が使われていた記憶がある。しかし、ヘビメタをほとんど聴かない僕は、あの曲がなんていう曲なのかは知らない。

さて「Paranoid」であるが、これのオリジナルはヘビメタ界の大御所オジー・オズボーン率いるブラックサバスである。同名のアルバムに収録されている曲であり、ヘビメタを聞かない僕でも知っている曲である。オジー・オズボーンは、優秀なギタリストを発見することに関して非常に才能がある人であり、若くして亡くなったランディー・ローズや日系のジェイク・E・リーなど、数々のギタリストを見出している。

Paranoid」のギターはトニー・アイオミが弾いている。トニー・アイオミはテクニックがスゴイ訳ではないが、リフ作りの才能に非常に長けた人だと思う。ブラックサバスが人気が出たのはオジー・オズボーンの声&キャラクターに負うところが大きいとは思うが、トニー・アイオミのリフも負けて劣らず貢献していると思っている。もったりとしたリフが、後にゴシックと呼ばれるようになるおどろおどろしたスタイルに非常にマッチしており、ある意味聞いていて気持ちよい。

ちなみに、アルバム「Paranoid」に収録されている「Iron Man」は、プロレスのロードウォーリアーズの入場テーマ曲であった。その当時、ロードウォーリアーズのパワーはこの世のものとは思えないほど凄まじいものであったので、この選曲は非常に的を射たものであった。

2004.03.01 in 音楽 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004.02.29

Sugar Baby Loveはオリジナルではなかった!!

昨日の記事で、ファルセットが好きだという事を書いたが、最近かなりの頻度で聞くファルセットの曲がある。それは、ルベッツの「Sugar Baby Love」である。佐野元春が出演しているアサヒ本生アクアブルーのCFで使われているので、毎日のように耳に入ってくる。

ファルセット好きの僕は、当然この曲は大好きである。中盤のくさいせりふ部分も、加山雄三の「君といつまでも」のあれと同様になかなか良い。

今日の今日まで、CFで使われている曲はオリジナルだと思っていたが、違うという事が分かった。アサヒビールのホームページにあるCM情報をみると、THE ALLEY CATSというグループの演奏と書いてあった。残念ながら、ルベッツのアルバムを持っていない僕は、オリジナルの曲はFMなどでしか聞いた事がなかったので、どこが違うのか確認できないのだが、かなりオリジナルに近いように思う。

たぶん、僕と同じく多くの人はCFで使われている曲は、オリジナルだと思っているのだと思う。それにしても、あんなにオリジナルに近い演奏なのであれば、何故アサヒビールはオリジナルを使わなかったのだろう。きっと、音楽担当の遊び心からに違いない。こういう遊びはなかなか楽しいから。

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2004.02.28

初めて好きになった洋楽

僕が洋楽で初めて好きになったのは小学校3年か4年の時だったと思う。スタイリスティックスが僕の田舎で公演をやるため、毎日のようにテレビで「Can't Give You Anything」が流れていた。そして、ファルセットボイスが美しいこの曲が、僕の心を捉えた。

その次に好きになった曲は、ビージーズの「Stayin' Alive」だ。時期は同じ頃であったと思う。その当時、映画「サタデーナイトフィーバー」などでビージーズが流行っていたため、はごろもフーズのCF(だったと思うが)で「Stayin' Alive」が使われていた。僕はこのCFを見て好きになった。決して、小学生でディスコ通いをしていた訳ではない。この曲もファルセットボイスが美しい曲だ。

たぶん僕は洋楽というより、ファルセットに惹かれたのだと思う。今では日本のミュージシャンも普通に使うファルセットだが、その当時は歌謡曲ではあまり聞くことがなかったので、非常に新鮮だった。

それ以来洋楽に興味を持ち始め、少しずつ聞いていくようになったと記憶している。

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2004.02.27

愛と悲しみのボレロ

昨晩久々にテレビチャンピオンを見た。携帯王選手権だった。携帯電話についての知識を競い合うという趣向であったが、いつもながらマニアの情報量には恐れ入る。

テレビチャンピオンのチャンピオンが決まった後に流れる曲は、ラベル作曲の「ボレロ」である。何年か前に、テレビの「題名のない音楽界」で、日本における人気ナンバーワンのクラシック音楽に「ボレロ」が輝いていた。ひたすらクレッシェンドが続く曲であるが、僕も好きな曲である。

ボレロ」を初めて聞いたのは、確か中学の頃だったと思う。クロード・ルルーシュ監督の映画「愛と悲しみのボレロ」のラストで聞いた。ラストでは、モーリス・ベジャール・バレー団のモダンバレーの傑作「ボレロ」が組み込まれている。ダンサーのジョルジュ・ドンが赤い円卓の上で「ボレロ」に合わせて踊る。一分の隙もない、完璧な舞踏である。完全に肉体をコントロールするとはこういう事だと思う。見ていて鳥肌が立った。

僕は「ボレロ」を聞く度に、あの舞踏を思い出す。僕が「ボレロ」が好きな理由は、それだと思う。

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2004.02.26

The dock of the bayの口笛

昨晩wowowでサザンの桑田圭祐主催のライブAct Against AIDSのが放映されていた。途中から見始めたのだが、僕が最初に見たのは、オーティス・レディングの「The dock of the bay」であった。R&Bの名曲である。同名のアルバムも名作である。

下手だが、僕も何度かカラオケで歌ったことがある。歌唱力の無い者が歌うべき曲ではないが、そこはご愛敬で許してもらいたい。カラオケで、一番困るのはエンディングの口笛である。口笛があまり上手ではない僕は、あの部分が綺麗に吹けない。あの曲を名曲たらしめている1つの要因は口笛の部分だと思うのだが、それができないというのは非常に悔しい。

桑田圭祐も口笛を吹いていたが、音は桑田自身のものではなく、実際はキーボードの人が吹いていた。カメラで抜いていた事を考えると、桑田が吹けないわけではなく、笑いを取るために小芝居を打ったのであろう。

The dock of the bay」を最初に聞いたのは20数年前(当時15才位)に、指揮者の大友直人がメインパーソナリティーを務めていた世界の音楽を紹介する番組だったと思う。それまであまりR&Bに馴染みの無かった僕にとっては、非常に新鮮であった。それ以降よくR&Bを聞くようになったと思う。そういう意味では、この曲は僕にちょっとした転機を与えてくれた曲である。

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2004.02.25

ダボダボスーツ

今、車にトーキング・ベッズのアルバム「Speaking in Tongues」を乗せてある。この中に、「girlfriend is better」という曲がある。この曲は、かつてTDKのカセットテープのCFに使われていた曲だ。このCFの前後のどちらかでは、アメリカンポップアートの巨匠アンディー・ウォーホールも出ていたと思う。このころは、TDKは元気が良かった。

さて先のCFだが、出演していたのは、トーキング・ベッズのボーカル兼ギターのディビット・バーンであった。彼が、ダボダボのスーツを着てくねくねしたダンスをしながら「girlfriend is better」を歌っているCFであったと思う。これは、「Stop Making Sense」という彼らのライブからヒントを得て作られたCFのはずである。このライブの中で、ディビット・バーンがダボダボのスーツを着て、くねくねしながら歌っていた。その頃は、トーキング・ベッズは時代の最先端を走っていると思われていたので、みんなかっこよいと思っていたはずである。ご多分に漏れず僕もかっこいいと思っていた。10年以上見ていないので今見るとどう感じるかは分からない。

このライブはライブビデオも好評で、MoMA(ニューヨーク近代美術館)のコレクションとしても登録された。ちなみに、監督は「羊たちの沈黙」で有名になったジョナサン・デミである。そのうち「Stop Making Sense」のライブについても書いておこうと思う。

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2004.02.24

ディープ・パープルBBCライブ

wowowの3月の番組表が届いた。3月2日にディープ・パープルのBBCライブが放映される。僕は、同時期に人気のあったバンドではディープ・パープルよりレッド・ツェッペリンの方が好きなので、めちゃくちゃ楽しみという訳ではないが、一応見ようと思う。3月には他にフリーなどのBBCライブやザ・フーのワイト島ライブもある。

UCC缶コーヒーBlackの発売開始時のCFは、黒い缶が回転しBlackというロゴが現れるというものだったと記憶している。そのCFで流れていたのがディープ・パープルの「Black night」であった。僕の記憶では、このCFが現れるまではしばらくの間CFにハードロックは使われていなかったと思う。この後、日産のグロリアのCFにクリームの「Cross road」が使われるなど、60年代後半から70年代前半のロックがCFによく使われるようになったと記憶している。

最近も、何のCFかは覚えていないが、ディープ・パープルの「Highway star」を使ったCFを見たことがある。やはり、レッド・ツェッペリンよりは曲がキャッチーなので、ディープ・パープルの方が使いやすいのであろう。

2004.02.24 in 音楽 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004.02.23

おそうじオバチャン

今日、会社のトイレで掃除のおばちゃんに出くわした。と言っても、毎日のように出くわすのだが。昔、俳優の細川俊之がテレビで、「トイレに掃除のおばちゃんがいるときにはトイレに入らない。それが、女性に対する礼儀である。」と言っていた。ダンディーだ。伊達に声が渋いわけではない。僕もそれ以来、掃除のおばちゃんが中にいるときには、トイレには入らないようにしている。同じ行動をしたからと言って、甲高い声が渋く変化するわけではないのだが。。。

僕もたまにカラオケに行く。自分から誘ってまで行くわけではないが、行ったからには楽しませなくてはいけない。「楽しまなくてはならない」ではなく、「楽しませなくてはならない」である。楽しい時間を過ごすためには、他の人を楽しませなくてはならないのである。自分だけが楽しければいいという訳にはいかないのである。

そこで、「おそうじオバチャン」の出番だ。今は解散してしまった京都のブルーズバンド憂歌団の初期の曲である。僕は、何度もこの曲を歌った。初めて一緒にカラオケに行った人の前ではだいたいこの曲を歌う。何故って、ウケルからである。「一日働いて2千円! 今日も働いて2千円! クソにまみれて2千円!」とシャウトすれば一発である。また、ペーソスもある。「こんな私も夢はある こんな私も夢はある かわいいパンティー履いてみたい いちごの模様のついたやつ 黄色いリボンのついたやつ かわいいフリルのついたやつ あそこの部分のすけてんの あたいのパンツはとうちゃんのパンツ」。うーん、自分を笑い飛ばせるヤツは強い。人間こうでなくては。

いい曲だ。内田勘太郎のギターは渋いし、木村秀勝のボーカルはブルーズそのもので最高だ。20年後でも歌っていたい曲だ。

2004.02.23 in 音楽 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004.02.21

Cockeye's Song

今日、ニュー・ビートルを見た。見ること自体は別に珍しい訳では無いが、その時にあることを思い出した。ニュー・ビートルのCFで使われていた曲である。皆さんは憶えているだろうか、色々な色のニュー・ビートルが回転するだけのCFに使われていた曲である。あの曲は「Little Fluffy Clouds」という曲で、アンビエント・テクノの重鎮The Orbの名作「The Orb's Adventures Beyond The Ultraworld」に収録されている曲で、僕が大好きな曲である。

この曲のイントロ部分はハーモニカの演奏から入るのだが、この部分はオリジナルではない。このハーモニカはエンニオ・モリコーネの曲からの拝借である。

エンニオ・モリコーネと言えば、古くは映画「荒野の用心棒」などのマカロニウェスタンものから、新しくはNHK大河ドラマ「武蔵」のサントラまで手がけるイタリア映画音楽界の巨匠中の巨匠である。確か、巨匠ニーノ・ロータより手がけた映画は多いと思う。日本では、映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の音楽が一番人気があると思われる。

話は戻ってハーモニカであるが、漫画家みうらじゅんをも夢中にさせる「ウーン、マンダム」ことチャールズ・ブロンソン主演のマカロニウェスタン映画「ウェスタン(原題Once apon a time in the west)」の中で使われている「The man with the harmonica」という曲である。ブロンソンが現れるとき、自らハーモニカを吹いているのである。さすがブロンソン、一味違う。このサントラを手がけたのは、エンニオ・モリコーネであることは言うまでもない。

モリコーネが手がけた中で僕が一番好きなサントラは、Once apon a time in Americaのサントラである。セルジオ・レオーネ監督が、舞台を禁酒法時代に移し、主演にロバート・デニーロを据え、続編を作ったのである。続編と言っても、内容が続いている訳ではなく、荒くれ者たちの友情と恋を描いているという意味で、続編なのである。

このサントラの中で、僕が一番好きな曲が「Cockeye's Song」である。何年か前に、NHK BSで放送している小堺一機の映画番組に宇崎竜童が出演していたとき、彼もエンニオ・モリコーネの中では「Cockeye's Song」が好きだと言っていた。フォルクローレなどで使われるパン・フルートを使ったもの悲しい曲であるが、この曲が映画に実によく合っている。それにしても、エンニオ・モリコーネは口笛とか小道具を使うのが巧い。

p.s.
先の番組では、「Cockeye's Song」は演奏されず、映画「ニュー・シネマ・パラダイス」から選曲されたように記憶している。たぶん、川井 郁子とこの曲はイメージが合わなかったのだと思う。それにしても、川井 郁子、演奏中に顔を作るのは止めてくれ!!

2004.02.21 in 音楽 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

SPAIN

初めての記事。ちょっと緊張。
とりあえず、今日車でかけた曲について書いてみよう。

SPAIN」、言わずと知れたチック・コリアの曲。
SPAIN」に関しては、3枚のアルバムを持っている。

・オリジナルのChick Corea & Return to Foreverの「Light as a Feather
・同じくチックコリアだが、Chick Corea's Akoustic Bandの「Akoustic Band
・チック・コリアではないが、Michel Camilo & Tomatitoの「Spain

車に乗せていたのはオリジナルのもの。ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」から始まるイントロから、美しいフレーズが速射砲のように次々に飛び出してきて体を打ち抜いていく。いやー本当に素晴らしい。
チック・コリアのフェンダー・ローズ(エレクトリックピアノ)も良いが、ジョー・ファレルのフルートも良い。もちろん、スタンリー・クラークのベースも。

だが、3つの「SPAIN」の中で一番好きなのは、2番目のChick Corea's Akoustic Bandのもの。
ピアノがチック・コリア、ドラムスがデイブ・ウェックル、ベースがジョン・パティトゥッチのトリオで演奏されるのだが、エレクトリック・バンドから派生したこのユニットの呼吸はぴったりで、リズム感が大事なこの曲にビシッとはまっている。特に素晴らしいのがデイブ・ウェックル。このドラムは聞いていて本当に気持ちいい。

今、アル・ジャローのボーカル版「SPAIN」も欲しいと思っているので、とりあえずamazonのウィッシュリストに入れている。そのうち買おうとしよう。

しかし、しかしだ。僕が一番好きなのは、これらの演奏ではない。今は無きライブ・アンダー・ザ・スカイにおいて、アル・ディメオララリー・コリエルが、二人ともovasionのギターで演奏した「SPAIN」。
テレビでしか見ていないが、あの場に出会えた人は本当に幸せだったと思う。
昔、ビデオに撮って何回と無く見たが、何度見ても完璧のギターデュオだった。たぶんあの演奏は1986年のライブ・アンダー・ザ・スカイだったと思うが、アルもラリーも演奏を心から楽しんでいるように見えた。特に演奏の中盤で、二人がハーモニックスで掛け合いをするところなど、涙ものであった。

その後のライブ・アンダー・ザ・スカイで、渡辺嘉津美ラリー・コリエルの演奏もあったが、太い弦を張ったギターで力強くかつ正確無比なアルのプレイとのコンビネーションとは渡辺嘉津美には悪いが、雲泥の差であった。(曲との相性もあるので、別に渡辺嘉津美が嫌いという訳ではない)

アル・ディメオラは、「Friday Night in San Francisco」というライブアルバムの名盤で、自身のデビューアルバム「Elegant Gypsy」に収録されている「Mediterranean Sundance」を「Elegant Gypsy」と同様にスペインフラメンコギター界の至宝パコ・デルシアとの名演を残している。しかし、僕は先のライブ・アンダー・ザ・スカイでのラリーとの演奏の方がずっとすごかったと思う。たぶん、他にもそう思っている人はいるはずだ。

あの演奏、どこかで手に入れることできないかなー。。。。。

2004.02.21 in 音楽 | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック